【アイマスヒストリー】3ルートのオリジナルアニメが楽しめた『アイドルマスター シャイニーフェスタ』【アイマス日記第191回】
2022-10-28 07:00 投稿
バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』をお届け。
担当:東響希
劇場版までのワクワクを埋めてくれたゲーム&アニメ
いまから10年前の2012年10月25日、プレイステーションポータブル専用ゲーム『THE IDOLM@STER SHINY FESTA』が発売された。こちらは、2009年の『THE IDOLM@STER SP』以来、約3年半ぶりの携帯ゲーム機タイトルで『アイドルマスター』のさまざまな楽曲が楽しめるリズムゲーム。パッケージとしては、『ハニーサウンド』、『ファンキーノート』、『グルーヴィーチューン』の3バージョンが発売された。
『THE IDOLM@STER SP』の設定では“我那覇響”、“四条貴音”、“星井美希”の3名が“961プロ”に所属するライバルとして登場したが、こちらでは『THE IDOLM@STER 2』以降の設定に準拠。全員が“765プロ”のアイドルになっており、『ハニーサウンド』には“天海春香”、“如月千早”、“三浦あずさ”、“秋月律子”、『ファンキーノート』には“高槻やよい”、“水瀬伊織”、“我那覇響”、“双海亜美”、“双海真美”、『グルーヴィーチューン』には“星井美希”、“菊地真”、“萩原雪歩”、“四条貴音”がメインで登場する。
また、ストーリーとは関係ないゲーム中のライバルキャラクターとして、“876プロ”の3人や“Jupiter”、『アイドルマスター シンデレラガールズ』のアイドルが登場しており、“プロデューサー”をニヤリとさせる要素だ。
なんといっても目玉は、それぞれのゲーム内に約23分の新作アニメが収録されていることだ。南国リゾートで開催される音楽祭に、“765プロ”のメンバーが招待され、出発から現地でのエピソード、そして音楽祭の参加までが描かれる。前述の3つのバージョンに登場するアイドル達がフォーカスされる内容なのだが、パッケージごとにストーリーが異なり、「音楽祭に参加する」というメインシナリオに対し、3つのパラレル設定で制作されている。
また、それぞれのパッケージごとにテーマ曲があり、『ハニーサウンド』は“Vault That Borderline!”、『ファンキーノート』は“ビジョナリー”、『グルーヴィーチューン』は“edeN”と、それぞれ雰囲気がまったく違った楽曲でこちらも名曲揃いだ。そして、本作の共通のテーマ曲として“MUSIC♪”が制作されており、個人的には『アイドルマスター』の中でもトップクラスだと感じている名曲。ポップな曲調にオーケストラサウンドが重なり、聞いているだけでワクワク感が止まらいない、タイトル通りのMUSIC=音楽、音を聞いているだけで楽しくなる1曲である。
リズムゲームでは、コンシューマタイトルと同じく3Dモデルのアイドルによるミュージッククリップが流れ、TVアニメのシーンも使用されるなど豪華なものとなっていた。
ただ、一部の共通曲を覗いてパッケージごとに収録されている曲が異なり、すべて遊ぶには3つのパッケージを購入する必要があった。この辺りは『THE IDOLM@STER SP』の3バージョンを知っている“プロデューサー”からすればそこまでの驚きはなかったと思うが、当時はアニメ放映終了後ということで、アニメから入った“プロデューサー”の中には戸惑った人もいるかもしれない。
これについては、発売翌年の2013年にプレイステーション3のホームアプリ『im@s CHANNEL』にて、本作をHDリメイクされた『アイドルマスター シャイニーTV』が配信スタート。ダウンロードコンテンツとして楽曲パックを購入することで、さまざまな楽曲が追加され、結果的には3つのパッケージの楽曲がひとつのコンテンツ内でプレイできるようになった。さらにios版としても3タイトルがリリースされたが、こちらは現在販売終了となっている。
また、3タイトルに収録されていたオリジナルアニメは、劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ』の限定パッケージにまとめて収録されているので、アニメだけ観たい“プロデューサー”はこちらがオススメ。
現状でプレイする方法は、PSP版のパッケージを買うか『im@s CHANNEL』でプレイするかのいずれかだが、『アイマス』ブランドで初となったリズムゲームメインのタイトルということで、気になった“プロデューサー”はぜひチェックしてみて欲しい。
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
最新記事
この記事と同じカテゴリの最新記事一覧
『ヴイアライヴ』定点観測-57:新衣装を携えて華麗なるデビュー!本格的なアイドル活動がいよいよスタート【アイマス日記第319回】
2024-06-28 16:54『ヴイアライヴ』定点観測-56:本格デビュー前日にフェス参加で存在をアピール!【アイマス日記第318回】
2024-06-22 21:48『ヴイアライヴ』定点観測-55:ストリーマー御用達タイトルでファンの可能性がさらに広がる【アイマス日記第317回】
2024-06-17 15:00