『逆転オセロニア』いちこ(お泊まりスクープ)/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE215】
2024-07-13 19:00
2019-11-08 21:30 投稿
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逆転オセロニア
ドーモ、世界のザキヤマです。
今回は、2019年11月4日に開催された、“オセロニアンの戦 2019”の関東地区予選の様子をお届けしていきます。
“オセロニアンの戦 2019”は、12月14日に行われる『逆転オセロニア』最強のプレイヤーを決める大会。“戦”としては第5回目の開催となります。
本イベントでは、全国6都市で開催する予選を勝ち抜いた上位プレイヤーによるトーナメントバトルを予定。
その4回目の予選となった関東会場の様子をお伝えします。
⇒“オセロニアンの戦2019”公式サイト ⇒大会ルール |
会場となったのは、浅草橋ヒューリックホール。昨年に開催された“オセロニアンの戦2018”の165名を大きく上回る291名が参戦、予選の対戦数は9回となりました。
見事予選を勝ち抜いたのは以下の8名。別室での準々決勝の後、ベスト4が壇上で覇を競いました。
【予選通過】
1位 だみ選手
2位 スコフィールド選手
同率3位 ひろペン選手
同率3位 =sai=選手
5位 Toti選手
6位 アイアイ選手
同率7位 ぐっぱー選手
同率7位 桜樺選手
【ベスト4】
・だみ選手(予選1位)
・スコフィールド選手(予選2位)
・=sai=選手(予選3位)
・Toti選手(予選5位)
Toti選手 VSだみ選手
先攻:だみ選手
後攻:Toti選手
だみ選手は正月蘭陵王トップの神デッキ、Toti選手はアレストップの魔デッキ。
まず、だみ選手は金色フギン&ムニンをX打ち。大きな特殊ダメージを返される前に特攻を仕掛けていきます。同選手は続けて3周年メーティスの隣りに置かれた罠を読み切り、これをアルベルダでつなげ大ダメージ。さらに置かれたトゥーミエも見事に読み切り、ふたたび3周年メーティスによるコンボに成功。
Toti選手は効果的に罠を使うことが難しい状態が続き、最終的にだみ選手が角に打ったリンガットのコンボを活かし、エンデガでフィニッシュ。デッキ相性をものともしない立ち回りで第1戦を勝利しました。
先攻:だみ選手
後攻:Toti選手
互いにラニトップの混合デッキ。HPも近いミラーデッキと思われる構成です。
だみ選手は早めにジェンイーが到来するも、ランドタイラントが控えていたこともあり、到来する手駒を切る形に。お互いにATKバフは1.68倍ということもあり熾烈な殴り合いが続いていきます。
中盤、だみ選手はE4に闘化ブランジェッタを打ちコンボ導線を確立。ジェンイーをつなげるタイミングを淡々を狙い、冷静なプレイングでターンを回していきます。
終盤、Toti選手がテラーナイトをドロー。被ダメージを減らすことに成功し、僅差で勝利を掴みました。
先攻:Toti選手
後攻:だみ選手
Toti選手は暗黒竜デッキ、だみ選手はアレストップの罠デッキ。Toti選手のデッキにどれだけ貫通持ちが入っているかに注目が集まりました。
Toti選手は早々にドゥンラーを辺に打ち、呪いダメージを軽減。だみ選手はミサト、カミュと発動しやすい罠を使いつつ、アレスでのリペアを狙っていきます。
続けてだみ選手はドゥンラーの直下にハルを打ち、ダブルコンボを阻止。Toti選手はこれをトレグレニグにつなげて大ダメージを与えます。
Toti選手はだみ選手の退路を断ちつつ、アレスに備えて貫通駒を確保。着実に盤面を取りつつ捕食でHPを回復しリードし、最終的には6枚返しのダブルコンボを発動させ勝利。全国への切符を手にしました。
=sai=選手VSスコフィールド選手
先攻:=sai=選手
後攻:スコフィールド選手
=sai=選手はアレストップの魔デッキ、スコフィールド選手はラニトップの魔デッキ。
スコフィールド選手は、=sai=選手の初手のカガリを読み切ってハルを使用。続けてのハロウィン・イヴェットをこれまた読み切ってイヴェットで直接返ししていきます。
=sai=選手はルキアとヴァイセで迷いつつもルキアを使用。続けてスコフィールド選手に到来した駒がリッチだったこともあり難を逃れますが、見えていた3枚の中でもっともATKが低い駒がラニだったため、会場からは安堵と驚きの声が上がりました。
スコフィールド選手は中盤まで一切の罠を発動させないクレバーなプレイングを披露。最後までアレスを使わせることなく第一戦を制しました。
先攻:スコフィールド選手
後攻:=sai=選手
スコフィールド選手は蘭陵王トップの混合デッキ。=sai=選手は暗黒竜デッキ。
スコフィールド選手はクリスマス・レーテーなどのデバフ駒を使いつつ被ダメージ減。=sai=選手は早々に竜鱗を打って呪いを軽減していきます。
スコフィールド選手はC5にザフキエルを打ちシェンメイを警戒。盤面重視の立ち回りを選択します。同選手は加えてシルヴィエのデバフを使い、フィニッシュを慎重に避けつつ立ち回り、ブラフとしてサマー・ピリキナータを設置。
=sai=選手はクリサラの召喚駒で呪い移しに成功。お互い中盤までHPが半分を切らない状況でゲームが進んでいきます。
スコフィールド選手は呪われた駒を切りたい状況ながら冷静にフルールを設置。デバフで引き続き牽制していきますが、最終的には=sai=選手がガルイーラの導線を活かしシェンメイでフィニッシュ。2戦目を巻き返しました。
先攻:スコフィールド選手
後攻:=sai=選手
両選手とも正月蘭陵王トップの神デッキ。スコフィールド選手は先攻で絶好の働きができるハルアキを活かしてX打ちを選択します。
しかし=sai=選手はXにリンガットを打って牽制。スコフィールド選手はリンガットのコンボ条件である“自分の神駒が2枚以上”を満たさないよう、=sai=選手のエクレルをジークフリートで返していきます。
=sai=選手はコンボ導線を警戒しつつXに新春オキクルミを設置するも、スコフィールド選手はこれを金色フギン&ムニンで返す選択。これに対して=sai=選手はブライダル・ウンディーネの導線を構築し、どこに打ってもバフ導線がつながる盤面を構築します。
試合開始時は不利に見えた=sai=選手ですが、見事なプレイングで巻き返し、ジークフリートでフィニッシュ。全国に駒を進めました。
Toti選手VS=sai=選手
先攻:Toti選手
後攻:=sai=選手
Toti選手は蘭陵王トップの混合デッキ、=sai=選手はアレストップの魔デッキ。
=sai=選手はハロウィン・アゲハなどの読まれにくい駒を打ちつつプレイ。続けてToti選手はアズリエルを辺に設置。=sai=選手はハルのコンボ導線をチラ付かせ盤面制圧を狙いますが、Toti選手は盤面が不利になりにくい打ち筋を選択します。
Toti選手は最小限の被害で罠を返していきますが、=sai=選手がアレスでハロウィン・イヴェットとミサトをリペアし、終盤でペースをつかみフィニッシュ。第一戦を制しました。
先攻:=sai=選手
後攻:Toti選手
=sai=選手は暗黒竜デッキ、Toti選手はアレスデッキの魔デッキ。
=sai=選手は早々にX打ちを選択。これに対してToti選手はグノーを使い、X打ちの利点を崩していきます。これを受けて=sai=選手はリンドをF3に設置。辺を取られてもコンボ導線を確保できる打ち回しを披露します。
続けてToti選手はイヴェットを設置するも、=sai=選手はシェンメイで猛攻。一気にHPのリードを奪います。
Toti選手はアレスで罠駒をリペアし、5000以上のダメージを返すことに成功。さらにアンドロメダでエンデガのコンボを発動させますがトドメには届かず、つぎの=sai=選手の一撃でゲームセット。
こうして、関東会場の優勝者は=sai=選手、準優勝はToti選手に決定しました。
関東予選を勝ち上がった、優勝の=sai=選手(文中:=sai=)と、準優勝のToti選手(文中:Toti)にお話をうかがいました。
【=sai=:プロフィール】
予選戦績:9戦8勝
ランク:330
クラス:ダイヤモンドマスター
公式戦歴:28043勝
プレイ歴:1037日
※取材当時
――関東トーナメント、優勝おめでとうございます! 今日の手応えはいかがでしたか?
=sai= ありがとうございます! この日に向けて何週間も前から準備をしていました。とくにMappy会長(学生選手権2019優勝)、スコフィールド、だみ君といったトッププレイヤーと毎週合宿をして、本当に死ぬ気で練習を重ねましたね。今回は壇上に上がった4人の内の3人が合宿にいたメンバーだったので、諦めずに練習していれば結果は必ず付いてくる、と感じました。結果として3人でのつぶし合いになるのはしょうがないのですが、負けてしまったふたりの分までがんばれたのかな、と思います。
──今回、Mappy会長さんは出場されていなかったので、練習メンバーの壇上率が100%ということになりますね……!
=sai= 合宿場所がMappy会長の家だったこともそうなのですが、彼は今回、僕たちを勝たせるために裏でずっとがんばってくれていたんです。彼以上の適任者はいなかったですね。裏のMVPだと思っています。
──まさに名監督ですね。そこまで情熱をかけた動機は何かあったのでしょうか?
=sai= 強化合宿の件はもちろんなのですが……。元々は“オセロニアンの合戦”で全国大会の壇上にいっしょに立ったメンバー・ぷーたんも出場する予定だったのですが、奥さんが体調を崩して入院してしまい、今回は欠場となりました。彼も本当に準備を重ねていたんですよ。だから「おれの代わりに優勝を取ってきてくれ!」と想いを託された。ぷーたん夫妻には「やってやったぜ!」と伝えたいです。これで少しでも元気になってくれれば、と思います。
──本当に喜びもひとしおでしょうね……! 予選は9戦中8勝という好成績での突破でしたが、どのようなデッキで回ったのでしょうか?
=sai= 神単です。不利なデッキタイプが少なく、引きムラもないんです。エンデガやアラジンといったA駒の中でも突出している駒や、最近登場したハルアキも使用できます。練習に練習を重ねた結果として神単がいちばん強いという結論に至りました。
──一敗は喫した形ですが、お相手はどのようなデッキだったのでしょうか?
=sai= 意外かもしれませんが、暗黒竜です。シェンメイの一撃で持っていかれてしまいました。ブレスドソーディアンなども置いていたのですが、被ダメージの計算が甘く……。じつは今回、暗黒は少ないという予想をしており、暗黒竜を想定した神単の練習をしていなかったんです。「神単が有利」という前提で動いてしまっていましたので、もっと練習をしておくべきだったと反省しています。
――壇上での魔デッキにはハロウィン・イヴェットを編成されていましたよね。そこまで見ない駒と思うのですが、採用の理由をお聞かせください。
=sai= アレスデッキは意外と入れる罠が難しいんです。正月カミュにしようかどうか散々迷った結果、HPも高く実際に使ってみてしっくり来たという理由ですね。コンボで火力を出せますし、2枚ちょうど返しで発動なので読まれにくい。練習してしっかり使いこなせれば構築してもいいかなと。否定してきた人もいましたけれどね(笑)。
──見ていた側としてはかなり活躍していた印象でした。そう言えば準決勝第2戦は暗黒竜での対戦でしたが、手駒の効果を確認しながらプレイされていたので、もしかして普段からあまり使われていない……?
=sai= たぶん3回目くらいですね(笑)。竜そのものをまったく使わないんです。まず速攻竜は持っていない駒が多いですし、火炎をやるにしてもカフネがいない。なのであり合わせで暗黒を組んでもらったのですが、普段目にしない駒が手に入ってきて「なにこれ」となって確認して。
──現環境の壇上ではあまりお目にかからない、ユグルパなども入っていましたよね。
=sai= 基本的に竜は揃っていないんですよ(笑)。フォイムントも持っていませんし。イベントで手に入ったコスト15系の竜駒も、関心がなくて取っていないという状態で。苦肉の策での暗黒でした。
──ちなみに普段はどんなデッキを使っているのでしょうか。
=sai= 神単ですね。ほぼすべての駒にプラスフェアリーを振るくらいには使い込んでいます。同じデッキを組んでもHPにかなり差が出ると思いますよ。
──神単と言えば準決勝の第3試合ですが、すごかったですね。スコフィールド選手が先攻でハルアキを使った時点で「これは難しいのでは」と感じた人がほとんどだったと思うんです。
=sai= 正直苦しかったですね……! ただリンガットを引いていたので、望みは残されていました。初手で手駒に来ていなかったら恐らく負けていたと思います。
──あの状況を巻き返したのはド肝を抜かれました……! 全国大会への出場は“合戦”以来となりますが、今回は“合戦”の準々決勝で戦ったツッキー選手も北海道代表で出場します。どのようなお気持ちでしょうか。
=sai= 率直に言うと、「ツッキーを倒したい!」です(笑)。ライバルというわけではないかもしれませんが、因縁の相手というか。10本の指に入るんじゃないかというくらい、実力も認めています。それくらいの強敵ですが、当時のメンバーふたりの借りを返してやる! というくらいの気持ちで臨みたいです。
――それでは、東京の決勝戦に向けて意気込みをお願いします!
=sai= こういった大きな公式大会では、関西やほかの地方が結果を残しているのが現状です。だからこそ、関東も強い! ということをずっと見せたいと思っていました。今回、東京という激戦区の中で代表になれたことは本当にうれしいです。みんなの想いを背負い、胸を張って試合をしていきたいですね。
【Toti選手:プロフィール】
予選戦績:9戦8勝
ランク:316
クラス:ダイヤモンドマスター
公式戦歴:12314勝
プレイ歴:956日
※取材当時
――関東トーナメント、準優勝おめでとうございます! 今日の手応えはいかがでしたか?
Toti ありがとうございます! 本戦に向けてまだまだ練習しなきゃいけないな、と壇上で実感しましたね。あまりよい手が打てなかったです……。
──ちなみに公式イベントでの壇上は初めてなのでしょうか?
Toti じつは昨年12月の“オセロニアンの宴 2018-19 冬”で、サプライズマッチを優勝して壇上に立っています。当時は名前が違っていて(笑)。“贅肉は飾りの弟子”というプレイヤーネームでした。
──あの時の方でしたか! そういえば、現在は高校生とうかがいました。“戦”のファイナリストでは最年少ですね。今回のファイナリストは20歳前後の若い方が多いとはいえ年齢としては全員が上です。そういった中でのプレッシャーなどはありますか?
Toti 『オセロニア』においては年齢に対するこだわりはないですね。元々、大学生で仲のよい方もいますし、そういった点で怖いということもありません。
――それでは、今回の“戦”にはどういった心構えで臨みましたか?
Toti “戦”は今回が初出場なんです。一時期、勉強で『オセロニア』から離れていたので、この機会に少しずつ戻れればいいな、と思って参戦しました。「何戦かでも勝てればいいな」というくらいの気持ちでしたが、思いほか勝つことができてビックリしています。
──ブランクがあるにも関わらず流石の結果でしたね……! 予選はどんなデッキで回りましたか?
Toti 基本は回復耐久で、1回だけラニ混合を使いました。回復耐久はクラスマッチでよく使っているんですよ。
──今回の予選は、ラニ混合、魔ラニ、シエンティアやヒカキソ、アレス、神単などのデッキが多かったようですが、その中で回復耐久を採用したのはなぜでしょう?
Toti ラニデッキは予選にいっぱいいてミラーになりかねないと思いました。そうなるとジェンイーを引いたほうの勝ちという状況になってしまいます。神単も得意なのですが、使わなかったのはアレスやヒカキソ相手だと安定しないと思ったからです。
──1回だけ使ったラニ混合はどういった意図だったのでしょうか。
Toti 対戦相手の方が自分より強いことがわかっていたので、耐久ではなく火力で特攻しないと勝てないと思ったのが理由ですね。
――それでは、本大会の禁止駒を受けてどのようにデッキメイクを意識しましたか?
Toti アルキメデスが使えませんし、回復マスそのものも弱体化しました。なので、これらを使わなくても勝てる耐久デッキというものをずっと練習していたんです。ドライアドなどの回復量が多い駒やデバフなどを入れることで、ラニなどにも勝てるようになりました。
──なるほど。しかし、壇上では回復耐久を見なかったような……?
Toti ……壇上だと、ちょっと恥ずかしくて……(笑)。相手は当然うまい人ばかりですし、回復耐久を使って盤面を取られちゃったらと思うと……!
──全国大会ではぜひ拝見したいですね(笑)! それでは準決勝のお話なのですが、Toti選手がアレスデッキ、だみ選手が神単というマッチングでした。アレスのほうが有利に見えますが、だみ選手は罠をものともしないプレイングで勝利しましたよね。アレをやられたら心が折れそうですが……。
Toti 相性的に勝っておかしくない戦いだったのですが……だいぶメンタルをやられましたね。
──そこから巻き返して決勝に進まれたことが本当にすごいなと。どうやって持ち直したのでしょうか?
Toti 壇上に来られたこと自体がものすごくうれしかったので、悔いのない試合をしようという一心でがんばりました。
――それでは東京の決勝戦に向けて、意気込みをお願いします!
Toti よくない立ち回りが多かったので、改めて試合を見直して、友だちに180コストでの練習に付き合ってもらおうと思っています。今日は本当に恥ずかしいプレイが多かったので……! 当日は勝ち負けよりも、とにかく“いい試合”をしたいですね。
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