【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#107】スマホ版は他機種版の約半額!実写ミステリADV『春ゆきてレトロチカ』

2024-02-25 13:00 投稿

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春ゆきてレトロチカ

実写ドラマを遊ぶ

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第107回。

今回扱うのは、実写映像を使って展開する推理アドベンチャー『春ゆきてレトロチカ』。

比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:3000円(税込)
Android:3000円(税込)
PS4:7480円(税込)
スイッチ:7480円(税込)
PC(Steam):7480円(税込)

『春ゆきてレトロチカ』とは
・実写映像で展開するミステリアドベンチャー
・物語中に提示される謎と手掛かりを結び付け、仮説を立てることで真相に迫る
・2022年、1972年、1922年を舞台にした事件が展開

スマホ版と他機種版の違い
・ゲーム本編の内容は同様ながらにスマホ版は約半額
・キャストインタビューのDLCについては他機種版のみ配信
・スマホ版は章ごとのダウンロードに対応しており、容量をやりくりしやすい

謎と手掛かりを結び付け、立てた仮説で真実を暴く

『春ゆきてレトロチカ』は、永遠の命をめぐるさまざまな事件に直面する推理アドベンチャーゲーム。

ほぼ全編実写映像を使って展開するのが特徴で、桜庭ななみ、平岡祐太、松本若菜、真飛聖、深水元基、横山めぐみ、池内万作、佐野岳、筒井真理子、榎木孝明といった豪華キャスト陣がさまざまな役柄を演じるという点でも注目だ。

物語は、桜庭ななみ演じるミステリ小説家の河々見(かがみ)はるかが、桜の木の下で見つかった白骨死体の正体究明、そして“不死の果実”の捜索という依頼を受けるところから始まる。

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▲基本的な会話は動画で再生されていくので、ドラマを見るのに近い感覚で楽しめる。

会話部分は基本的に動画を眺めることとなるが、もちろん会話のなかでは選択肢も登場。

選んだ内容によって実写映像内のセリフが変化し、場面や選択肢によってはシリアスな空気から一転してコミカルな演技が見られることもあるのがユニークなところ。

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ゲームは複数の章で構成されており、各章では事件発生までの問題編、主人公が思考空間のなかで謎と手掛かりを組み合わせて仮説を立てる推理編、仮説を元に事件の真相を暴き出し犯人を突き止める解決編の3つに分けて展開していく。

問題編のなかでは事件解決の手掛かりが各人物の発言などから浮かび上がるので、プレイヤーはそれを逐次回収していくことになる(回収漏れがあっても推理編で自動回収されるので、とくに意識しなくても問題ない)。

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▲手掛かりとなる言葉はセリフとは別に浮かび上がる。

推理編に進むと、主人公が考えを整理する思考空間で謎と手掛かりを結びつけていくことになる。

思考空間では物語内で提示された謎が六角形のマスに配置されており、そこに対応する手掛かりを当てていく。

謎に対応した手掛かりを割り当てられれば、謎に対する仮説が生まれていく。ただし、生まれる仮設が事実とは限らず、場合によっては呪いの力で殺人が起きた、といったぶっ飛んだ仮説が生まれることもある。

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▲各場面で登場した手掛かりを、画面左側に赤く示される謎のまわりに配置する。マスに描かれた模様をヒントにすることも可能だ。

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▲仮説によっては3Dモデルを使った描写も登場。

推理編で仮説を組み上げたら、いよいよ解決編での真相解明だ。

ここで組み上げた仮説を提示していき、それが正しければ真犯人を言い当てることができる。

ただし間違った仮説を選ぶと一発アウトで推理編からやり直しとなるため、最後の最後まで気は抜けない(推理編で当てはめた手掛かりの状況は保存される)。

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▲仮説を立てれば立てるほど間違った選択肢も増えていくので、謎と手掛かりを結びつけることが必ずしも有利に働くとは限らない。

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▲事件解決後にはミスした回数などに応じて評価が下される(モザイクは編集によるもの)。

本作の舞台となるのは2022年だが、作中では本の物語を追体験、というテイで100年前や50年前を舞台にした事件も解決していくことになる。

同じキャストがさまざまな役柄を演じるところも注目のポイントなので、気になる出演者がいればドラマや映画を見る気分で楽しめるだろう。

スマホ版は安価だがDLCは他機種版のみ

本作は操作部分がシンプルなぶん、スマホ版と他機種版とで操作性に大きな差はない。

選択肢をタップするか、ボタンを長押しするか、推理編でのドラッグ操作をタッチで行うかカーソルで行うか、といった違いはあるものの、プレイ感覚はほぼ同様だ。

一方で大きく異なるのは値段設定。スマホ版は3000円(税込)、他機種版は7480円(税込)と倍以上の差があり、スマホ版がかなり安価となっている。

本作は映像がメインになっていることもあり全体容量は約15ギガとかなりのサイズだが、スマホ版については章ごとのダウンロードが可能になっており、容量のやりくりもしやすいよう工夫されている。

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他機種版のみにある要素となるのが、体験版とDLCの配信だ。DLC『春ゆきてレトロチカ Behind the Scenes』ではキャスト陣へのインタビュー映像を見ることができる。

また、PC版については映像を高解像度にアップグレードできるDLCも配信されている。

キャストインタビューなしでよければスマホ版がオススメ!

本作はスマホ版がかなり安くなっており、セールタイミングによっては他機種版も同程度になることもあるが、基本的には手軽に楽しめるスマホ版がオススメだ。

また、プレイ中は基本的にどこでもセーブができるので、移動時間にドラマを見る感覚で楽しみやすいというのもスマホと親和性が高いと言える。

本編については機種間で違いがないものの、キャストインタビューのDLCについては公式HP内でスマホ版での配信予定がないと明言されている。

基本的にはスマホ版がオススメだが、インタビュー映像が見たい人は他機種版を選ぶといいだろう。

⇒【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?】バックナンバーはこちら

春ゆきてレトロチカ

対応機種iOS/Android
価格3000円[税込]
このゲームの詳細を見る
ジャンルアドベンチャー
メーカースクウェア・エニックス
公式サイトhttps://www.jp.square-enix.com/retrotica/
公式Twitterhttps://twitter.com/retrotica_PR
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