Recontact Londonの概要

実写で展開するロンドン事件ファイル

サイバー犯罪部の部長に就任。課せられた仕事は銀行の防犯カメラに写っていた幽霊らしき影の正体を突き止めるという奇妙なものだった。

本記事で紹介する『Recontact London』は、ロンドンの街中に設置されている監視カメラのデータや遺留品などを手がかりに事件を解明していく実写系のアドベンチャーゲーム。

AR（拡張現実）を使った現場の調査やノイズ混じりの映像を解析するといった仕掛けも豊富。監視者の気分でロンドンを隅々まで捜査していこう。

容疑者データを参考に監視カメラを分析

ロンドンのサイバー犯罪対策チームに就任したプレイヤーに託されたのは、銀行の監視カメラに映る幽霊らしきものの影を分析してその正体と目的を暴くことだ。

施錠された夜中の銀行に潜入するその姿から幽霊と呼ばれているが紛れもなくこれは事件である。

本作はステージ攻略型のゲーム設計で、各監視カメラに示されてる数字がそれを表している。

プレイヤーはそれを順番に選択し、指定された特徴に該当する容疑者を映像から特定していく。

監視カメラの映像は状態のいいものばかりとは限らない。

ノイズが酷い場合は画面右のコマンドで除去したり、どうしても容疑者を特定できないときは絞り込むなど、シンプルだが対策チームの雰囲気を味わえるぞ。

メールや動画など遺留品から足跡を辿る

監視カメラの映像分析を進めていくと容疑者や被害者に関係する新たな手がかりを、電子メールやデータファイルというカタチで入手できる。

それを読み解くことで次のステージ、つまり新たな監視カメラ映像に進めるというわけだ。

とくにデータファイルは毎回数が多く、その中から手がかりを分析するのは根気のいる作業。

例えば最初の被害者、世界でも名の知れたファッションデザイナーの場合、彼自身が残した大量の自撮り動画やスナップショットの中から絞り込みをしなければならない。

ロックされたデータファイルを解錠するには5分程度の時間が必要。ゲーム内、もしくは課金アイテムで時間を短縮できるので、待ちきれない場合はそれらを活用しよう。

こちらのプロセスは監視カメラの分析と比べて格段に難易度が高い。

ただし、失敗をくり返すと具体的なヒントが開示されるので、肩のチカラを抜いて気になるファイルをどんどん選んでいこう。

ARを活用したリアルな事件現場の分析

事件を解明するもう1つの手段、それがドローンもしくは自身のスマホのカメラを使ったARによる現場捜査だ。

これはどちらも得られる情報は同じ、自分の遊びたいスタイルで選ぶといい。

例えばドローンでは実際にドローンを操作。それに対して拡張現実の場合はプレイヤーのいる場所が現場が早変わりする。

とくに拡張現実で見る殺害現場の様子は、ゲームとわかっていても緊張感が格段にアップ。

隅々まで歩くには3畳程度の空間が必要だが、自分の家や部屋が事件現場になるというふつうでは体験できないことを叶えてくれるのだから1度は試してもらいたい。

P.N.深津庵
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