『ヴイアライヴ』定点観測-54:改めて配信内容から感じられるメンバーの特色【アイマス日記第316回】

2024-06-09 14:00 投稿

それぞれの特技が垣間見れる配信

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる“アイマス日記”。

『ヴイアライヴ』定点観測では、バーチャルな姿で活動する灯里愛夏さん(以下、愛夏さん)、上水流宇宙さん(以下、宇宙さん)、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん(以下、レトラさん)のライバーアイドルプロジェクト、『ヴイアライヴ』について記録していく。

担当:東響希

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『ヴイアライヴ』では、候補生として活動していたメンバーの配信制限がアイドル準備期間から撤廃され、ほぼ毎日のように配信が行われている。3人の合同配信では協力プレイを行ったり、日程や時間が違っても同じゲームをそれぞれが個人で配信したりと、チーム感が楽しめる内容がある一方、それぞれの個性や特色がみられる配信も興味深い。直近の中から、それぞれのカラーが出ている配信をピックアップしてみよう。

まず、愛夏さんの動画からは先日行われた『アイドルマスター シンデレラガールズ』のユニットツアーライブの福岡公演に関する内容。メンバー3人の中で唯一首都圏以外の地方から上京して来ており、まさに同ライブの開催地である福岡県出身である。愛夏さん自身が、好きな曲に“ピンクチェックスクール”の“ラブレター”を挙げており、シンデレラガールズへの思い入れの強さもアピールしつつ、独断と偏見で地元の名物を紹介。定番のおすすめラーメン店に始まり、もつ鍋やスイーツ、お土産品について解説し、利用者が多いと予想される博多駅や福岡空港近辺の情報が中心となっているあたりも気が利いている。時折混ざる地元の方言も可愛らしい配信だが、食欲をそそられる話題が満載なのでうっかり深夜に見ないよう要注意である。

もうひとつは、福岡県を舞台にした恋愛アドベンチャーゲーム『制服カノジョ』の実況プレイ。こちらでも、ゲーム中に度々登場する地元のネタに対し、いろいろな補足情報を付け加えてくれるのだが、説明もそこそこに可愛らしい美少女キキャラに興奮する様子も。こういった萌えや性癖に刺さるキャラクターに終始メロメロ状態で、非公式ながら“まなおじ”と呼ばれる状態が観られるのでおもしろい。もうひとつ、細かいところではあるがプレイヤーの台詞を読む際に、少し声を低くしてイケメン感が出ているあたりは、愛夏さんの持ち味である表現力も感じられる。

宇宙さんは、特技であるゲームを生かしてさまざまな実況を行っており、ホラーゲームからシューティングゲーム『東方』シリーズのプレイなど幅広い。そんな中で、ゲーム実況中はとくに自他ともに認める声の大きさが発揮される。一人称視点のホラーゲーム『最恐 -青鬼-』や“8番出口ライク”という言葉が生まれたほどの間違い探しゲーム『8番出口』の続編である『8番のりば』の実況プレイなどで興奮したり叫んだりと、臨場感がひしひしと伝わってくる。『最恐 -青鬼-』はくり返し同じような恐怖を体験するため徐々に慣れてくるところはあるが、突如起こるハプニングに絶叫するシーンでは、ゲーム内容と宇宙さんのリアクションのダブルでの驚きが体験できる。『8番のりば』では、恐怖で絶叫しながらも、すぐに何ごともなかったかのように平静なプレイをアピールする様子は、負けず嫌いの宇宙さんらしく可愛らしさも感じられる。

そして、定期的に行われているのが『アイドルマスター』シリーズのさまざまなアイドルのイラストを描いていくお絵描き配信。イラスト制作ソフトのレイヤー機能などを駆使し、下書きから色塗りまでをこなしていく。絵が徐々に出来上がっていく様子を見ているのもおもしろいが、宇宙さんが“プロデューサー”との雑談を楽しみながらの配信で、作業用BGMとしても活用できる。直近では、『アイドルマスター』ブランドとしては初の後輩となる『学園アイドルマスター』の“紫雲清夏”や、自身が所属する“876プロダクション”の先輩・“日高愛”のイラストも描いており、他ブランドの関連商品などでも何かしらの形でコラボしたらよいのではと思う次第である。

レトラさんは、有料限定配信で公開された“如月千早”による空間オーディオのレビュー動画の同時視聴。『学園アイドルマスター』の“月村手毬”によるソロ曲“アイヴイ”がApple Musicの空間オーディオに対応したということで、こちらを“如月千早”が実際に視聴してレビューする内容だ。ただ、この配信の見どころとしては、同時視聴後に改めてレトラさんが空間オーディオ対応曲を聴いたうえでの感想の部分である。自身のデバイスの特性の可能性があると前置きしたうえで、顔の位置によっても音に違いを感じると語りつつ、前後左右に傾けながら音響を確認。また、空間で響かせるサウンドにライブハウスのイメージが湧いたようで「ライブに行きたくなる」と語ると、同意する“プロデューサー”も多くいた。さらに、『学マス』の楽曲についても語っており、自身が好きな作曲家が参加していることや、歌ってみたい楽曲として“月村手毬”のもうひとつのソロ曲“Luna say maybe”を挙げている。

もうひとつは、犬好きのレトラさんらしいアクションゲーム『DORONKO WANKO』の実況配信である。こちらは、プレイヤーがいたずら好きなポメラニアンとなって、引っ越してきたばかり新居をとにかく泥まみれにするというなんともユニークなゲームである。レトラさんは、犬耳に首輪をつけた可愛らしい姿で登場し、自身が操作するポメラニアンに「可愛い!」と何度もくり返しながら、終始笑顔を見せている。ゲーム中に登場するユニークなギミックに爆笑したり、プレイ中にも膝の上にいるという自身の愛犬のエピソードについても語ってくれたり、聞いているだけででこちらも楽しくなってくる配信内容だ。ちなみに、レトラさんについては、今後配信予定の企画の中で個人的に注目している内容もあるので、また別の機会に触れていきたい。

今回、いくつかの配信をピックアップしてみたが、配信制限がなくなったことで、特色を生かしたある種の自己PRをする機会がさらに増えたのではと感じられる。これまでは時間の都合で実現しなかったであろう企画も果敢にチャレンジできるようにもなるため、まだ見ぬメンバーの新たな魅力が発揮される場面もあるだろう。冒頭にも話したように、配信の頻度も増えたことでさらに幅が広がっていく配信内容が楽しみである。

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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