【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#92】スマホ版は時間制限なしで体験プレイ可能!サバイバルホラーアクション『バイオハザード ヴィレッジ』

2023-11-05 13:00 投稿

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バイオハザード ヴィレッジ

スマホで『バイオ』、実際どうなのか

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第92回。

今回扱うのは、シリーズ10作目にあたるサバイバルホラーアクションの『バイオハザード ヴィレッジ』。

比較に使用したのはiOS版とPS5版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:無料
※序盤だけ無料プレイ可能

ニンテンドースイッチ:4990円(税込)
PS4:4990円(税込)
Xbox:4990円(税込)
PC(Steam):4990円(税込)
※それぞれ無料体験版アリ

 

『バイオハザード ヴィレッジ』とは
・不気味な村での探索と銃器を使った戦闘を行うサバイバルホラーアクション
・シリーズ恒例の謎解き要素も登場
・素材からのアイテム生成や銃のカスタマイズなども可能

スマホ版と他機種版の違い
・三人称視点が試せる体験版やZバージョンの配信は他機種版のみ
・スマホ版はカスタマイズ可能なタッチ操作とコントローラ操作に対応
・スマホ版は複数のイベントシーンで音ズレを確認

邪悪と狂気に満ちる村へようこそ

『バイオハザード ヴィレッジ』は、長年続く『バイオハザード』シリーズの10作目となるサバイバルホラーアクションゲーム。

前作『バイオハザード7 レジデント イービル』から3年後を舞台としており、主人公のイーサン・ウィンターズも引き続き登場する。

物語的にも続きものになっているが、ゲーム起動時に前作の簡単な振り返りを行うこともできるので、大まかな流れを把握することは可能だ。

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▲イーサンが振り返るかたちで前作のストーリーをなぞっていく。

本作は一人称視点で進む3Dアクションとなっており、とあるきっかけで迷い込んだ村を探索しながら、イーサンが自分の娘を救い出すべく銃火器を駆使して敵と戦っていくことになる。

ストーリーの冒頭から一気に謎が展開していく不気味さ、薄暗い村や館の不穏さ、そして襲い掛かる敵の怖さとさまざまなホラー要素が押し寄せてくる作品だ。

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▲薄暗い空間をイーサン視点で進むためどこに何があるかわからない怖さがある。
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▲敵となるライカンたちとの戦いもなかなかにスリリング。

シリーズには定番の謎解き要素も用意されており、探索しながらヒントやアイテムを集め、パズルめいた仕掛けを解きながら進む楽しさもある。

少しゲームを進めればショップの役割を果たすキャラクターも登場し、各種アイテムの購入や銃器の強化なども行うことができ、戦力を整えて戦うアクション部分も堪能できる。

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▲単に鍵を集めるのではなく石板をはめ込み正確な位置に来るよう調整するなど、シリーズ恒例の謎に満ちた仕掛けも多数登場。

スマホは無料体験に時間制限なし、ただし懸念点も

PS5などの現行機で登場したゲームがiPhoneやiPadなど(一部の機種)でプレイ可能になったことで話題を呼んだ本作。

スマホ版はアプリ自体は無料で配信されており、他機種版で体験版として配信されていたオープニングから村に入ってしばらくの序盤をプレイすることが可能だ。

他機種版の体験版には時間制限が設けられていたが、スマホ版ではその制限が撤廃されており、体験版の範囲であれば自由にプレイできる。

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▲ゲーム本編やDLCは追加で購入可能。本編は定価4990円だが11月20日まではセール価格となっている。

他機種版ではDLC“Winter’s Expansion”の要素を含んだゴールドエディションの体験版が配信されており、こちらではスマホ版で体験可能な範囲から少し先のパートがプレイできるほか、三人称視点モードを試すことも可能だ。

また、PS4/PS5版やXbox版などにはオンライン専用対戦ゲームの『バイオハザード RE:バース』も付属しているが、スマホ版ではこちらの配信は行われていない。

なお、欠損表現などがあるZバージョンについては本稿執筆時点では他機種版のみでの配信となっている。

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▲画像はPS5版。三人称視点ではゲームの雰囲気もまた変わってくる。

操作に関してはスマホ版でもコントローラ操作が推奨となっているが、タッチ操作にも対応しているためコントローラを接続しなくともプレイは可能だ。

コントローラ操作が前提となっているぶんタッチ操作では動きにくく感じる部分もあるが、難易度を下げるなどの部分で調整を行えば極端にプレイしにくいというほどではない。

コントロールに使うボタンの配置や大きさ、濃度などのカスタマイズができ、カスタマイズのセットを複数用意して自由に切り換えることも可能なので、慣れればスムーズにプレイすることもできそうだ。

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▲こちらが初期状態のタッチUI。右上のリストで5つまでカスタマイズを保存できる。
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▲ボタンの濃度を20%まで下げると画面のジャマにもならず、視認もしやすい。ボタン配置や大きさはプレイしながら最適解を探すといいだろう。

また、スマホ版は操作関連だけでなくグラフィック設定についても解像度やフレームレート、レンダリング方式など多くの項目で調整できる。

オプション画面ないで画面の変化も確認できるほか、使用グラフィックスメモリなども確認できるので、こちらも触りながら好みの設定を探ることになる。

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▲設定画面のプレビュー部分を拡大したもの。イメージクオリティの項目を0.5にしたもの(1枚目)と2まで上げたもの(2枚目)で木々の描写に変化が見られる。

今回の比較にあたってはiPhone15 Pro Maxの512GBモデルを使用し、画面解像度は最高の2796×12990、フレームレートは可変、MetalFX Upscalingの項目は速度重視にしてプレイを行った。

発熱に関しては持っていられないほどではないが、熱くなっているのがしっかりと確認できる程度、バッテリー消費は1時間ほどのプレイで約10%消費と、それなりの速度だ。

発熱やバッテリー消費については昨今のタイトルと比べて極端に目立つほどではなかったが、気になったのは音ズレが発生する部分。

ある程度の長さがあるイベントでは音声の再生が画面や字幕よりも早くなってしまい、一部のシーンでは悲鳴が聞こえてから数秒後に該当シーンが流れるというケースも見られた。

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▲プレイ部分ではフレームレートが気になることはなかったが、大量のライカンに囲まれるイベントシーンではFPSの低下も確認できた。
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▲キャラクター同士の会話が長めに展開するシーンで音声が先行する現象は無料体験可能な範囲だけでも複数確認できた。

基本的には他機種版がオススメ

比較部分の最後で挙げたように、スマホ版はイベントシーンで大きな音ズレが発生するのが最大の問題と言える。

初見プレイやストーリー重視で楽しみたい人にとっては見逃せない点であり、画面サイズなどを考慮してもオススメは他機種版だ。

ただしスマホ版はクラウド機能によってiPhoneとiPadでセーブデータを共有できるため、外ではiPhone、家ではiPadといった遊び分けをしたい場合、あるいはすでにストーリーを把握しており少し違った感覚で遊びたい、といった場合にはスマホ版を選ぶのもアリだろう。

対応端末は限られるものの無料で試すことはできるので、気になった人はまずダウンロードして遊んでみよう。

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バイオハザード ヴィレッジ

対応機種iOS
価格4990円[税込](アプリ内課金あり)
このゲームの詳細を見る
メーカーカプコン
公式サイトhttps://www.capcom-games.com/apple/ja-jp/
配信日配信中
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