
『アイドルマスター』DLCというスタイルがインパクトを与えたあの時【アイマス日記第54回】
2021-06-13 11:00 投稿
バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』をお届け。
担当:東響希
今では当たり前のようになったものを加速的に認知させた瞬間
今回はちょっと歴史のお話。今からさかのぼること14年前の2007年こと、バンダイナムコゲームス(現バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたXbox360専用ソフトで、『トラスティベル~ショパン夢~』というRPGの完成披露記念パーティーが開催された。
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当時、マイクロソフト執行役でXbox事業本部長の泉水敬氏が、バンダイナムコゲームスの代表取締役副社長の鵜之澤伸氏にお祝いの花束を渡した時のこと。『アイドルマスター』のDLCが好調であるという話題があがり、売り上げが1億円を突破していたことが明かされ、会場は大きなどよめきがあがったそうだ。
今や、当たり前のようになったDLCだが、まだプロデューサーでもなく、そういった販売形態に疎くライターでもなかった筆者は、このニュースによってその存在を認知することになる。
当時、一番売れていたXbox360用ソフト『ブルードラゴン』の販売本数は約20万本ほど。ソフトの定価7140円として計算すると14億円の売り上げである。ただ、こちらは廉価版の本数も含んだものなので金額はもう少し変動するし、全世界市場での話である。
一方、『アイドルマスター』は日本限定の市場で、DLCのみで1億円という売り上げを獲得。そして、最終的には3億円を突破することになる。これは当時の全世界でトップ3のDLC売り上げで、大きな注目を集めることとなる。
Xbox360は国内で本体普及数からしても、ゲームソフト全体の売り上げ本数も多くない。歴史的に見ても、5万本を超えたソフトは40本にも届かないほどだ。そんな中、3億円と言えば単純にゲームソフト4万本の売上に匹敵するのである。
フルパッケージ版を買ったうえで、さらにDLCを販売するという形の是非について、当時は是非については今でも語られたことである。が、アバターや装飾品など(『アイドルマスター』ではライブ衣装、アクセサリー、追加楽曲など)キャラクターコンテンツでは、自分がキャラクターを自由にカスタマイズできる要素としてポピュラーになり、現在主流となっているソーシャル、アプリゲームにおいても確立された商品となっている。
この出来事が、後のゲーム市場にどれほど影響を与えているのか。現在の『アイドルマスター』ブランドの中でも形を変え、進化させつつもしっかりと売り上げを上げているため、一目瞭然である。
© BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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