『ヴイアライヴ』定点観測-46：公式レッスン最後のテーマは“アイドル”！デビューに向けてアイドルの真髄を学ぶ【アイマス日記第300回】

振付師にしてリアルアイドルプロデューサーによるアイドル指南

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる“アイマス日記”。

『ヴイアライヴ』定点観測では、バーチャルな姿で活動するアイドル候補生・灯里愛夏さん（以下、愛夏さん）、上水流宇宙さん（以下、宇宙さん）、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん（以下、レトラさん）を、真のアイドルに育て上げるプロジェクト『ヴイアライヴ』について記録していく。

担当：東響希

『ヴイアライヴ』では、アイドル候補生たちのデビューに向けたスキルアップとして、毎月テーマを設けて1ヵ月をかけて挑戦していく企画が行われている。3月末のデビュー最終審査を前にして、2月の公式レッスンのテーマは“アイドル”。今月が最後の公式レッスンということで、最終回に相応しいテーマと言えるだろう。

今回、特別講師兼審査員として出演したのは槙田紗子さん。槙田さんは、アイドルグループ“PASSPO☆”のメンバーとして活躍していたことがあり、同グループの振り付けや演出をしていた経験がある。その後も振付師としてだけでなく、アイドルフェスのプロデュースなどマルチに活動を展開しており、現在ではアイドル“Hey!Mommy!”のプロデューサーとしても活躍。そして、この公式レッスンの初回の特別講師・“FRUITS ZIPPER”の楽曲“わたしの一番かわいいところ”の振付も担当しており、『ヴイアライヴ』とも縁があるゲストである。そして、MCはお馴染みのお笑いコンビ・土佐兄弟が担当してくれているが、今回を含め残り2回と言うことで少々寂しさも湧いてくる。

講義では、これまでの槙田さんの経歴を紹介しつつ、まずは専門分野ともいえるダンスについてレクチャー。ひとつめは楽曲を分析し、どのようなメッセージ性があるかなどを読み取りダンスに対する理解力を深めること。ふたつめとして、ダンスを正確に踊り統一感が出るようにすること。これらを踏まえたうえで、しっかりとダンスを自分のものにして表現していくことが重要だと語る。

MCの有輝さんが、個人的にこれまで見たことのある中でダンスが完璧だったアイドルについて尋ねると、槙田さんは歌手、モデル、女優として活躍する鈴木愛理さんを挙げる。その完璧ぶりを語っていると、愛夏さんが興奮したように「ホントに凄いんですよね！」とその活躍ぶりに賛同し、オタク全開の反応だ。そんなふたりのやり取りを聞いていた有輝さんが、鈴木さんとイベントでいっしょになったことがあるとマウントを取ると、すかさず槙田さんがそのイベントにスタッフで参加していたと自慢げに語り、マウント合戦が勃発。その様子を見ていた“プロデューサー”からは、多くの爆笑コメントが集まった。

ダンスに関する質問が候補生それぞれから挙がったが、レトラさんはダンス歴が短いため、正確に踊ることを意識すると動きが硬くなってしまうと言及。その中で、個性を出すためにはどうすればいいかと尋ねる。これに対し、槙田さんは動きに強弱をつけてニュアンスを変えてみたり、違和感のない範囲で顔の角度や表情をアレンジしてみると良いとアドバイス。

続いては、アイドルの経験がある槙田さんからアイドルに必要なことをレクチャー。ひとつめとして、ファンの目線になって、どのようなことをしてもらえたらうれしいかを考えること。ふたつめに、先月の土佐兄弟もレクチャーをした自己プロデュース力を挙げており、客観的視点を持ってアイドルとしての自分を作り上げていくことが大切だと語る。

ここで、今度は卓也さんが「槙田さんが思うアイドルとは？」とかなり深い質問。これに対しては、「なくても生きていけるけど、あって欲しいもの」だと説く。アイドルは非日常的な体験をファンに提供する存在で、皆に元気になって欲しいという気持ち活動をしているはずだと言及。自分たちがステージに立つことで夢を与える存在がアイドルなのではと、熱い思いを語ってくれた。

同じように皆を笑顔にしたいという気持ちで活動をしている愛夏さんだが、この先ネガティブな意見にぶつかったときに落ち込んでしまうようなことがないかと不安を吐露。対処法について質問すると、槙田さんは自分が特殊であるということを前置きしつつ、それは注目されているが故の意見だと感謝の気持ちを持っていたという。また、つねに元気と笑顔を振りまいているより、時折不安でもがんばりたいという気持ちを見せることは、ファンにとってもうれしいところなのではと語る。槙田さんの意見に賛同するように、コメント欄にも候補生たちに向けた多くの応援の声が集まった。

そして、いよいよ公式レッスン最後の課題が発表される。今回は“アイドルパフォーマンスをキワめろ!!”と題して、“FRUITS ZIPPER”の楽曲“わたしの一番かわいいところ”のパフォーマンスに挑戦。具体的には、1コーラスでダンスと歌を披露し、イントロと間奏には自分が考えたオリジナルの振付を入れる必要がある。さらに、マンスリークイーン受賞者のご褒美が槙田さん監修による“わたしの一番かわいいところ”のフルバージョン踊ってみた動画の制作であることを事前に発表。ご褒美を先に開示することで、候補生たちのモチベーションアップを図ったようだ。

候補生たちが目指す“アイドル”について改めて考えることになった公式レッスンは、2月の課題だけに限らず3月のラストライブに向けた心構えを学ぶ内容でもあった。3人がパフォーマンス力が向上を目指すことで、ラストライブやその先のステージの完成度がさらに高くなると思うので、しっかりと活動を見守っていきたい。

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