『アイドルマスター シンデレラガールズ』カバー曲は再びツッコミ待ちの選曲と歌唱アイドルが…【アイマス日記第184回】

アイマス声優陣が数多く関わったあの作品のカバー

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』をお届け。

担当：東響希

2022年9月29日、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』（以下、『デレステ』）にて、カバー曲として『ポプテピピック』のEDテーマ“POPPY PAPPY DAY”と、『しましまとらのしまじろう・しまじろうのわお！』の“ハッピー・ジャムジャム”が追加された。

これまた、なかなか予想外なところからの選曲だが、とくに1曲目の“POPPY PAPPY DAY”については、“プロデューサー”の中でも反響が大きかった。それもそのはず、今回のカバー曲は、これまで何度かあった原曲と、カバーアイドルのキャストが同じというネタ満載の楽曲なのである。

ご存じの“プロデューサー”諸兄も多いだろうが、『ポプテピピック』は大川ぶくぶ氏によるギャグ4コマ漫画。TVアニメ化の際には、1話の前半と後半でまったく同じ内容を放映し、メインキャラの“ポプ子”と“ピピ美”の声優だけ変えるという斬新な構成が話題を呼んだ。選ばれるキャストは、何かしらの作品などで親和性がある組み合わせになっており、中村繪里子さん（天海春香役）と今井麻美さん（如月千早役）のいわゆる“はるちは”コンビが、“ポプ子”と“ピピ美”を担当する回も放映されている。

さらに、今回の“POPPY PAPPY DAY”についても、“ポプ子”と“ピピ美”が歌っているのだが、複数の声優が担当。その中でも、赤羽根健治さん（『アイドルマスター』プロデューサー役）と武内駿輔さん（シンデレラプロジェクトプロデューサー役）が歌うバージョンや、牧野由依さん（佐久間まゆ役)と渡部優衣さん（横山奈緒役)が“ポプ子”と“ピピ美”として歌っているバージョンもある（牧野さんと渡部さんは『プリパラ』のネタだが…）。そんな中、五十嵐裕美さん（双葉杏役）と、松嵜麗（諸星きらり役）のバージョンもあり、当時から“プロデューサー”の中では“あんきら”バージョンとして認識されていたが、今回は当時と同じ声優が担当するアイドルがカバーする形になったわけだ。

冒頭の歌いだしでは、「きらりたちが歌うと、ネタになるの？」、「さあ？原作者に聞いて？」など、ネタ全開のセリフも挿入。五十嵐さんが、あくまで“あんきら”でカバーした形と言及し、松嵜さんも事前に資料をもらったけど“なぜか”全部知っていたと語るなど、キャスト陣にもいじられるネタ満載のコラボ曲。

ちなみに、TV放映時にはサビの部分しか流れていないが、こちらではワンコーラスからのサビというところまで聞ける尺になっている。サウンドトラックを買わないとフルバージョンが聞けないので、今回、初めて聞くという“プロデューサー”もいるのではないだろうか。サビのソリッドな歌詞に目を奪われがちだが、流れで聞くとなかなか深い内容なので、ぜひじっくり楽しんでいただきたい。

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