The Talos Principleの概要

120以上の謎に挑む一人称視点パズル

深い眠りから目覚めた機械人形の眼前に広がるのは、遺跡が立ち並ぶ神秘的な空間だった。

塵から作られたと告げられるプレイヤーは、創造主“エロヒム”の導きによって広大な庭園に散りばめられたパズルのピースを集めながら主の問いかけに向き合い、機械人形である己の存在を考えていく。

『The Talos Principle』は厳重な警備システムが施された世界の中で、120以上ある複雑な謎を解明していく哲学的なパズルゲームだ。

ジャマーを駆使して警戒網を突破せよ

ギリシャ神話に登場する島を守護する、ダイダロスが作り出した青銅製の自動人形、または機械人形などと呼ばれるオートマタ“タロス”。

本作のタイトルにもなっているTalosが、それとどんな関係があるのかは不明だが、見知らぬ島で目覚めたオートマタであるプレイヤーは、旧約聖書で神の名として用いられるエロヒムと同名のものによる導きによって、パズルのピースを集める使命を受ける。

各所に存在するピースを回収するにはさまざまな装置を操る必要があるのだが、その中でももっとも基本になるのがジャマーを使ったアクションだ。

ゆく手を阻む青い光の壁やレーザー装置のほか、巡回するドローンなどにジャマーを照射しているあいだ無効化することができる。

たとえば、光の壁やドローンなど4つの防壁があるのに対し、ジャマーが3つしかなかったとする。

手前から順に対処した場合、最後のひとつを無効化することができない。

そんなときは、手前にあったジャマーを内側に運び、照射する位置を変えるなどの工夫が必要だ。

ドローンやレーザーの攻撃を受ければ即死亡だが、その都度ステージの入り口からリトライすることができペナルティもないため、自分のページでじっくりこの世界と向き合えるのも本作の魅力だ。

エロヒムはどうして複雑に入り組む世界にプレイヤーを創造したのか。

徐々に明かされる真相に注目しながらパズルを解いていこう!!

ピースを集めて多彩な装置を操る

各地を巡ってパズルのピースを集めると、高所に昇ったりスイッチを起動させるなど多彩な用途を持つキューブや、屈折させた光を使って遠方の装置を稼働させるコネクタをアンロックすることができる。

対象となるピースはロビーから行き来できる番号のふられたステージにあり、個々のパズルを完成させることで攻略の幅が広がっていく。

ロビーには複数のステージがあるが、基本的には番号の若い順に攻略するのがセオリーだ。

また、これら新たな装置が必要なステージに立ち入ると警告音とアイコンで知らせてくれるので、条件を満たしていないときは画面左上に表示されるパズル表を参考に不足しているピースを集めていこう。

さらにゲームを進めていくと、自分の行動を記録＆再生してひとりでは解除できないギミックを操れるようになるレコーダーも登場。もうひとりの自分と行う共同作業はとても不思議な体験だが、うまく噛み合わずイライラすることも多いので、記録するときはできるだけ端的な行動を心がけるといいぞ。

散りばめられた情報源から世界を紐解く

本作の世界観はパズル以上に複雑だが、ステージの各所に存在するQRコードやコンピュータを介して、それを紐解く重要なヒントを得ることができる。

エロヒムが語る断片的な言葉と合わせることで点と点がつながっていくのだが、ときには新たな謎が発生したり、こちらに問いかけられるなんて場面も登場する。

哲学的な問題を突きつけられることの連続でちょっとだけ知恵熱が出そうになるが、物語を理解できずともゲームを存分に楽しむことができるだろう。

どこまでも神秘的で不可解な世界、機械人形のタロスは壮大な冒険の終着点で何を目撃するのか。

120以上あるパズルを通じてその真相にたどり着いてもらいたい!!

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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