『逆転オセロニア』いちこ(お泊まりスクープ)/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE215】
2024-07-13 19:00
2023-10-14 19:00 投稿
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逆転オセロニア
ドーモ、世界のザキヤマです。今年もついに始まりましたね、“オセロニアンの戦”が!(以下、“戦”)
先日10月9日の北海道を皮切りに、他地区の予選〜決勝まですべて取材していく予定なので、もしエンカウントしたらよろしくお願いします。
というわけで今回は、“戦”予選の体験談をご紹介。ほぼ日記ですが、今年のトレンドや空気感など、何かしらご参考になれば幸いです。
▼北海道予選の準決勝〜決勝リポートはコチラ
僕は“戦”をはじめとしたオフラインの予選大会は、初回会場に選手として参加させていただくことが恒例となっています。
できるだけ初回会場をお願いする理由は、2回目以降の会場に出てしまった場合、デッキ傾向などの情報や、場慣れで緊張感が薄れる点からフェアじゃないからですね。
あくまで目的はイベント取材であり壇上ではないので、「会場の温度感を肌で感じて記事に活かしつつ、皆さんとの対戦を満喫しよう」といった次第です。
これを踏まえたうえで「どういったデッキで戦う?」となった際、もっとも優先すべきは「楽しんで善戦できるかどうか」に集約されます。
なお北海道予選では、リアンツィールデッキは神入りが多い傾向にあったようです。僕のデッキが魔単なのは、単純にエンリルにリンクが付いているからですね。
この条件もあってか、そもそも闘化エンリル自体が平時からそこまで見るキャラクターではありません。ただコンボのベノムヒールを終盤で絡められると体感的には相当強く、とくにATK調整したものは「コンボがつながるにせよ、A罠なら許容できる」という読みを覆して逆転できたりもします。ハマった際の楽しさもあって、お気に入りキャラの1体です。
そんな調整エンリルですが他のA罠を含めATK1275まで底上げし、ちょっとだけ与ダメージを増しています。エンリル本人のHPをできるだけ盛りたいという事情もありました。
これを思いついたのが“戦”の2日前くらい。ほろ酔い気分の晩酌時に勢い任せ、かつ下調べもしていなかったので「そもそもATK1275のテーブルに乗せられるか」すら謎でしたが、結果的にはうまくハマってよかったです。
会場で参加者の方達とお話していると、「ギルガメッシュリーダーが多そう」という噂。たしかに“戦”コロシアムでもそこそこ見かけましたし、今回のルールでは採用上位に食い込んでおかしくなさそうです。
ただ僕の場合はそんなことはなく、対戦した方々のデッキは完全にバラバラでした。
【相手の使用デッキのリーダー】
1戦目:納涼メフィスト
2戦目:正月蘭陵王
3戦目:ジュレ
4戦目:マニア
5戦目:ほのか
6戦目:リアンツィール
7戦目:ギルガメッシュ
8戦目:アレス
しかし北海道予選を優勝したツッキー選手はまったく違う回答で、「自分も含め、対戦した人の半分くらいはリアンツィール(神入り)」とのこと。
ただ僕は始めのほうで2連敗しているので、レートは低め。ツッキー選手との比較になりますが、神入りリアンツィールは「レート高めなプレイヤーが採用しがち」なのかもしれません。
とは言え、これはあくまで北海道予選の話。人気デッキは会場が後になるにつれ収束していく傾向にありますが、「予選でアベレージを稼げるデッキ」がありつつも、それに対するメタも当然存在します。このあたりは読み次第なので、今後どうなるか要注目ですね。
最終的な結果は4勝4敗。去年の北海道予選も同じ結果でしたが、1回だけ不戦勝の試合があったので、今年のほうが善戦できたとも言えますね。
ここからはメンタル的な体験談ですが、2連敗した時点からリアルで胃が痛くなってきました(笑)。
ポジションとしてはあくまで記者なので、勝敗は取材に差し支えありません。正確に言えば万が一……いえ、億が一で壇上に行けた場合「だれに全国決勝のリポートをお願いしよう」といった懸念は生まれますが、“戦”の壇上ハードルがそんな甘いものでないことは、毎年取材していればイヤでもわかります。
そのうえで「仮に全敗した状態で記事を書いても、信憑性も何もないのでは……?」と一瞬でも頭によぎった瞬間、ふだん感じないような胃痛がキリキリと……!
たしかに折角の北海道だからと、空港到着と同時にラーメンを啜りました。夜にはお気に入りの店にてジンギスカンで白米をパクつきつつサッポロクラシック生(北海道限定。めちゃくちゃ美味い!!)で流し込み、さらに〆のラーメンで腹10分目。翌朝にまたもラーメンと全力で満喫しましたが、食べ過ぎで感じるタイプではない胃痛でした。
僕の場合は事情が特殊なので参考にならないと思いますが、これを抜きにしても“戦”予選の空気って本当に独特なんですよ。
対戦数が重なるとちょっとだけ会場が暖まってくるものの、ピリついた空気感は変わらず。それだけ皆さん真面目にやっているからなのですが、とにかく雰囲気に呑まれると、ふだんやらないミスにもつながりがちです。
スタンスとして「楽しむ」ことを重視しているうえ、こうした大会の参加数だけは多い僕でもこうなるのですから、とくに初参加の場合は相当に神経を削られることが予想されます。とりあえず来年以降は、大真面目に胃薬を持参しようと思いました。
続けてはお役立ち情報ですが、回線切断について。これに関してはだれが悪いわけではなく、運が悪かったとお互い諦めるしかないのですが、事前に「あり得るかもしれない」と構えておいたほうがよいです。もし起こってしまった場合はスクショを撮影して、すぐスタッフさんに報告しましょう。
そして詳しい仕組みは不明ですが、“戦”予選の参加中は回線切断が起こってタスキルした場合、AI対戦なしにすぐの復帰が可能でした。
※タスキルするかどうかは、くれぐれもスタッフさんの判断を仰いでください!
そこからもう一度対戦を申し込むことになるのですが、タスキルした時点で設定が切れてしまうのか、使用デッキがルール上使う必要がある“シーズン専用”から“基本デッキ”に戻ってしまうことがあったんですよね。
スタッフさんから注意喚起はいただけますが、ここをしくじるとシャレにならないので「回線切断は起こり得る」、「起こった際は使用デッキも再チェック」は心がけておいたほうがよさそうです。
今回の北海道予選は8戦。5戦目で休憩が一旦挟まりましたが、この時点では1勝しかできていない状況。
おもしろさ優先なので当然の結果ではあり、ここに至るまで調整エンリル使用時に、お相手が声に出さずとも「えっ……!?」みたいな反応はいただけたので目的は概ね達成されていました。
とは言え勝てなさすぎて胃がシクシクしていたので、リフレッシュをかねて喫煙所に。
リアイベ常連さんと「勝率どうですか?」、「1勝だけですね」、「もうちょい勝ってると思いました」、「おもしろ重視なので(虚勢)」みたいなやり取りの最中、一瞬だけ「調整エンリルのネタバラししてもいいかなあ」という考えがよぎったわけです。
ただ、その場には何名かいらっしゃったのですが、残り試合で当たる可能性は当然あるわけで。話して盛り上がりたくはあったものの、詳細はグっと堪えました。
そして迎えた6戦目のお相手。あれっ……さっき喫煙所でいっしょだった方ですよね!? あ……あっぶねええ! 言わなくて本当によかった!
調整罠を扱うようなデッキは、タネが割れるとおもしろさが半減します。そのうえで同ATKの罠を含んでいるので相手からすると判別できないのですが、そもそも「何かしら仕込んでいるよ」というネタ自体はバラしてしまっているので、意図せずして情報戦みたいになってしまったなと……。
ただ対戦後にお話したところ、「ネタが割れてたら違うデッキ使いました(笑)」との回答をいただいたので、ちょっとだけ救われています。
ちなみにお相手も魔が大好きとのことで、お話も非常に盛り上がることに。読み合いもさることながら、同好の士も見つかって満足度120%。対戦ありがとうございました!
ちなみに“戦”は勝ち進められるに越したことはないのですが、何と言っても壇上の試合が漏れなくおもしろいです。
長いこと“戦”を見てきた結論ですが、実力だけでなく運も絡むゲーム性において壇上に登れるプレイヤーたちは、何かしらを「持っている」人が非常に多いんですよね。
それはプレイスキルはもちろん、考え方やスタンス、心の持ちようだったりするのですが、いずれにしても何かしら人より抜けた要素があるとは感じています。そうしたプレイヤー同士の対戦を見るにつけ「なんかこう、得したな……」という満足感を毎回覚えていますね。
以上、北海道予選のお話でした。リアル対面ゆえの濃密な体験ができるので、これから出場する方は存分にお楽しみください!
またリアイベ初という人も、ここから友だちの輪が広がるケースが非常に多いこともあり、残り会場がムリなく行ける範囲であればぜひご応募をオススメしたいです。それではまた!
【“世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s ”のまとめはこちら】
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