『ヴイアライヴ』定点観測-25:自己分析を深め、さらに成長する候補生たち【アイマス日記第270回】

2023-09-16 10:00 投稿

三者三様で自身の今後の活動について向き合う

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』をお届け。

『ヴイアライヴ』定点観測では、バーチャルな姿で活動するアイドル候補生・灯里愛夏さん(以下、愛夏さん)、上水流宇宙さん(以下、宇宙さん)、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん(以下、レトラさん)を、真のアイドルに育て上げるプロジェクト『ヴイアライヴ』について記録していく。

担当:東響希

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アイドル候補生プロジェクト『ヴイアライヴ』は、活動半年を迎えてこれまでの経験のまとめとして、月末の公式配信でそれぞれが10分間の自由パフォーマンスを行う課題が発表されている。そのために、エンターテイナーとは何かについて学んだ候補生3人。課題はもちろん、今後どのようにして活動を行っていくか、それぞれが改めて自己分析を行った。見ている側も考えさせられる、深い配信となっているのでそれぞれ振り返ってみよう。

愛夏さんは、これまでの活動の中で本当に後悔がないと言えるほどやり切れていたか、自分自身の配信に対する姿勢を振り返る。これまでは何かにチャレンジしてもうまくいかないことばかりに目が行ってしまい、ひたすら後悔して落ち込むばかりだったと反省。さらに、誰にも嫌われたくないという恐怖心から、突き抜けた配信ができなくなっており、その結果、不完全燃焼だったことを悟ったようだ。公式配信の中で自分がやりたいことに全力でやり抜くこと、誰かに嫌われるかもしれないけど、誰かに刺さる配信をすること、そして自分の個性を大切にすることを再確認する。

そのために、自分が持っている欠点や短所を長所に転換する発想の転換を行う。例えば、ネガティブ=慎重で危機管理能力が高く謙虚と、プラスに転換していくわけだ。そんな中、視聴者である“プロデューサー”から、失敗したことも「いまのうちダメージが少ないうちででよかった」という発想のヒントをもらっていた。経験が少ないことも伸びしろがあると前向きに捉え、表現したいこと、表現力に対する“好き”のエネルギーを力に変えていきたいと力強い言葉で語った。そのほかにも、言葉に敏感で傷つきやすい一面もあるが、アイドルになるうえでポジティブに生かせるのではとして、“プロデューサー”の感受性が豊かな証拠だとアドバイスされると笑顔になり、もっと自分を好きになって認めてあげたいと前向きな姿勢を見せた。

レトラさんは、同じく公式配信を振り返りつつ、MBTI診断という性格診断テストを自己分析の材料にしていく。結果は、世界的に見てもかなり人口の少ない、しかも女性だとさらに少ないという、いわゆる天才肌のような結果が出た。似たような正確の有名人として、ハリウッド俳優や有名映画の主人公も列挙される。「いくつか違うところもあると思う」と結果に納得していなかったものの、自分の周りにいる友人はかなり寛大な人か、自分よりぶっ飛んでるかどちらかで、人よりちょっとズレてるほうなのは当たっていると語る。芸術肌、クリエイター的なところもあるようで、芸能関係との親和性が高いことも伺える。

これらの結果を見ながら自分の長所を挙げつつ、短所の部分をどうポジティブに変えていくかを“プロデューサー”と相談しながら自己分析を続けた。そのうえで改めて課題のパフォーマンスをどうするかという話になると、「私は、やっぱり歌が好き。そのためにここにいる」と、まずは歌を盛り込むことを即決。“プロデューサー”からは楽器などを提案されるものの、少なくとも歌に合いそうな楽器はできないとボツになり、最終的には自分なりの演出を盛り込んだ歌と何かプラスαして10分間を盛り上げることにした。

宇宙さんは、ほかのメンバーと違い、講師陣の中から教わったトピックの中から、自分の考えかたにいちばん近いものを取り入れ、好きなことを思い切ってやり抜くということを重視しているようだ。宇宙さんだけは10年ほど芸能活動をしているということで、レクチャーされたことも取り入れつつ、自分のこれまでの経験も生かしていくスタイルだ。そこで、まずは自分らしさ、好きなこと、得意なことを“プロデューサー”の意見を聞きながら列挙していく。

ある程度、自分のパーソナリティが再確認できたうえで、今度は“プロデューサー”に向けて“アイドルが好きな理由”や宇宙さんを応援する理由について質問。アイドルに限った話ではないが、好きなことに没頭する理由を改めて考えなおすことで、好きなことの本質を見出そうとする。“プロデューサー”が宇宙さんを応援する理由については、真面目さや秘めた熱さなど性格面から、声の良さやイラストが上手いなどスキル面についてのコメントも見られた。宇宙さん自身は、アイドルになりたい理由を分析し、最初はただの憧れだったが、目標に向かっていく中で楽しいと思えるようになったからだと語る。ただ、ひとりよりは本気で好きなことをいっしょにできる人と何かを成し遂げることが好きで、そういった気持ちでアイドルを目指していると再確認。その好きなことを共有したいからこそ、配信ができるアイドルを目標に“プロデューサー”といっしょに楽しみたいと語った。課題のパフォーマンスについては、やはり歌はやりたいとしながらも、6月の課題で行ったプレゼンが失敗したので、これを取り入れるのもありかもとある程度の方向性が決まった。

自己分析ということで活動半年を経て学んだことやアイドルに対する思いを再確認しながら、自分にどのようなことができるかを考える真剣な配信となった。自分の短所やネガティブな部分も見つめなおし、マイナスな面を吐露する場面では“プロデューサー”たちからも励ましのコメントで溢れ、いつにも増して熱い配信になったように思う。後半の公式配信向けて決意を新たにする姿には、大きな成長の可能性が感じられる内容だった。

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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