『ヴイアライヴ』定点観測-27:初めての案件配信はまさかの世界的なバイクレース!【アイマス日記第272回】

2023-09-22 09:00 投稿

候補生たちがモータースポーツを学びながら紹介

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』をお届け。

『ヴイアライヴ』定点観測では、バーチャルな姿で活動するアイドル候補生・灯里愛夏さん(以下、愛夏さん)、上水流宇宙さん(以下、宇宙さん)、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん(以下、レトラさん)を、真のアイドルに育て上げるプロジェクト『ヴイアライヴ』について記録していく。

担当:東響希

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『ヴイアライヴ』では、プロジェクト初となる外部の広報案件の配信を行った。『アイドルマスター』では、これまでも各ブランドと企業がタイアップしたり、宣伝やアンバサダーとしてアイドルたちが広報を引き受けるいわゆる営業のお仕事を行っている。実際にホームページでも現在進行形で企業への問い合わせ窓口が用意されており、企業のカラーやプロジェクトなどにマッチしたアイドルに広報を依頼できる。

こういった案件配信はVtuber業界的にもかなり普及している活動だ。それこそ『アイドルマスター』ブランドのアプリゲームタイトルをVtuberやストリーマーに実況プレイしてもらうということもあった。多くのフォロワーから新規ユーザーの獲得を狙うわけだ。そして、今回は『ヴイアライヴ』の候補生たちが広報の仕事を行うこととなった。

候補生たちが担当するのは、なんと世界最高峰のバイクレース・MotoGP。当然のことながら、候補生たちが触れてきたことのない世界で、3人の中で博識な宇宙さんも名前を聞いたことがある程度だという。そんな中で、バイクレース初心者の候補生たちがMotoGPを一から学びつつ紹介していくという内容になる。視聴している“プロデューサー”の中には、実際にレースを見たことがあるというコメントもあったが、大半が知らないという状況となっており、今回はそういったモータースポーツに触れていない新規層を取り込むことが目的だろう。

そのため、そもそもMotoGPはどういったレースなのかという基礎の部分から、レースにはどういった魅力があるのか、観ていくうえで注目する点などを宣伝担当の上野さんからレクチャーされる。

その後は、参加条件やMotoGPと下のクラスであるMoto2、Moto3の日本人レーサーの出場メンバーがどれくらいいるかといった質問へ。また、ポイント制によって通年での成績が争われることから、どういった勝敗ルールやポイント割り振りになっているのかなど、より細かい説明も行われた。日本とブラジルのハーフであるレトラさんが、ブラジル出身の選手がいるかを訪ねると、イタリア人とブラジル人のハーフの選手が紹介され、「私といっしょだ!」とテンションアップ。

さらに、ここからは9月29日~10月1日にかけて、日本で開催予定のMotoGPのレースに関する話題へ。優勝候補となっている選手の紹介から現在のポイント状況と、どのような盛り上がりを見せているか、また日本の若手注目選手や日本人で唯一MotoGPクラスで活躍する選手もピックアップ。モーターレースの楽しみかたのひとつとして、推しの選手を中心にレース展開を追うという見方が紹介されていたが、注目選手の紹介は初心者にとってありがたい情報だ。

続いては、候補生から質問。今回のレースが行われるサーキットに併設されたレジャーリゾート・モビリティリゾートもてぎに関する紹介やレースを観戦するための方法、レトラさんはまさかのレーサーの年収についても質問。過去にいちばん稼いでいたレーサーは年間で推定70億以上ということで、候補生はもちろん“プロデューサー”たちからも驚きのコメントで埋め尽くされる。そのほかにも、レーサーになる選手は何歳ぐらいからバイクに乗っているのか、レースチームで働く人の人数、レーサーのトレーニングの内容やロードマップ、また実際のコースの見どころなどさまざまな質問が行われた。

ここからは、これまで教えてもらったことを踏まえて豪華賞品をかけたクイズコーナーが行われる。正解数が増えるたびに“プロデューサー”がもらえる賞品がランクアップしていくシステムで、全問正解すると候補生3人へのモビリティリゾートもてぎの招待券がプレゼントされるということで、気合を入れて挑んだ。しかし、残念ながら最後の問題は不正解となってしまい、リゾートでの休養はゲットならず。その後、今回のレース観戦のために企画されたキャンペーンなどの告知情報が行われ、広報活動が完了した。初めての案件配信だったが、上野さんからも高評価のコメントをもらいパーフェクトな営業となった。

メタ的な話をしてしまえば、『アイドルマスター』のアイドルは声優が演じている二重構造があるために、役を演じながらの生配信は余程の対応力か、収録形式の動画でなければかなり難しい。しかもそれが『アイドルマスター』のコンテンツ企画ではなく、外部の営業のお仕事となればなおさらだ(それも対応できてしまうキャストがいるのがすごいところではあるが…)。一方、候補生たちはキャラクターではなく本人なわけで、そのまま対応できる点がメリットだ。こういった経験を積むことで、アイドルとなった時の営業活動にも生きてくると思うので、今後も候補生への案件依頼が積極的に行われることを期待したい。

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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