【新作】『ファンタジアン』がついに配信開始!王道RPG的な親しみやすさ&革新的システムの融合による大興奮の“ジオラマ世界の冒険”にどっぷり浸ろう

2021-04-02 14:00 投稿

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FANTASIAN(ファンタジアン)

“Apple Arcade”の大本命タイトルが満を持してリリース!

2021年4月1日、坂口博信氏率いるミストウォーカーの完全新作RPG『FANTASIAN(ファンタジアン)』(前編)の配信が開始された。

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本作は、Appleによる定額ゲーム配信サービス“Apple Arcade”用のタイトルであり、サービス利用者であれば無制限にプレイが可能。ゲーム内の課金要素は一切ない。

『FINAL FANTASY』シリーズの生みの親である坂口氏ならではの王道RPG的要素に、“ジオラマの上の冒険”という斬新なテーマを融合させた“Apple Arcade”の大本命とも言うべきタイトルとなっている。

この記事では、前後編に分けて配信される『FANTASIAN』において今回リリースされた前編のプレイフィールをもとに、本作の魅力を紹介していこう。

ゲームの見どころ
・記憶を失った主人公が多次元世界を巡る、謎が謎を呼ぶストーリー
・幻想的なジオラマ世界をストレスフリーに探索!
・“エイミング”が勝利のカギを握る、親しみやすくも斬新なコマンドバトル

記憶を失った主人公が多次元世界を巡る、謎が謎を呼ぶストーリー

本作の主人公レオアは、“宝探し”に打ち込んでいたらしい謎多き少年だ。

……というのも冒頭、彼は高度に科学技術が発達していることを匂わせる詳細不明の都市内にある“魔導工場”にて、爆発に巻き込まれ記憶を失ってしまう。

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その後レオアは断片的な記憶を頼りに、持ち主の記憶をたどって転移が可能な“ワープマシン”を使っていくつもの次元を冒険していくことに。

果たして彼はどういった生い立ちを経て、何を探し求めていたのか……こうした謎を多次元世界を渡りながら解き明かしていくことが、ストーリーの大筋となるようだ。

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また序盤では、“死械球”と呼ばれる機械侵食体によって、世界がいままさに覆い尽くされようとしている様子も描かれる。

人々の生気を吸いながら増殖する“死械球”。それをもたらしたとされる“邪神ヴァム”は、圧倒的な力をもってしてレオアたちの前に立ちはだかる。この辺りの対決模様も大きな見どころだろう。

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そして、それらの謎を探るうえでのヒントを握っていそうなのが、レオアが出会うことになるふたりのヒロインたちだ。

物心ついたころには森の中でひとりだったというキーナと、ビブラ王国の王女にして記憶を失う前のレオアと会ったことがあるというシャルル。彼女たちの狭間で、レオアが何を見出すのかにも注目したい。

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▲占い師のオーウェンに育てられ、この地の古い言葉で『運命』を意味する名を授かったキーナ。

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▲豪華客船ウズラ号の中で出会う王女シャルル。何やら、記憶を失う前のレオアと浅からぬ因縁があったようで……。

幻想的なジオラマ世界をストレスフリーに探索!

“ジオラマの上の冒険”をテーマに据える本作では、日本全国の制作会社によって手作りされたジオラマがフィールドマップとして登場し、その上を3DCGのキャラクターたちが探索することになる。

それも単なる実物と3DCGキャラクターの合成というわけではなく、ジオラマを360°にわたり撮影したうえで3Dモデルとしてゲーム内に落とし込んだという気合の入りようだ。

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坂口氏の「アナログならではの良さ」に対する思い入れから生まれたという、ともすれば二度手間にも思えるこの仕掛け。

しかし実際にゲームに触れてみると、ジオラマを用いたからこその目新しさが満載で、かつそれが3DCGのキャラクターと見事に調和した斬新なビジュアルには驚くばかりだった。

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極めて精工に作られたジオラマからはそこに息づく人々の生活感すらも感じられるようなリアリティが宿る一方、ミニチュアサイズゆえの視覚的な違和感に「これは確かにジオラマなのだ」と気付かされる部分もある。

さらにそこにCG処理による日差しや陰影、ボカし表現などが加わることにより、立体物でありながら3DCGでもあるという、夢とも現実ともつかない幻想的な世界観となっていた。

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マップの移動方法もスマホでのプレイに対応すべく工夫が凝らされており、移動は行き先をタップすることでキャラクターがその場所に向かって自動で歩いていく方式が採用されている(iPhone、マウスなどでの操作時。コントローラーを使用する場合はスティック操作で移動可能)。

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▲マップ内の行きたい場所をタップすると赤いピンが立ち、キャラクターはこのピンに向かって自動で移動する。

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▲メニュー内のミニマップから、特定のポイントを指定して移動することも可能。

人によっては慣れるまでに多少時間を要するかもしれないが、街中やダンジョンなどの探索においてこの方式は非常に理にかなっていると感じられた。

なぜなら「一見すると目立たないあの道の先には、もしかしたら宝箱があるかもしれない」などと思った際に、タップひとつで簡単に怪しげな地点に直行できるからだ。

この辺りの感覚は、古き良きRPGにおけるフィールド探索のおもしろさになじみの深い人ならばすぐに理解してもらえるだろう。

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▲たとえば、この一見何の変哲もない道。しかし、もしかしたら左にある塀は単なる塀ではなく道なのではないか……? そう思ったなら塀をタップしてみるのみ!

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▲赤いピンが立ったということは、やはりそこが通行可能な道であったということ。実際、塀の上を伝っていった先ではめでたく宝箱を見つけることができた。

また本作ではランダムエンカウント方式を採用しているため、移動中に敵とバトルになる度に改めて移動指定をやり直す必要があるのだが……。

そんな厄介な問題を解決する方法として、本作は“ディメンジョン”という特徴的なシステムを搭載。

これは遭遇した敵を一時的に別の次元へと溜めておき、プレイヤーの好きなタイミングでまとめて戦えるという仕組みで、活用すれば効率的かつストレスフリーに探索が行える。

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▲画面左上のボタンをタップすることで“ディメンジョン”が有効になり、以降に遭遇したモンスターをストックできるようになる。

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▲なお、“ディメンジョン”に溜めておける敵の数には限りがあり、限界まで溜まると強制的に“ディメンジョンバトル”に突入する。

“エイミング”が勝利のカギを握る、親しみやすくも斬新なコマンドバトル

バトルでは行動速度の値に応じて行動順が決まり、敵味方が入り乱る形でのターン制コマンドバトルが展開される。

そんな王道RPG的な戦闘形式に新たなプレイフィールをもたらすのが、“エイミング”の存在だ。

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▲“たたかう”などのコマンドを選択すると、攻撃方向と射程を表す白いラインが出現する。このラインはスワイプで動かすことができ、指を離した際にラインが重なっていた敵に対して攻撃がヒットするという寸法。

“エイミング”におけるラインの形状は、使用したスキルに応じてさまざまに変化する。

たとえばレオアのスラッシュは一直線上の敵しか巻き込めないが、キーナが使う魔法はカーブを描くといった具合だ。

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▲魔法攻撃は、横に広がった敵や後方にいる敵のみを狙いたい場面などで重宝する。

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▲円形の範囲内の敵にまとめてダメージを与えるスキルなどもあり、それによって新たな戦略が生まれることも。

このため、本作のバトルでは敵の配置を読み解く洞察力や、それに応じて適切なスキルを選択する判断力も重要となる。

さらに先述した“ディメンジョンバトル”時には、大量の敵を相手にすることになるので爽快感もひとしおだ。

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▲1回のスキルで、いかにして多くの敵を巻き込んでみせるか。プレイヤーの腕前が試される。

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▲“ディメンジョンバトル”では、攻撃を当てた際にバフ効果を得ることができるアイテムも出現する。うまく巻き込んでバトルを有利に進めよう。

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▲なかには貫通攻撃をブロックして無効化してくる強敵や……。

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▲あえて本体以外の部分を狙うことで、強力な攻撃を封じることができるといったギミックを持つボスなども。適切な“エイミング”が勝利のカギだ。

王道と革新の融合!植松伸夫氏によるゲーム内楽曲も聴き逃がせない

ストーリーや探索などに見られる王道RPG的な要素と、世界観やシステム面に見られる革新的要素の融合による化学反応が見どころの『FANTASIAN』。

“原点回帰”的な作品と位置づけながらも、やはりプレイヤーにまったく新しい体験や感動をもたらしてくれた坂口氏をはじめ、ミストウォーカーの制作陣には改めて敬服せざるを得ない。

また、メインコンポーザーを務めた植松伸夫氏による壮大かつ流麗なゲーム内楽曲たちも、本作の魅力を語るうえでは欠かせない要素のひとつだ。

植松氏が「1作のゲーム楽曲をひとりで全曲作ることは、これで最後になるかもしれないという気持ちで作りました」とまで語った、渾身の楽曲たちにぜひ耳を澄ませてみよう。

そしてそんな本作を買い切り型ゲーム的に、課金要素や広告表示なども一切ない状態で、各々のペースで楽しめるのも“Apple Arcade”配信タイトルならではのうれしいところ。

iPhone、iPadはもちろんApple TVやMacでもプレイ可能なほか、外部コントローラー操作にも対応しているので、自分に合ったプレイスタイルを模索してみてほしい。

FANTASIAN(ファンタジアン)

ジャンルRPG
メーカーミストウォーカー
公式サイトhttps://www.mistwalkercorp.com/?lang=ja
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