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世界45都市で同時開催『Ingress』新イベント“Field Test”体験リポート

2019-09-17 19:26 投稿

予想を上回る怒涛の90分体験

リアルワールドを舞台に楽しむNianticの位置情報ゲーム『Ingress』に新たなイベント“Field Test”が加わり、その記念すべき第1弾が2019年9月14日に世界45の都市で開始された。

本記事では福島県会津若松市で開催されたものにフリーライターの深津庵が参加。90分のあいだに6つのノルマを達成する個人戦。その手応えと今後への想いをまとめてみた。

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鶴ヶ城を中心に実施された手に汗握る個人戦

今回実施された“Field Test”とは、事前にNianticが提示している6つのノルマを規定の時間内に達成することを目的としたイベント。

初回となる今回、日本は会津若松市、秋田市、福井市、亀山市、熊本市。その他、アメリカのエイムス、オーロラ、バーミンガム、プロビデンス、レッドモンド、サンタクララ、セントピーターズバーグ。イギリスのイプスウィッチやマレーシアのクアラルンプールなど、世界45の都市で同時に開催する大規模なものだ。

■公式PV(ルール解説)

それではルールのおさらいだ。

まず大前提になるのは参加する地域の事前登録を済ませていること。そして当日、14時30分から15時までのあいだ出現するレジストレーションポータルをハック。これが“チェックイン”のようなもので、今回は既存のポータルがそれに設定された。

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▲会津若松の場合は鶴ヶ城近くにある児童遊園がレジストレーションポータルに設定された。

その後、15時15分から16時45分まで90分間に以下、6つのチャレンジをすべて達成(順不同)すると当イベントの実績メダルを獲得できるというもの。個々にカウントされるスコアを競うルールから個人戦という位置付けのようだが、当日は顔見知りといっしょに行動するエージェントも多かった。

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これはあくまでも最低基準であり、各項目のいずれかで上位10%の成績を収めたエージェントには、それ専用と特別メダルが付与されるという仕組み。6番目を除く5つ項目はどれもなじみのあるアクションだ。

■1:アーティファクトメディアを6個回収

最初にハックしたレジストレーションポータルから“メディア”というアイテムを各自が入手。そこに記されたリンクをたどるとアーティファクトが設定された全10ヵ所のポイントが判明する。

各アーティファクトに番号が設定されていることから、筆者は重複はノーカウントだと判断。地図に記されたポイントを片っ端から巡回したのだが、終了直前に“同じものでもOK”だと知って呆然とした。

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■2:ポータルハックを36回成功

会津若松のField Testはレジストレーションポータルの位置から、難攻不落の名城としても知られる鶴ヶ城のある鶴ヶ城公園とその周辺を中心に展開。終了後に集まる必要もなかったこともあり、スタート後は個々の判断で行動範囲を広げていった。

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■3:レゾネーターを30個デプロイ

これもエージェントなら呼吸をするようにしてしまうアクション。敵陣営のポータルを破壊してデプロイすればいい。

鶴ヶ城の周辺はXMアノマリーの如く、とくに序盤は動きが激しくとてもおもしろかった

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■4:MODSを12個デプロイ

こちらもまた日常的にしていることであり、最低条件が12個というお気楽モード。

ひとつのポータルに各自2個までしかデプロイできないので、多少歩き回ることもあるだろうが、3キロ歩くチャレンジを同時に消化していると考えれば効率がいい。

攻撃を受けている自軍のポータルならMODもすぐ壊されるので、くり返しデプロイしていれば一瞬で終わるだろう。

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■5:グリフハックポイントを30獲得

個人的に難所認定していたのがこのチャレンジ。グリフハックが大の苦手であり、最近さらに新しいグリフ(しかも複雑)まで追加されて頭が大混乱なのだ。

そこで、この日に向けて手書きでグリフを練習。少しでも成功率を高めようと悪あがきをしていたのだが、自分の探索エリアはポータルの取り合いが激しく、ポータルレベルも2とか3ばかりでグリフもイージーモード。開始数分で30ポイントを突破することができた。

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■6:スタートポータルから3キロ歩く

城ヶ城のある公園をちょっと大回りで一周すると約3キロ。10ヵ所に設定されたアーティファクトをすべてめぐれば十分達成できる。

『Ingress』と出会うまえはタクシーに乗る距離だったが、おかげさまで余裕の徒歩圏内。出不精な性格なのによくもまぁ成長したもんだ。

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6つのチャレン内容と90分という制限時間。このふたつのバランスがとてもよく、休憩を挟みつつ最低条件のクリアーを目指す人もいれば、1項目でも上位10%に入るんだと最後まで奮闘する人もいた。

今回のルールはまさに個人戦、誰に気を使うこともなく自分のペースでチャレンジできたField Testは今後も継続してほしいと感じられるものだったぞ。

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▲計測終了時、偶然居合わせたエージェントのみなさんと記念撮影。

明暗を分けたふたつの『Ingress』の行方

最初にいっておきたいのは、Field Testというイベントルールはとてもよかったということ。次回があるならまた参加したいし、これまでのイベントにはない新しい風を感じることができた。

だがしかし、この初回となるイベントでは重大な問題が発生。10月1日に完全移行される『Ingress Prime』でのチャレンジがほぼ実行不能になったしまったのだ。

通称“旧スキャナ”こと『Scanner [REDACTED]』のスクショが記事に混ざっていたのはこれが理由である。

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今回のイベントが『Ingress Prime』を使った文字通りのフィールドテストであり、旧スキャナの使用はルール違反だと声を上げるエージェント。動かないのだから仕方ないと早々に判断して旧スキャナでプレイを続行するエージェント。考えの異なるものたちのあいだで多少なりとも意見の衝突があった。

Androidの一部端末ではすでに旧スキャナのサービスが終了。『Ingress Prime』が動かないこの状況ではチャレンジができず、ほかの地域では途方に暮れるエージェントもいたと聞く。

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▲筆者が確認する限り、大半のエージェントが旧スキャナに切り換えてプレイを続行。一部『Ingress Prime』を起動できているエージェントも、「ほとんど動作していない」と答えてくれた。

また、『Ingress Prime』上からは当イベントの進捗が確認できたのだが、これもアプリが起動しないのではどうにもならない。

そうなれば慌てて当然だしストレスに感じるのもしかたがないことだ。

その後、Nianticは今回の不具合を認め、参加者全員にメダルを付与することを発表。90分フルタイムで奮闘したエージェントたちの努力が報われたことに安心した。

筆者はレジストレーションポータルをハックした参加者全員に今回の“参加賞メダル”付与。当日の成績に応じて段階的なメダルを用意して、それを目標に挑める設計なら、少しは落ち着いてイベントを楽しめたのかなと感じている。

なにはともあれ、この初回に起こった事態が今後に活かされること。そうであってこそ“フィールドテスト”であり、参加者たちの苦労が報われる瞬間になるだろう。

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▲今回、筆者が参加した会津若松の集合写真。参加上限の500人に達した開催地だが、じっさい訪れたのは何人だったのか気になるところだ。

『Ingress Prime』ならではの新機能と未来

大混乱の『Ingrss Prime』だが、ちゃんと動作していればいくつかの改革と恩恵を感じられる機能が実施されていた。

とくにチャレンジの進捗を確認できるページの閲覧は、今後のイベントでも活用できる便利な機能だ。

さらに、イベント終了直後にはGmailで開催地別のスコアランクを開示。こちらはメールだったため問題なく確認できたきたのと、何といってもすぐにメダルが付与されてびっくりした。

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最近では『Ingress Prime』上からイベントのチケットを購入。今回のようにレジストレーションポータルから得たメディアを通じてアーティファクトの所在を知るなど、アプリ1つでことを成するスマートなアプローチが増えているのはとてもうれしい。

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初期のβ版から知る筆者から見れば現在の『Ingress Prime』は大幅に進化しており、段違いに使いやすくなっている。

しかし、それでも旧スキャナでできる動作が叶わず、陣取りに大きな影響を与えているのも事実。10月1日をもって旧スキャナのサービスを終了することが決定していることから、本当に大丈夫なのかと心配する声が上がるのも当然だ。

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最後に、筆者が使うスマホはiPhone XSなのだが、開始10分前後で挙動がおかしくなり、イベント終了1分前まで起動すらしなくなってしまった

申し訳ないがこの日も、何年前の端末かと聞きたくなる古いものを持ち出し、『Ingress Prime』が動かないというエージェントも多数いた。

当該アプリがそれなりのスペックを必要としていることは事実なので、動作を保証できないモデルと推奨モデルを具体的に開示してもらえるとうれしい。

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P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

Ingress Prime(イングレス プライム)

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルその他
メーカーナイアンティック
配信日配信中
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