『アイドルマスター』AIにいろいろ聞いてみるとカオスな回答が…【アイマス日記第218回】
2023-03-11 09:00 投稿
まだまだ発展途上だが、事務員AIの登場に夢を馳せる
バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』をお届け。
担当:東響希
昨今、ChatGPTに代表されるAIの会話型検索エンジンが話題なっているが、せっかくなので『アイドルマスター』関連の質問をしてみてどのような回答が返ってくるのか実験してみることにした。使用したのは、検索エンジン“Bing”のAIチャットと会話型AI“ChatGPT”。いろいろ質問してみていくつかユニークな回答があったので紹介しよう。最初は、“Bing”から。
まず「アイドルの個性や魅力について教えてください。」と投げてみる。ある程度は合っているのが、思わず「違う!」とつっこみたくなるものもあった。
菊地真:おっとりとした雰囲気のお姉さん。実は元ヤンキーで、時々口調が荒くなる。
星井美希:自称「世界で一番かわいいアイドル」。自信満々でナルシストな性格だが、根は優しい。
我那覇響:沖縄出身の元気なアイドル。方言や琉球舞踊を取り入れたパフォーマンスが特徴。
四条貴音:高飛車でプライドの高いお嬢様系アイドル。しかし、本当は寂しがり屋で甘えん坊。
“菊地真”がいきなり、元ヤンキーというトンデモ設定が追加されている。おっとりとした雰囲気のお姉さんは“三浦あずさ”の情報が混じっているのだろうか。“星井美希”の自称「世界で一番かわいいアイドル」は、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の“輿水幸子”が混じってしまっている。“我那覇響”の方言や琉球舞踊を取り入れたパフォーマンスは、それっぽいが聞いたことがない設定だ。“四条貴音”に至っては“水瀬伊織”と融合している状態だ。
『アイドルマスター シャイニーカラーズ』のユニットについて質問してみると、以下のような返答が…。
イルミネーションスターズ:華やかさと輝きをテーマにしたユニット。メンバーは芹沢あさひ(リーダー)、黛冬優子、有栖川夏葉。
ラピスリライト:魔法少女をテーマにしたユニット。メンバーは小宮果穂(リーダー)、田中摩美々、白石紬、桑山千雪。
アルストロメリア:大人っぽさと色気をテーマにしたユニット。メンバーは八宮めぐる(リーダー)、市川雛菜、杜野凛世。
ノクチュールシュガレット:ダークネスとロックをテーマにしたユニット。メンバーは久川颯(リーダー)、■■■、柊志乃。
“イルミネーションスターズ”と“アルストロメリア”は違うメンバーが選択されており、その他のユニット名は『アイドルマスター』シリーズでは聞いたことがないうえに、他のブランドのアイドルが混じっている状態。■で伏せているところには、『アイドルマスター』とは全く関係ない作品のキャラクターが混じっており、カオスな回答になった。
Bingの場合は、質問に対する回答の後にAI側から選択式の質問が返ってくるのもおもしろい。
続いては“ChatGPT”で行った質問に対するユニークな回答だ。「おすすめのアイドルは誰ですか?」と質問してみた際、“如月千早”、“星井美希”、“天海春香”、“島村卯月”のほかに“高垣楓”を紹介されたのだが…。
高垣楓(たかがき かえで):『ミリオンライブ!』に登場するアイドルで、落ち着いた雰囲気や、時には意外な一面を見せるクールな性格が魅力です。プロデュースすると、頑張り屋な一面や自分を持っている姿勢が光ります。
性格面の紹介文はおおむね間違っていないのだが、『ミリオンライブ!』のアイドルとしてカテゴリされてしまっている。この辺りの情報の精度はまだまだのようだ。
そして、「アイドルマスターシリーズでセクシーなアイドルと言えば誰ですか?」と聞いてみた際の結果は、かなり違和感のあるものだった。
高槻やよい:「THE IDOLM@STER」シリーズの代表的なアイドルの一人で、幼く可愛らしい外見に反して、大人っぽい魅力を持っています。
水瀬伊織:「THE IDOLM@STER」シリーズに登場するアイドルの一人で、セクシーな衣装やダンスでファンを魅了します。
水谷絵理:「THE IDOLM@STER Cinderella Girls」に登場するアイドルで、セクシーで大人っぽい魅力を持っています。
島村卯月:「THE IDOLM@STER Cinderella Girls」に登場するアイドルの一人で、セクシーな衣装やダンスで注目を集めます。
最初にセクシーとは真逆のイメージの“高槻やよい”が挙げられている時点で、「なんで?!」と思わずつっこんでしまった。その他に挙げられているアイドルも、セクシーよりはキュートな面が強いメンバーだ。また、“水谷絵里”については確かにソシャゲ版『アイドルマスター シンデレラガールズ』にも登場しているが、厳密には『アイドルマスター ディアリースターズ』のメンバーが適切だろう。
最後に、AIに“765プロダクション”の企業紹介文を作ってもらってみた。
「当社は、アイドルを育成するための事務所として、多くのアイドルたちを輩出してきました。私たちは、アイドルたちが夢を追いかけ、活躍するための最良の環境を提供することを使命としています。アイドルたちは、それぞれ個性豊かで、独自の魅力を持っています。彼女たちが世界中の多くの人々に愛されることは、私たちにとって誇りです。
私たちは、アイドルが成長するために、多くのスタッフやファンが協力することを大切にしています。そして、常に新しいアイドルや新しいプロジェクトを生み出し、世界中にアイドルの魅力を伝えることを目指しています。
私たちの願いは、アイドルたちが世界中の多くの人々に笑顔と感動を届けることです。今後も、私たちは全力でアイドルたちをサポートし、彼女たちの夢を実現させるために、精一杯取り組んでまいります。」
これに関しては定型文っぽいが、なかなかいいものが出来上がった。このように質問するだけでなく、支持して文章を作ることもできるので工夫次第でおもしろい遊びができそうだ。
個人的にだが、将来的には『アイドルマスター』のポータルサイトでコンテンツに関する質問にチャットで応えてくれる“音無小鳥”や“千川ちひろ”など事務員やアシスタントのモデルを使ったAIでより世界観をリアルに感じられるツールが導入されると盛り上がるのではないだろうかと感じた。
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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