『逆転オセロニア』いちこ(お泊まりスクープ)/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE215】
2024-07-13 19:00
2021-04-24 19:00 投稿
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逆転オセロニア
ドーモ、世界のザキヤマです。
4月21〜26日で開催中の超駒パレードにて、3体のA駒が追加された。桔梗姫は魔単で使える優秀なアビス、竜のリ・ルビンは強力な代償アタッカーのためいずれもわかりやすいのだが、ひと際目を引くのが神のアンチヒール持ちのアルト。
アンチヒール自体は2体目ながら、神としては初のスキルかつ、そのスキルテキストの言い回しにけっこうな可能性を感じたので、今回は掘り下げて紹介していきたい。
吸収、暗黒、耐久といった自身のHPを回復しながら戦うデッキの天敵とも言えるのがアンデッド。僕はこれらのデッキタイプとの対面で負けることが多いため、対策としてランドシャークやリリートゥを入れていたことが多かった。
※アンデッドは名称が同じで効果が異なるものが2種類あるが、こちらのブログでは便宜上、回復を毒にするアンデッド⇒相手アンデッド、毒を回復にするアンデッド⇒自分アンデッドと記載
とはいえ、相手アンデッドを持つのは魔駒に限定されていた。さらに回復こそ阻害できるものの相手に与えた毒がまるっと回復に転じてしまうので、魔デッキとしてはデッキ繰りになかなか頭を抱えるところだった。
そんなこんなで、5周年に登場したのがアンチヒール。このスキルは、相手アンデッドと同様に相手の回復を毒に転じることが可能なうえ、毒での回復をさせないというもの。反面、変換できるダメージは相手アンデッドと異なり等倍ではなく控えめなので、デメリットをなくして汎用性を向上させた形と言える。
今回のアルトが持つアンチヒールは2ターン持続という良好な使い勝手ながら、変換率は60%と抑えめ。ダメージ効率として見ると相手アンデッドの半分強といったところだが、発動に属性縛りがなく、魔属性しか持っていなかった特性を他属性が持ちはじめたというあたり、かなり革新的な流れと思う。
竜単が罠を持ったり、神単が貫通を持った……というのは言い過ぎかもしれないが、それくらい意外性のあるものであることはたしかだろう。
「アンチヒール:盤面で表になっている2ターンの間、相手の受ける回復は60%の変換率で特殊ダメージになる」
というのがアルトの基本的なスキル内容だが、コカトリスの持っていた「デメリットなしで効果控えめのアンデッド」とはずいぶんと赴きが異なる。
まず、変換するのは毒ではなく特殊。要するにダメージソースが違うだけではあるのだが、これが捕食での回復が前提の暗黒竜相手だといろいろ話が違ってくる。たとえば竜鱗で毒や吸収はカットできるものの、アンデッド/アンチヒールで変換した毒ダメージもこの対象となる。
つまり、「捕食⇒毒ダメージに変換⇒与える毒ダメージを軽減される」という形になるのだ。
とはいえ、もちろんアンデッドや従来のアンチヒールには欠点がある。そう、竜鱗でガチガチに固められてしまった場合、相手にはほぼダメージが通らなくなってしまうのだ。回復そのものを阻害できることが本領とはいえ、ダメージ源として期待できなくなってしまうのはなんとも歯痒い。
ところがアルトの持つアンチヒールの場合、竜鱗の影響を受けないため、変換率こそ少なめとはいえこれに阻害されることはない。
魔属性が大好きな人間からすると「神には超強い殴りもあるし、むしろ魔にこのタイプのアンチヒールくれよう……。いやでも囁き使って吸収されると辛いし、そもそも神殴りだとアルト入らないかなあ、どうかなあ……」なんて若干モヤモヤしないでもないが、シーズン切り換わり前のこの時期に、あえて神にこのスキルを持たせたからには「何かしらの環境変化の萌芽であるのかな」と期待せざるを得ない。
アルトのスキルでもうひとつ気になる文言が「このスキルによるダメージはチャクラ・罠の発動条件を満たさない」というもの。
罠はわかる。特殊ダメージだし。たとえば吸収された際に、吸収が特殊ダメージに変換&さらにこちらの罠も発動! なんてことになったらさすがに強すぎる。では、なぜまったく関係ないチャクラについての説明があるのか。
※チャクラは、いまのところ魔属性だけが持つ火炎ダメージを回復に転じるスキル
これは勝手な想像ではあるものの、将来的にはかなり確度が高い予測と思うのだが、たぶん近々、回復を火炎ダメージに変換するアンチヒールが登場するのではないか。
「じゃあコカトリスはなんであんなアッサリした文言なんだ? 冷遇か!?」とも一瞬思ったが、冷静になってみれば対毒には竜鱗がすでにあり、こちらの仕様は前述の通り。ほかの対抗策(無効化)という意味では毒を回復にする自分アンデッドがあるが、こちらのデメリットは「自身への回復を毒ダメージにする」なので、そもそも回復との共存はできない。
基本的にスキル文言というものはある程度のフォーマットがあり、それに沿った定型的な書きかたになる。つまり、アルトのアンチヒールは、従来の毒と異なる特殊というダメージ由来のため、新しい取り決めが必要になったと捉えるべきだろう。
よくよく考えてみれば、アンチヒールとは反回復の意。「回復を阻害する」ことが大前提のスキル効果なので、それが回復するチャクラの対象になっては本末転倒ということか。「アンチヒールが回復⇒毒ダメージ変換だけなんてだれが言った?」という運営さんの声が聞こえてきそうだ……なるほどなあ。
このように、アルトの持つタイプのアンチヒールにより、今後のスキル幅はかなり広がってくる雰囲気もある。シーズン切り換わりにはまた違った戦いかたが流行るのが恒例なので、5月初めを引き続き楽しみにしていたい。
【“世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s ”のまとめはこちら】
文/世界のザキヤマ(@zakiyamaofworld)
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