【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#108】操作性&視認性に若干の差!アニメーションADV『フォーゴットン・アン』
2024-03-03 13:00 投稿
プレイするアニメーション
スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第108回。
今回扱うのは、アニメーションで描かれるスクロールアドベンチャー『フォーゴットン・アン』。
比較に使用したのはiOS版とPS4版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。
【価格】
iOS:無料
Android:無料
※どちらも序盤のみプレイ可能。本編は1500円(税込)。
PS4:3035円(税込)
スイッチ:2980円(税込)
XBOX:2980円(税込)
PC(Steam):2200円(税込)
※それぞれ無料体験版アリ
『フォーゴットン・アン』とは
・デンマーク産のアニメーションアドベンチャー
・アニマと呼ばれるエネルギーを使ったパズルを解きながら進む
・ライフの概念やゲームオーバーの要素はない
スマホ版と他機種版の違い
・スマホ版は他機種版の約半額
・タッチ操作は一部左右と上下が化けるものの、大きな問題はない
・一部の通路やゲーム内メモのテキストなどはスマホ版だとやや見えにくい
忘れられたモノが行き着く世界
『フォーゴットン・アン』は、忘れ去られた物は行き着く世界を舞台にしたアドベンチャーゲーム。
アニメーションと足場を乗り継ぐプラットフォームアクション気味のアドベンチャーとで展開する物語を楽しむ作品だ。
本作の舞台となるフォゴットンランドには、その名の通り人々に忘れ去られた古いおもちゃや片っぽの靴下などが行き着き、フォゴットリングと呼ばれる存在として暮らしている。
主人公のアンは師匠のボンクとともにこの世界の秩序を守るものとして暮らしているが、物ではなく人間である彼女がどうしてこの世界にいるのか、などは謎に包まれたまま物語はスタート。
とある事件の調査をきっかけに、さまざまな謎が明らかになっていくという流れだ。
ゲームとしてはシンプルな2Dアクション+パズルといった内容になっており、そのなかでも鍵を握るのが本作の世界で重要なエネルギーとなるアニマの存在。
アニマは電気などのエネルギーのようなもので、とある装置から抜き出して別の装置を起動するのに使ったりする。
場面によってはフォゴットリングたちからアニマを奪うか奪わないかの選択をする場面もあり、その選択によって物語は変化していく。
移動は左右のみだけでなく、階段やハシゴを使って上下や奥、手前への移動が発生することもある。
通れる場所やアクセス可能なポイントが強調されるわけではないため、よく見ないと見落とす道やパッと見ではわかりにくいギミックもあるが、独特な世界観のなかで歯ごたえのある謎解きが楽しめる作品だ。
操作性と視認性に若干の差はあるがスマホ版は安価
本作はスマホ版と他機種版とでゲーム内容に差はないが、スマホ版は後発ということもあってか、他機種版の約半額と安くなっている。
上下移動などが有効な場所で左右の操作と上下の操作が互いに暴発することはあるが、全体としてそこまで不便になるということもない。
他機種版ではウィング(大ジャンプ)の使用がボタンを押し続けるのに対しスマホ版はオン/オフ切り換え形式になっているなど、細かな部分でも調整が加えられている。
また、本作は画面をよく見て道やギミックを探す必要があるため、画面サイズの面で言えばモニターでプレイできる他機種版のほうが遊びやすい印象だ。
多数登場するフォゴットリングたちも画面内でのサイズはそこまで大きくないので、大画面でプレイしたほうがどのような物なのかがわかりやすく、楽しみやすいだろう。
値段面ではスマホ版、遊びやすさと見やすさは他機種版
値段面で明確な差がある本作だが、操作性や視認性でやや譲るものがあるとはいえ、スマホ版でもそこまで問題なく楽しめるはずだ。
左右の移動が上下に化ける、画面サイズによって通路がやや見つけづらい、といった部分が気になる人は他機種版で、そこが問題なければスマホ版でプレイするといいだろう。
スマホ版は序盤を無料でプレイでき、他機種版も無料体験版が配信されているので、まずはいずれかで試しにプレイしてみるといい。
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