『逆転オセロニア』いちこ(お泊まりスクープ)/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE215】
2024-07-13 19:00
2021-11-20 19:00 投稿
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逆転オセロニア
ドーモ、世界のザキヤマです。
11月20日より、新イベント“冥界に蠢く者~オセロニア探求~”が開催中です。本イベントの特徴は、なんと言ってもこれまで明らかになっていない設定や人物関係にも焦点を当てていること。
いやもうね……こういうの欲しかったんですよホント! これまではキャラのフレーバーテキストや台詞などからそのバックグラウンドを探ることが多かったのですが、こうしたパッケージングで魅力を伝えてくれるのはうれしい限り。
「断片的な情報から妄想を膨らませる」こと自体は、それはそれで古きよきTGC的な楽しさはあるものの、人物関係をはじめとした情報量は多いほうが、何かと世界が広がることは事実です。
というわけで今回は、本イベントでフォーカスされている冥界について、既存キャラのこれまでの背景も交えつつ情報をまとめてみました。イベントと合わせて楽しんでいただければ幸いです。
※一部画像は新着オセロニア!より
※キャラクターに対する設定上の考察は、あくまで個人的な感想であり、公式の情報ではありません
本イベントの舞台となる冥界は、ハデスが治める地。わりとおどろおどろしいイメージはあるものの、実際はどことなく緩い雰囲気もあるという不思議な土地柄です。
ちなみに同じ魔属性かつ神話出自にはルシファー、ベルゼブブ、サタンらがいますが、ハデス勢はギリシャ神話、ルシファー勢はキリスト教ということで、『オセロニア』の中でもグループは差別化されているようです。
冥界の王・ハデスの初出は2020年5月の超駒バレードより。季節駒(便宜上)としての実装は今回が初となります。
冥界の悪そうなイメージから独裁とかしかねない雰囲気もあるのですが、直属の部下であるヘカテー、テネブライからの人望は熱狂的と言っていいほど厚く、かなり真っ当な人格者であることが伺えます。
ちなみに個人的には、闘化で聞ける「オリュンポス侵攻のことをペルセポネに言いつけるだと?」、「……やめてもらえないか」とオチを付けてくる、愛妻&恐妻家なヘタレ部分が見え隠れする下りが大好きです。
なお、ここからはオリュンポス勢に対して何かしら企んでいることは見て取れるのですが、奥さんであるペルセポネにバレたくない事情もある様子。また、正月バージョンのヘカテーのセリフに「オリュンポス侵攻計画がペルセポネ様に見つかってお叱りを受けているのでは」という裏付けもあります。
こちらは“オルプネーの業務報告”によれば、オリュンポス侵攻は「民に充実した環境を与えるべく」とのこと。これだけだと(オリュンポス側の事情を考慮しなければ)国益と思いますが、ペルセポネから反対されるほかの理由があるのか気になるところです(リスクのある選択肢かつ、軍備に金をかけて内政を圧迫させたくない、とかですかね)。
ハデスの妻であるペルセポネは2016年3月の登場と、リリース間もない最古参の一員。初期に実装された時点ではハデスについてとくにふれていないのですが、今回の決戦イベントで手に入る季節駒では、夫への信頼を感じるセリフを聞けホッコリさせてくれます。
とはいえ、前述したハデスのヘタレ寄りの台詞と、相関図にも「“基本的には”慈悲深く寛容」と含みがあることからわかる通り、「怒らせると大変恐ろしく、夫婦の力関係はペルセポネのほうが上」だそうです(“オルプネーの業務報告”より)。
ちなみに初期版のセリフには「死者を導き安寧を与える」というものがあるため、組織的に見た場合、これが冥界の主産業のひとつと思われます。
なお、あくまで神話上では、ハデスの妻であるペルセポネは、ゼウスとデメテルの娘。そしてゼウスはハデスの実弟という、ちょっと頭がこんがらがる関係性になっています(ハデスにとってペルセポネは姪っ子)。
彼女とペルセポネの関係は『オセロニア』では明らかになっていませんが、神話に忠実にいくのか、それとも独自のアレンジが加えられるかも楽しみですね。
初出は2018年2月末の超駒パレードにて。今回のイベントでなんと4体目の実装という、運営さん的にもかなり推している印象。なお、「つねに困ってる憂鬱顔のお姉さん」というカテゴライズ的に、個人的に刺さるキャラのひとりでもあります。
自由すぎる上司ヘカテー、サボリ魔な部下ガルムに挟まれつねに胃が痛いという、実際の中間管理職さながらのやるせない境遇なので「いっそ転職したらどうでしょう」と提案もしたくもなりますが、「冥精」という肩書きから推測するに、種族固有の仕事である可能性もあり得ます。
とはいえ、4周年バージョンではフレーバーで「超過勤務、有休未消化」、セリフで「溜息の数だけ給料がもらえるなら、私はとうの昔に冥界の億万長者です……」ともあるので、冥界……というかハデス城は、現実の会社のようなシステムで回っているのかもしれません。
そして、このあたりのブラックな事情を上司であるヘカテーが認識していない、ないしヘカテーで止まっているために環境改善がなされていないと考えると……うん、こっちまで胃が痛くなってきますね。
いつかエイプリル駒とかで、性格正反対のめちゃくちゃ陽キャな彼女が見られることを祈っています。
ヘカテーの初出は2017年8月の“エクストラパックVol.11-神器の爆誕-”。正月限定の季節駒を含めると2種類が実装されています。
初登場時は、イベントまわりや本人のセリフから「ヘパイストスの作った神器・アフロディテの奪取を命じられた」とされており、この時点ではものすごくシリアスな雰囲気が漂っています。
とはいえ、正月バージョンではハデス愛ゆえの暴走っぷりが散見し、「普段からこんな調子だったらオルプネー苦労してるだろうなあ」とひしひし感じざるを得ません。
ちなみに、相関図にもある「ハデスが大好き」の心情の機微は明らかになっていないので、場合によってはペルセポネとのあいだにすごくギスギスした雰囲気が流れるのでは? とも邪推してしまいましたが、同格のテネブライとは「忠誠心の高さで張り合っている」ようなので、「心酔している」という表現が的確かもしれません。
2020年1月発売のストラクチャーセット“master of CONVERT”にて初登場。コンバート初登場の構築済みデッキに含まれるS駒ですが、お試し要素が強かったこともあり、今回の相関図で久々に姿と見たという人も多いかもしれません。
前述の通り役職としてはヘカテーと同格、つまりペルセポネを除けば実質的に組織のNO.2なのでだいぶ偉いです。
なお、セリフにある「ハデス様こそ、この世界を統べる王となるに相応しい。天界の愚神も魔界の王たちも、我らの敵ではないと知るがいい」はけっこう重要で、天界の愚神(ゼウス?)、魔界の王たち(サタン、ベルゼブブなど?)らとの、少なくとも良好でない関係が見てとれます。
とはいえ、オリュンポスに攻め込む(関係を悪化させる)ことをペルセポネがよしとしていないことからも、『オセロニア』界では少なくとも3つの大勢力が冷戦状態でにらみ合いを続けているのかもしれません。
「冥界の門番であるガルムが、持ち前のサボリ癖の隙を突かれ、魔族の少女モリーナが侵入してきた」というのが本イベントの導入なので、「だいたいこの子が全部悪い」と言っても過言ではないポジション。
そんな彼女は2016年5月の超駒パレードからの登場なので、冥界勢だとペルセポネ(&スキル上げキャラだったレーテー)に匹敵する古株。さらに通常バージョンの闘化が2パターン、サマー、金色、正月と、キャラバリエーションでは冥界随一で厚遇されています。
その性質を端的に言えば「サボり魔&アホの子」。仕事を抜け出して南の島にバカンスにいくのは職務怠慢を通り越してもはや免職ものですし、今回のように侵入者を許すケースも何度かあったとか(“オルプネーの業務報告”より)。
門番=現実で言えばガードマンと考えると明らかに適正を欠いているのですが、それでも闘化のセリフから感じられる腕っ節の強さから察するに、「本当にヤバいヤツが押し入ってきたときに備えて、サボリ癖があっても戦闘力の高い人員を置いておく」と考えると、上の判断はある意味正しい……のかもしれません。
今回のイベントでは完全新規のキャラ3体に加え、既存キャラ2体の別バージョンも登場するため、合わせてサラっと紹介していきます。
こういった形でひとつの勢力をまとめて取り上げるイベント形態は初ですが、“オセロニア探求”はシリーズ化するということなので、今後も期待していきたいですね!
【“世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s ”のまとめはこちら】
文/世界のザキヤマ(@zakiyamaofworld)
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