【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#45】スマホ版では自動戦闘機能が追加!やり込み系シミュレーションRPG『ディスガイア4』

2022-12-04 13:00 投稿

超絶やり込みゲーのナンバリング第4作!

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第45回。

今回扱うのは、桁違いのやり込みが楽しめるシミュレーションRPGシリーズの『ディスガイア4 Return』(以下、『ディスガイア4』)。

比較に使用したのはiOS版とPS4版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:月額980円(税込)
Android:月額980円(税込)
※日本一ソフトウェアのサブスクリプションサービスに対応

プレイステーション4:5748円(税込)
ニンテンドースイッチ:5478円(税込)

 

『ディスガイア4』とは
・レベル9999は当たり前のやり込み系シミュレーションRPG
・多彩なキャラクリエイトや育成要素があり、バトル面もユニークなシステムが豊富
・やり込みなしでも歯応えのある難度が楽しめる

スマホ版と他機種版の違い
・スマホ版はサブスク対象なので短期間で遊ぶならお得
・スマホ版には自動戦闘や演出の8倍速、拠点での各種施設呼び出し機能が追加
・戦闘中や各種メニューの操作性については他機種版に軍配が上がる

触りやすくもクセのあるシミュレーションRPG

『ディスガイア4』は、レベル9999やダメージ1兆超えなど、ケタ違いのやり込みが売りの『ディスガイア』シリーズの4作目となる作品。

マス目で区切られたマップのなかでユニットを動かすクラシックなシミュレーションRPGながら、戦闘や育成にユニークなシステムが導入されており、やり込みをするかどうかに関係なく楽しめる。

今作では吸血鬼・ヴァルバトーゼが、魔界の上層部“魔界政腐”に戦いを挑む世直しストーリーが展開する。

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▲シリーズ恒例の遊び心乱れ撃ちなセリフ回しが序盤から多数登場。全体的に雰囲気は明るいが、もちろんギャグに終始するわけではない。

戦闘はターン制となっており、味方ユニットを移動させ、通常攻撃や武器、キャラクターごとの特技、魔法などを使って敵と戦うことになる。

魔物が戦闘中に武器に変形する“魔チェンジ”や魔物同士が合体して巨大化する“怒ッキング”などのユニークなシステムも登場し、触りやすさはありつつもほかのシミュレーションRPGとは一風変わった戦闘が楽しめる。

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▲キャラクターたちが動き回る戦闘中の演出も『ディスガイア』シリーズの見どころ。

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▲仲間は多数存在するキャラクターから自由にクリエイトでき、ゲームを進めることで作成可能なキャラも増えていく。

シリーズ恒例の、キャラクターを持ち上げて投げるシステムももちろん登場。移動を中心に戦略が大きく変わるシステムなので、シリーズに触れたことがない人にはかなり新鮮に感じられるだろう。

また、同じくシリーズおなじみの、色で分けられた地形(ジオパネル)に特殊な効果を持つジオブロックが乗ることで、同じ色のパネル全体に効果が発生するジオエフェクトも特徴的。

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▲ジオパネル上でジオブロックを壊すとパネルの色が変化する、同じ色のブロックにくっつくように投げると破壊できる、などパズル的な要素もある。

戦闘の準備などを行う拠点では、魔界の地図にキャラや強化効果を持つシンボルを配置して強化効果を発生させる“戦挙事務所”や議員たちにワイロを送って各種システム解放などの議題を可決させる“議会”など、こちらもユニークなシステムが満載だ。

自動生成マップでの連続戦闘に挑むことでアイテムやキャラクターの能力を引き上げられる“アイテム界W”、“キャラ界”などの要素もあり、遊び込める要素が豊富に用意されている。

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やり込みなどの通り寄り道をせずにプレイした場合はほどよく苦戦させられる難度となっており、シンプルにシミュレーションRPGを楽しみたい場合にもうってつけの作品だ。

スマホ版はサブスク形式&戦闘が追加

『ディスガイア4』のスマホ版と他機種版でもっとも異なるのは、その販売形態だ。

スマホ版は日本一ソフトウェアのゲームや楽曲が自由に楽しめるサブスクリプションサービス“ゲームバラエティーUnlimited”での配信となっており、月額980円(税込)で遊ぶことができる。

他機種版はダウンロード販売の定価が5478円(税込)となっており、5ヵ月程度で遊び尽くすならサブスクで楽しんだほうが値段はお得だ。

【“ゲームバラエティーUnlimited”対応タイトル一覧はこちら】

また、スマホ版では追加機能として自動戦闘機能が追加されている。

味方を巻き込んで攻撃を行うなど大味な部分はあるので、つねに戦闘を任せたり敵の配置などを利用して効率的なレベル上げを狙るものではな、プレイの楽しみを奪うことはない。

単純な動きをするとは言え余裕のある戦闘なら放置でもクリアーでき、自動周回機能もあるのでシンプルなレベリングなどは楽に進めることができる。

また、アイテム界では自動戦闘における優先度を設定することもできるので、序盤の階層を手早く走り抜ける際などには便利だ。

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▲殲滅優先、アイテム強化ゲート優先などの行動方針や、アイテム強化できるイノセントを優先して倒すかなどの設定が行える。

他機種版では戦闘中の演出を4倍速まで加速させることができるが、スマホ版では8倍速までの設定が可能。

自動戦闘と合わせれば、ささっとクリアーしたいステージをかなりのスピードで処理することができる。

なお、他機種版ではボタンを押しているあいだだけ演出を倍速化させることができるが、スマホ版では倍速に設定するとつねに倍速モードとなる。

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▲移動の高速化や各種演出カットなども設定しておけば、8倍速の自動戦闘はかなり速く進む。

気になるのは操作性だが、タップ操作ではキャラが密集している場合に狙ったキャラを選びにくかったり、コントローラ操作に比べてテンポが遅くなりがちだ。

スマホ版もコントローラ操作に対応しているが、マップ上でカーソルを動かす際はスティック、キャラ選択後のコマンド選択では方向キーを使う仕様になっている。

慣れればそこまで問題はないが、スティックや方向キーだけで操作できる他機種版に比べると、ややクセのある操作性になっていると言える。

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▲スマホ版ではキャラを選択していない場合、方向キーは画面上部や右側にあるカメラ操作や自動戦闘などのボタンを選択するのに使用するので、カーソル移動はスティックでのみ行う。

戦闘中や各種メニューでのカーソル操作については他機種版に軍配が上がるが、スマホ版で便利になった部分もある。

スマホ版では拠点で利用する各施設を一覧からボタンで呼び出すことができ、拠点内の移動を省略することが可能だ。

本作では拠点をエディットして各施設用のキャラクターを自由に配置することもでき、他機種版でも不自由することはないが、どこからでも施設にアクセスできる機能はシンプルに便利だ。

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▲一覧を表示してアイコンをタップすれば各種機能を呼び出せる。

お得に遊ぶかガッツリやり込むか

『ディスガイア4』はスマホ版と他機種版とで、販売形態と操作性が大きく異なる。

スマホ版は操作性にややクセがあるものの、ゆったり遊ぶぶんには問題なので、ストーリーを中心に楽しみたい、軽めに遊びたい場合は十分アリだ。

一方で、他機種版は戦闘中にL2、R2ボタンですばやくキャラクターにカーソルを合わせられるなど、スマホ版に比べると操作は快適で、アイテムやキャラの強化までやり込む場合、よりストレスなく操作を進められる。

やり込み始めるとかなり遊べる作品なので、ガッツリ遊びたいのであれば他機種版で遊ぶのがオススメだ。

⇒【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?】バックナンバーはこちら

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