『Ingress』3年越し神戸決戦!! 大規模位置情報ゲームバトルを支える両陣営の取り組みと現場リポート

2023-09-27 19:00 投稿

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Ingress Prime(イングレス プライム)

幻を現実にかえた神戸アノマリー

先日ローンチされた『モンスターハンターNow』や根強い人気の『ポケモンGO』が話題になるたび、“俺が先”とプレイヤーが凸りだすNianticの位置情報ゲームを支える基盤たる『Ingress』にて、2023年9月16日(土)に神戸を舞台としたバトルイベント・アノマリーが開催された。

世界各地でふたつの陣営がスコアを競い、その総数に応じてゲーム内のストーリーが動く大規模リアルイベントの集大成。

国内外から各陣営のエージェントが集い、激しい戦いがくり広げられた。

ローンチから11年目、成熟しきったバトルイベントの間口を広げるため各陣営が取り組んでいる試みを中心に、アノマリーという文化の今後について考えていく。

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■深みが増す:もうひとつの神戸アノマリー

ふたつの壁を取り除く窓口

『Ingress』というゲームを象徴するコンテンツのひとつ、両陣営が指定されたエリアで戦うリエルイベント“アノマリー”は現在、バトルビーコンという機能を使ったポータルの争奪戦とシャードと呼ばれるものをゴールに導く戦いで構成されている。

全盛期の複雑だった仕組みを極力排除し、可視化することで以前よりも戦況を把握しやすくなった

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一方で全盛期の雰囲気だけを知る非エージェントにとっては“小難しそう”というイメージが根強く、現在身を引いている元エージェントからも“いまの仕組みがわからない”といったん距離を置かれてしまう。

そんなときに提案したいのが各陣営が設けている“陣営窓口”だ。

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各陣営ともに新規や復帰者、地域コミュニティに属していないエージェントを積極的に勧誘。アノマリーに向けてSNS上で呼びかけを行い、当日最寄りの地域に受付会場を設けてアテンドを行っている。

戦うだけのアイテムはあるだろうか、バトルビーコンの仕組みをあまり理解できていなけど大丈夫だろうか。

いろいろ不安があっても興味が少しでもあるならバッチリオッケー。

どちらの窓口もご新規大歓迎、当日もたくさんのエージェントが代わる代わる訪れていたので安心してほしい。

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興味のある戦いを選んでみよう

深津が今回お世話になったのは単身で現地参加したエージェントを取りまとめるコミュニティ。

陣営窓口で共有してもらった集合場所で全体の流れを確認した後、バトルビーコンをメインに戦うチームに振り分けられた。

シャードはフットワークの軽いエージェントが最適、あまり走り回れない深津にとっては特定のエリアを担当するバトルビーコン戦のほうが身体的に丁度いい。

個人的にはそういった点も最近のアノマリーが参加しやすくなった大きなポイントだ。

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序盤は日陰から手の届くポータルで攻防に参加。

自分なりに見える範囲の展開も把握でき、合間を縫って撮影をする余裕もあった。

それがどうだ、気づいたらスキャナに各陣営のシャードゴールがふたつずつ出現。

「予想よりも近い!」

「ゴールもすぐそこじゃん」

各方面からポータル間を結ぶリンクが飛び交い、日陰で戦っていたエージェントたちが散開していく。

 

アノマリー、始まりました。

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シャードを保有するポータルとゴールをリンクで結び導くことで加点

奪われれば失点となるシンプルなルールだけど、ゴールできないよう壁となるリンクを引いたり、飛んでいく選択肢を増やして翻弄したりと、数手先まで考えるシャード戦は戦略的で奥が深い。

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日陰でのんびりできると甘ったれていた深津も気づけばシャード戦に関わる攻防に加勢、あっちこっちと駆け回る。

以前から薄々感じてはいたのだけどアノマリーはeスポーツなんじゃないかと思うのだ。

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10年で終わらないコンテンツ作り

『Ingress』も今年で11年目、ちょっと伝わりにくいかもしれないけど、スマホアプリ『パズドラ』や『にゃんこ大戦争』などと同級生。ユーザーの平均年齢も上がり、一定の指示を受けつつも新規層を取り込むのが難しくなっていく世代だ。

とくに『Ingress』のイベント系はプレイヤー同士が面と向かってやり取りをする機会も多く身構えてしまう。

そのハードルを下げるひとつの試みが、アノマリーに先駆け開かれる各陣営の窓口というわけだ。

また、最近では各陣営が地域ごとのコミュニティをまとめたサイトをシェア、各々新規&復帰者に呼びかけている。

【エンライテンド日本全国コミュニティ】

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【レジスタンス日本全国コミュニティ】

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なお、開発チームによれば新規ユーザーを増やすための施策を検討中。チュートリアルを含む新たな機能の開発に取り組んでいるという。

10年で終わらないコンテンツにするにはどうするべきか、その答えはもうすでに出ていて対処すべき問題点も明確だ。

あとはそれが実現できるかどうか。

これはNianticだけの課題でなく、我々エージェントの立ち振舞にもかかっている。

もしも、各陣営のコミュニティをチェックするのも不安だというのであれば、深津が陣営問わず“この人に託せば大丈夫”と思えるエージェントに繋ぐのでいつでも声をかけてほしい!!

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P.N.深津庵
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Ingress Prime(イングレス プライム)

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルその他
メーカーナイアンティック
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