『ヴイアライヴ』定点観測-12：初めての歌枠は『電音部』とのコラボ！【アイマス日記第251回】

ソロ歌唱で候補生たちの個性がより楽しめる

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』をお届け。
担当：東響希

これまで、各自の個性的な企画や毎月の課されるテーマに沿ったライブ配信を行ってきた『ヴイアライヴ』だが、初めての歌枠が行われた。歌枠はVライバーが行う配信の中では、かなりポピュラーな内容で、カラオケ音源に合わせてライバー自身が生歌を披露するというもの。今回は、同じバンダイナムコエンターテインメントが展開する音楽プロジェクト『電音部』とのコラボで、候補生3名がそれぞれ同コンテンツの楽曲を生歌披露。1時間ごと、計3時間のリレー形式で行われることとなった。

トップバッターを飾ったのは上水流宇宙さん（以下、宇宙さん）だ。歌ってみた動画や普段の配信と同じような落ち着いた歌声が印象的で、前半はしっとり系の楽曲がラインナップ。『アイドルマスター』楽曲クリエイターとしても人気が高い井上拓さんの楽曲も組まれており、宇宙さん自身が好きなクリエイターとしてかなり熱望したとのこと。MCでも、その思い入れを語っており、“プロデューサー”からも多くの賛同コメントが送られる。後半ではノリノリの楽曲も披露されたが、全体的にミドルテンポのクールなクラブサウンドで楽しめる内容だった。

【セットリスト】
01.Mani Mani
02.MIDNIGHT TOWN
03.ペトリコールを渡って
04.トアルトワ
05.good night baby
06.pop enemy

2番手は、灯里愛夏さん（以下、愛夏さん）。こちらは、ポップでオシャレな楽曲が数多く並んでおり、愛夏さんの可愛らしい歌声にもしっかりマッチ。普段の配信で見せるちょっとポンコツで抜けてるところも可愛らしいが、歌唱ではアイドルを目指す正統派ヒロインという雰囲気をたっぷり堪能できる。愛夏さんは、福岡出身で東京のシティガールに憧れていると度々配信でも語っているが、今回のパフォーマンスは間違いなくオシャレなシティガール感が満載。『電音部』のハラジュクエリア・神宮前参道學園の楽曲がラインナップされているが、かつてリアルに原宿に訪れた際に、そのオシャレな雰囲気に圧倒されすぐに帰ったエピソードがあり、今回は原宿へのリベンジも果たされた形だ。リハーサルでは、緊張で歌詞や音程が飛んでしまったこともあり、無事に完走できたことに、泣きながら喜ぶ姿には多くの称賛コメントが送られた。

【セットリスト】
01.Favorite Days
02.ミルキータイムライン
03.Princess Memeism
04.Future
05.Blank Paper
06.Shining Lights

ラストを飾るのは、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん（以下、レトラさん）だ。プロジェクトに参加する前にはバンドのボーカルを経験したと語っており、歌ってみた動画でもとくにその歌唱力は頭ひとつ出ていたが、今回も高いパフォーマンスを見せてくれた。恐らくバンド時代にもMC経験があるのだろうか、あまり緊張していないようでコール＆レスポンスの指導もバッチリ。歌が好きなだけあって、初めての歌枠ができたことで、いつも以上にテンションが上がっている様子だ。楽曲は、コミカルで可愛いものから、オシャレでクールなナンバーまで、さまざまなジャンルを網羅。歌唱難易度の高い楽曲も見事に歌いこなし、候補生と言う肩書がかすむ程のプロ並みのパフォーマンスを見せ、驚きと興奮のコメントが溢れかえった。

【セットリスト】
01.アイドル Break All
02.JUNGLE WAHHOI
03.Eat Sleep Dance
04.Love me harder
05.CHAMPION GIRL
06.Haiiro no kokoro

アイドルの要素のひとつである歌の部分について、これまでは歌ってみた動画だけでしか見ることができなかったが、改めて候補生たちのポテンシャルが感じられた歌枠企画。それぞれの個性がたっぷり詰まったパフォーマンスが楽しめる内容だった。

また、今回は『電音部』の楽曲カバーとなった訳だが、以前『アイドルマスター』プロジェクトを統括する波多野公士氏のインタビューで触れていた、他コンテンツとのコラボについても実現した形だ。これを機に、『アイドルマスター』以外のさまざまなコンテンツを取り扱った展開にも期待したい。

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