『シャニマス』×『推しの子』はイベントだけでなく育成まで楽しめる歴史的コラボ【アイマス日記第255回】

2023-07-15 09:00 投稿

今後の2次元アイドルコンテンツにも影響を与えるであろうコラボ

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』をお届け。

担当:東響希

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『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(以下、『シャニマス』)では、『推しの子』とのコラボが開催中だ。『推しの子』は、人気メディアミックス作品『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』などで人気を博す赤坂アカさん原作で、『クズの本懐』の横槍メンゴさんが作画を担当するアイドルをテーマとした漫画作品。2023年4月~6月にはテレビアニメが放映され人気がさらに急上昇し、2期の制作も決定している。また、人気アーティスト・YOASOBIが担当した主題歌『アイドル』は7月7日時点でストリーミング累計再生数3億回を突破するなど、広く認知されたムーブメントになっている。

『シャニマス』とのコラボでは、同作に登場するアイドルユニット“B小町”のメンバー、“ルビー”、“有馬かな”、“MEMちょ”の3名が期間限定イベントで登場。“B小町”はTVアニメと同じ声優陣が参加し、ガッツリとオリジナルストーリーが楽しめる内容となっている。過去にも『アイドルマスター』ブランドではさまざまな作品とのコラボがあり、ときにはゲーム内にキャラクターが登場することはあった。しかし、今回の『推しの子』とのコラボは、これまでのようなコミュで絡む程度のものではなく、“B小町”のメンバーである“ルビー”と“有馬かな”をプロデュース対象にして育成できるのだ。すでに“ルビー”が限定ガシャにて登場中で、7月20日から“有馬かな”が追加される。ちなみに3人目のメンバーである“MEMちょ”に関してはイベント報酬で手に入るサポートアイドルとなっている。

イベントストーリーでは、“B小町”と同じく3人で活動するユニット“ストレイライト”がバラエティ企画で対決するという内容。3つの対決企画で1対1のタイマン勝負を行う展開となっているが、それぞれの得意分野や性格、設定などが上手く盛り込まれ、さまざまな掛け合いで楽しませてくれる。

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今回のコラボについては、『アイドルマスター』シリーズの歴史的な視点で見ても、かなり重要なポイントだ。例えば、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』と『アイドルマスター ミリオンライブ!シアターデイズ』のコラボでは、イベントエピソードやそれぞれのコミュが楽しめる。ただ、育成要素としてはレッスンでのレベル上げと信愛度の向上で、正直アイテムでもMAXにできるため、育成しているという感覚はそこまで強くない。

一方で『シャニマス』は他の『アイドルマスター』ブランドと比べると、個別のストーリー部分が重視されている。オーディションやアドベンチャーパートでひとりひとりのアイドルがしっかり掘り下げられ、家庭用『アイドルマスター』シリーズに近いやり応えだ。そして、今回のコラボでも他の“283プロダクション”アイドルと同様のボリュームが用意されている。つまり、『推しの子』の原作やアニメでは見られないここだけの外伝を濃厚なボイス付きストーリーで楽しめるわけだ。

そして、今回のような試みが行われたことで、『シャニマス』においては「コラボした際には、オリジナルの育成ゲームが楽しめる」という前例が作られたことになる。もし今後、他の『アイドルマスター』ブランドとのコラボがあれば、『シャニマス』で既存のアイドルのパーソナリティが深堀される可能性も出てくる。それ以外にも、またアイドルを題材にした作品が世に出てきたときにコラボするという展開も期待できるわけで、『シャニマス』の無限の可能性を示してくれた歴史的なイベントだと言えるかもしれない。

©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

THE IDOLM@STER™& ©Bandai Namco Entertainment Inc.

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