
“父ノ背中”けんき氏プロデュースの新作FPS『Project F』の概要がついに公開!学習量ではなく“学習速度”を競い合うタクティカルFPSに【TGS2022】
2022-09-15 23:07 投稿
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Project F
プロゲーミングチーム“父ノ背中”所属のけんき氏が中心となり制作された新作FPSの発表会が開催
2022年9月15日、東京ゲームショウ2022のGRAPHTブースにて、新作FPS『Project F』の発表会を開催。
イベントでは、本作をプロデュースしているプロゲーミングチーム“父ノ背中”所属のけんき氏が登壇し、ゲーム開発までの経緯や本作の概要と魅力を発表。また、人気ストリーマーによって行われたエキシビジョンマッチの録画内容も公開された。
『Projcet F』は、けんき氏を中心に、様々なプロゲーマーやストリーマーが監修として参加している新作FPSとして注目を集める作品。PC、コンソール、スマートフォンでのクロスプレイの実装を予定している。
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同氏によれば、そもそもの開発のきっかけは、長年FPSシーンをプレイする中で、各ゲームごとに存在する“ゲームのセオリー”に疑問を持ったからだという。「ただセオリーを追うだけではなく、プレイヤーの独自性や創造性を使って戦うゲームこそが本当のタクティカルFPSではないか」という思いから、本作が動き出したことが語られた。
そこから、どういったゲームを作れば面白くなるか、様々なプレイヤー、ストリーマーの意見を取り入れながら1年をかけてプロトタイプを組み上げ、さらに2年の開発期間を経て現在の形になったという。
現状のFPSシーンが抱えるデメリットを解消しつつ、メリットもしっかりと考えられたゲーム設計
続いては、けんき氏から具体的なゲームデザインについての説明が行われた。
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ルールは、ほかのFPSゲームでは爆破系と呼ばれるルールで、攻撃側と防御側に分かれて戦う内容だ。特徴としては、防御側が守る拠点は1拠点となっており、これは従来の複数の拠点があるルールで見られた“拠点防衛にも関わらず、デスマッチになってしまう”ことを回避するためであるとのこと。
ゲーム進行は前述したように攻守に分かれてのラウンド制。攻撃側は拠点をハッキングして一定時間が経過すると1本、防御側は攻撃側を全滅させるか時間切れになることで1本獲得となり、7本先取したチームが勝利となる。
また、6人のキャラクターには固有のアビリティがあり、撃ち合い以外の要素を入れることでさらに戦略が奥深いものとなる。これに関しては、最近のトレンドも鑑みて盛り込んだ要素だと語られた。
プレイヤーの動作は、立っている状態からしゃがみ、伏せ、ジャンプも可能となっており、プレイ感覚はかなりスピーディーになるとのこと。
武器については、ラウンドごとに購入するシステムを採用しており、武器の固定によって起こる戦況のマンネリ化を無くして、よりタクティカルに、ラウンドの中でのストーリー性を持たせるために導入されたルールだ。
こだわりポイントとして挙げられたのが、新しいピンシステムとマップドローシステム。ピンシステムには、カウントが設定可能で、例えば5秒のカウントダウンのついたピンを置くことで、0になったと同時にタイミングを合わせて動けるようになる。
マップドローシステムは、マップ上に絵を描くことが可能で、プレイヤーごとにルート設定などを手書きで共有することができる。これにより、言語が異なるプレイヤーでも、チャットを介さずにタクティカルに動けるようになるわけだ。
そして、本作の目玉となるのが毎回異なるマップの自動生成だ。外観や配置まで全てが自動生成され、現状でも10万通りのマップパターンが組み上げられるとのこと。中には少々厄介な配置になることもあるが、理不尽でも楽しめるマップ生成になるように配慮されているという。
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従来のFPSではマップ学習が重要となっており、当然、マップを研究した方が強くなる。しかし、これが前述した“ゲームのセオリー”を生み出し、新規で入ってくるプレイヤーのハードルを上げ、結果的にプレイヤーの過疎化、ゲーム展開のマンネリ化に繋がっているのではと言及。
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本作におけるテーマは“学習量ではなく学習速度を競い合うタクティカルFPS”。「このマップのこの場所では、こういう攻め方、守り方、キャラクターが強い」というセオリーではなく、マップの捉え方と解析能力を重視し、創造性、独自性を駆使して戦うことでよりタクティカルなゲームになることが狙いだという。
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さらに本作では、実況・配信者にも配慮された設計で、プレイシーンとモンタージュ作成システムの設定により完成品映像がすぐに出力できる機能も導入予定。さらに最近のトレンドとなってる縦型のショート動画向けの映像編集ができるシステムも組み込まれるとのこと。
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今後は海外プレイヤーの意見などもフィードバックしながら、フレームレートとグラフィック・エフェクトの向上を念頭にして2022年内のリリースを目指すとのこと。
本作については、PC、PS4、スマートフォンでのクロスプレイ対応予定となっており、様々なプレイヤーの環境に合わせて楽しめるものとなっている。トップで活躍するFPSプレイヤーたちによって設計されたゲームがどのような盛り上がりを見せるか、リリースが待ち遠しい。
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▲事前に収録されたプレイヤー、ストリーマーによるエキシビジョンマッチも公開。
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▲けんき氏によれば、事前の説明はしたものの、全員がほぼ初見プレイとのこと。それに関わらず、しっかりとしたエキシビジョンマッチになったということで同氏は称賛のコメントをしていた。
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▲一流のストリーマーによる対戦ということで、ガチの撃ち合いだけでなくゲームの特徴も紹介するような魅せるプレイも。
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