【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#98】スマホ版はコントローラー非対応だが安価。名作RPGのフルリメイク『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』

2023-12-17 13:00 投稿

シリーズ最新作も発表!

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第98回。

今回扱うのは、スーパーファミコンの名作RPGをフルリメイクした『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』。

比較に使用したのはiOS版とPS4版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:3500円(税込)
Android:3500円(税込)
PS4:6578円(税込)
ニンテンドースイッチ:6578円(税込)
PC(Steam):6578円(税込)

 

『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』とは
・スーファミの名作RPGをフルリメイク
・6人のキャラから主人公と仲間ふたりを自由に選択
・クラスチェンジやアビリティ選択による自由な成長

スマホ版と他機種版の違い
・スマホ版はタッチ操作にのみ対応、操作性に優れるのは他機種版
・画面のアスペクト比もあり、スマホ版はやや画面が狭く見える
・スマホ版は他機種版に比べて安価

あの冒険を3Dで再び!

『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』は、スーパーファミコン向けに発売されたRPG『聖剣伝説3』のフルリメイク作品。

6人のキャラクターから主人公とその仲間になるキャラ2名を選択でき、選んだ主人公によって物語が一部変化するのが特徴的だ。

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▲キャラクター選択や組み合わせに制限はなく、最初から自由に選ぶことができる。

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▲主人公にしたキャラクターを軸に、旅のなかで選択した仲間が加わっていく。仲間の過去をじっくり見るか簡略化するかは選択可能だ。

原作は俯瞰視点で進む2DアクションRPGだったが、リメイク版では3人称視点に変化し、戦闘も強弱の攻撃とジャンプ、回避アクションを使うアクション性の高いものになっている。

敵に攻撃を当てるなどしてSPを溜めれば必殺技を撃つこともでき、アクションRPGとしての爽快感も増している。

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▲画面左に移動用のバーチャルパッド、右側に各種アクションやショートカット用のボタンと定番の構成。

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▲敵が技を出す際には効果範囲が赤く示される。

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▲必殺技使用時には専用の演出も入る。

戦闘を通してキャラクターのレベルが上がると育成ポイントが手に入り、これを自由に配分することでアビリティも習得可能。

本作ではキャラクターの性能が大きく変化するクラスチェンジの要素もあり、ゲームを進めるなかで各キャラクターをカスタマイズしていけるのも特徴のひとつだ。

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▲育成ポイントを割り振ることで伸ばす能力や習得するアビリティを自由に選べる。一部のアビリティは1キャラが覚えれば別のキャラも装備可能となる。

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▲クラスは光と闇に分かれており、クラスチェンジは複数回行えるため、同じキャラでも選択次第で性能が変化する。

名作RPGのリメイクとあって、RPGに求められる物語やバトル、キャラクター性に成長といった要素はしっかりと網羅されている本作。

ゲーム開始時に難度が選択できるほか、その後もオプションから自由に難度は変更できるので、アクションが苦手な人でも気軽に楽しめるだろう。

最大の違いは操作性

本作はスマホ版と他機種版とでゲーム内容に差はないが、スマホ版は他機種版に比べて安価だ。

反面、スマホ版は物理コントローラに対応しておらず、完全にタッチ操作専用となっている。

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▲操作設定からバーチャルパッドのサイズは変更できるものの、ボタン配置などは変更できない。他機種版はキーコンフィグも変更可能。

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▲画面右側にある必殺技やアイテムのショートカットメニューはタッチすると展開され、そのままアイコンの方向にスワイプすることで選択する。

タッチ操作でも基本的な動きは問題ないが、画面をタッチしてカメラを動かす際にショートカットメニューが暴発したりその逆が起きたりと、ときおりタッチならではの不便さが見えることもある。

また、移動用のバーチャルパッドについては左下に固定するスタイルとタッチした場所に現れる追従型とがあるが、追従型は扉を開けようとタップした際に移動用の操作パッドが出てきてしまうなど、操作性に難がある部分もある。

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▲扉を開けるアイコンをタップしようとするとバーチャルパッドが出現。追従型は使うとしてもダンジョン探索や戦闘に集中するときに切り換える程度だろう。

操作性は若干劣る部分が見られるスマホ版だが、他機種版にはないオートバトルとオートターゲットが実装されている。

オートバトルでもある程度は戦えるので、レベリングを手軽に行いやすいのはメリットと言えるだろう。

また、スマホ版はゲーム開始時からレベル17までの取得経験値が増えるラビのアクセサリとラビリオンのアクセサリを所持しており、これも手軽に遊びやすくなる要素のひとつだ。

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▲経験値アップの効果だけでなくパラメーターも伸びるので、レベル18以降も役に立つ。

操作性以外の部分では、スマホ版は画質を低・中・高の3つから選ぶことができ、端末やバッテリーの消費に合わせて調整できる。

プレイしていて顕著に感じられたのは、スマホ版と他機種版とでは画面のアスペクト比が異なる部分だ。

スマホでプレイすると画面の縦幅が狭くなるため、他機種版と比べて見通しが若干悪くなるように感じられた。

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▲1枚目がスマホ版、2枚目がPS4版。縦幅が広いと視界の奥行きも変わってくる。

そのほか、スマホ版はクラウドセーブに対応しているため外ではスマホ、家ではタブレットといった遊びかたが可能。

他機種版については無料体験版が配信されているので、試しにプレイすることもできる。

手軽に懐かしむならスマホもアリ

アクションRPGにおいて重要な操作性の面において、オススメするのは他機種版だ。

一方でスマホ版はクラウドセーブに対応していることやオートバトルの実装、そして値段が安いということもあり手軽に触れやすいのがポイントだ。

リメイクにあたり一部のボスは難度が下がっていることもあり、手軽に懐かしみたい人はスマホ版を選ぶのもアリだろう。

他機種版でのプレイ環境がある人は、まず無料体験版を遊んでみるといい。

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