【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#26】スマホ版にはカードゲームが追加!謎解きアクションRPG『オーシャンホーン2』

2022-07-24 13:00 投稿

おなじみの謎解きが広がるアクションRPG

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第26回。

今回扱うのは、謎解きなどで『ゼルダの伝説』の影響が強く見えるアクションRPGの『オーシャンホーン2:亡国の騎士』(以下、『オーシャンホーン2』)。

比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

20220720_オーシャンホーン2 (1)

【価格】
iOS:Apple Arcade対応(初月無料、以降は月額600円(税込))
ニンテンドースイッチ:3580円(税込)

『オーシャンホーン2』とは
・『ゼルダの伝説』ライクな謎解きアクションRPG
・仲間と協力しての戦闘&謎解き
・イベントシーンは英語音声付き

スマートフォンとニンテンドースイッチ版の違い
・スマホ版はApple Arcade専用なので短期間プレイならお買い得
・スマホ版ではカードを使ったミニゲームが追加
・スマホ版はスイッチ版に比べて一部ギミックが簡略化

前作未プレイでもOK

『オーシャンホーン2』は、若い騎士の青年が仲間とともに剣と魔法と機械に満ちた世界で冒険をくり広げるアクションRPG。

タイトル通りシリーズ2作目となる作品だが、本作は前作の1000年前の世界が舞台となっているため、1作目をプレイしていなくても問題はない。

20220720_オーシャンホーン2 (2)
20220720_オーシャンホーン2 (3)

▲剣を使った攻撃や爆弾などのアイテム、射撃などのアクションを駆使して敵と戦っていく。

20220720_オーシャンホーン2 (4)
20220720_オーシャンホーン2 (5)

▲ストーリーを進めていくと炎や雷といった属性を使った攻撃も可能になり、属性を利用した謎解き要素も登場する。

スクリーンショットを見てもわかる通り、本作は『ゼルダの伝説』をリスペクトしている部分が強い。

タルなどを持ち上げて燭台の炎で燃やし、燃えるオブジェクトを当てて木の壁を崩すなど、マップにあるオブジェクトや手持ちのアイテムを使って仕掛けを突破する流れも同作に近いものがある。

20220720_オーシャンホーン2 (6)
20220720_オーシャンホーン2 (7)

▲燃えるオブジェクトの利用やフックショットめいたアイテムなど、随所に『ゼルダの伝説』の影響が見られる。

20220720_オーシャンホーン2 (8)

▲3つ集めれば体力の上限が増える体力コンテナの存在も同作を思わせる。

『ゼルダの伝説』と異なる点としては、まず仲間の存在が挙げられる。

本作ではふたりの仲間が主人公に同行し、戦闘に参加してくれるのはもちろん、謎解きではスイッチの上で待機させるなどの指示を出すことができる。

20220720_オーシャンホーン2 (9)
20220720_オーシャンホーン2 (10)

▲仲間として冒険をともにするロボットのゲンと少女・トリン。なお、イベント中の会話は英語音声でのボイスも入っている。

また、本作には経験値やレベルの概念が存在する。

敵を倒したり、チャレンジ(実績のようなもの)をクリアーすることで経験値が獲得でき、レベルが上がればゲーム内通貨であるコインの獲得や体力の回復といった恩恵が得られる。

20220720_オーシャンホーン2 (14)

▲体力や攻撃力は別のアプローチで上げることになるので、レベルは積極的に上げるよりも自然に上がっていくイメージ。

全体的にカジュアル寄りになっている印象はあるが、“メインクエストクリアーまで20時間以上”を謳っており、いわゆる宝探しなどの探索要素も含め、ボリュームは十分。

ガッツリ遊ぶ時間は取れないがアクションものを遊びたい、と思っているのであれば候補のひとつに入れてみるのもアリな作品だ。

スマホ版は安価&カードゲームが追加

『オーシャンホーン2』は国内ではニンテンドースイッチ版とiOS版が配信されており、両者はまず値段が大きく異なる。

スイッチ版が3580円(税込)とミドルプライスなのに対し、iOS版はApple Arcade専売となっているため、月額600円(税込)のApple Arcadeに加入していれば追加課金なしでプレイ可能だ。

スマートフォンやタブレットなど異なるデバイスでセーブデータを共有できるほか、コントローラ操作にも対応しているので価格面ではスマホ版に軍配が上がる。

また、スマホ版では独自要素として“アルカディアタロック”というカードゲームが登場している(海外版では他機種版にも登場しているが、国内版では確認できず)。

20220720_オーシャンホーン2 (11)

▲お互いに5枚のカードを使って戦うミニゲーム。スマホ版ではプレイ序盤に開放され、各マップにいるNPCと自由に対戦可能。

カードには攻撃力と守備力があり、新たに配置したカードの攻撃力がすでに置かれたカードの守備力を上回っていれば、相手のカードを自分のものにできる。

カードによっては特定の方向に対しては数値に関係なく勝利できるものもあり、カードを出す場所や順番に頭を使いながら勝利を目指すゲームだ。

カードは勝利報酬だけでなく、ダンジョンや敵からのドロップなどでも手に入るので、収集要素としても楽しめる。

20220720_オーシャンホーン2 (12)

▲敵に奪われたカードを奪い返すこともできるので、逆転につぐ逆転が連続する。

大きな違いとしては販売形態(価格)と上記カードゲームの追加だが、そのほかにもスイッチ版に比べてスマホ版は一部ギミックが省略されていたり、数が減るなどの簡略化が行われている。

また、あくまでプレイしてみての感覚的な部分にはなるが、敵の攻撃もスマホ版のほうが控えめな印象を受けた。

スマホ版はよりカジュアルに遊べるものになっていると言えるだろう。

20220720_オーシャンホーン2 (13)

▲とは言え基本的にスイッチ版とスマホ版でメイン部分に極端な違いはない。画像はゲーム序盤でホバーバイクのような乗り物に乗って逃走するシーン。

前述の通りスマホ版もコントローラ操作に対応しているので操作性に関しての差はないとも言えるが、タッチ操作よりはコントローラ操作のほうが快適ではある。

タッチ操作の場合射撃モードに移るボタンが画面左にある関係で移動操作時に暴発しがちなほか、回避行動であるローリングを出す際はダブルタップの操作が必要で、ワンボタンでの操作に比べるとやや出しにくい。

しかし本作はアクション面でもそこまですばやい操作は求められないので、どちらかと言えばコントローラ操作がオススメ、程度。タッチ操作でもプレイにそこまで問題はない。

価格面でもスマホ版がオススメ!

『オーシャンホーン2』のスマホ版とスイッチ版のメインとなる違いは、価格とカードゲーム要素の存在。

スイッチ版にも今後のアップデートでカードゲーム要素が追加される可能性はあるが、スマホ版でもコントローラ操作が可能なことを考えれば、大きな価格差からもスマホ版がオススメだ。

Apple Arcadeに登録すれば『オーシャンホーン2』以外のタイトルも一気にプレイ可能となるので、新しく遊ぶゲームの選択肢が増える、という意味でもお得にプレイできる。

⇒【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?】バックナンバーはこちら

Amazon人気商品ランキング 一覧を見る

最新記事

この記事と同じカテゴリの最新記事一覧