『バンドリ!』発の声優ガールズバンド“Poppin’Party”と、ガールズバンド“SILENT SIREN”による対バンライブ、“NO GIRL NO CRY”の2日目をレポート

2019-05-23 11:46 投稿

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バンドリ! ガールズバンドパーティ!

『バンドリ!』プロジェクト史上初となる対バンライブ開催!

2019年5月18・19日の2日間、埼玉にあるメットライフドームにて『バンドリ!』プロジェクト史上初となる、対バンライブ、“NO GIRL NO CRY”が開催された。

対バンライブの相手として選ばれたのは、ガールズバンド“SILENT SIREN。アニメ、ゲームとリンクしながら展開するバンド“Poppin’Party”と、実際のミュージックシーンで活躍するガールズバンド“SILENT SIRENのスペシャルコラボだ。

“Poppin’Party”はデビュー前に自分たちのパフォーマンスの参考として、“SILENT SIREN”のライブ映像を研究していたという経緯がある。対バンライブをやる相手として熱望していただけに、彼女たちにとっても夢の舞台となった。

熱い盛り上がりを見せたライブ2日目をレポートしていこう。

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ゲストアクトの“RAS”が重厚なハードロックでキメる

まずは2日目のゲストアクトである“RAISE A SUILEN”が登場。挨拶も早々に、ベースボーカルのRaychellが 「楽しみたいヤツ!拳を上げな!」と会場を煽ると、最初の曲、“A DECLARATION OF xxx”がスタート。イントロのコール、“RAISE YOUR HANDS,NOW!”が会場中に響き渡る。サビのコーラスがステージ後方の巨大スクリーンに映されると会場中が大合唱。Dメロ前には、Raychellが 再び「メットライフドーム暴れて行こうぜ!」と観客を煽ると大歓声が上がる。

“DJ CHU² ”を演じる紡木吏佐のメンバー紹介に続けて“UNSTOPPABLE”。イントロ、間奏でもハイ!ハイ!とコールが送られ、Aメロでは一斉に手拍子が巻き起こっていた。

アウトロからそのまま3曲目の“R・I・O・T”へ。Raychellの「行くぞ!」の煽りに、“ハイ!ハイ!”というコールで答える。サビ前のセリフではRaychellがアップで抜かれ、会場からは悲鳴のような歓声。間奏では「もっと上がれ!」、ラスサビ前にも「全然声が聞こえないね!全力で出してこい!」と煽り、会場も歓声で答える。

“RAISE A SUILEN”のパート最後の曲は、“EXPOSE ʻBurn out!!!ʼ”。「メットライフドーム染まれ!」の煽りに、大歓声で答える観客。イントロから、ハイ!ハイ!とコールが巻き起こり、紡木のラップに合わせてのコーラスや、メロ、サビでもコーラスが満載の曲。ラスサビ前ではステージにいる全員がヘドバンを行い、観客も合わせるように頭を振っていた。パフォーマンス終了後、退場する際にRaychellがクールに投げキスをするサービスを見せ、観客を沸かせていた。

 
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ベテランが見せる安定のパフォーマンスとトーク

続いては登場するのは“SILENT SIREN”。1曲目となるのは、『バンドリ!ガールズバンドパーティ!』でもカバーされている“チェリボム”。会場のペンライトが一斉にピンクに変わる。曲前にはキーボードのゆかるんから、コールと振付のレクチャーが行われ、曲中に何度も沸き起こる“チェリチェリボム!”はより一体感のあるコールになった。

アウトロから2曲目の“八月の夜”へ。イントロから、“ハイ!ハイ!”とコールが巻き起こる。1番、2番とAメロではメンバーが手拍子を煽り、Dメロでも手拍子が巻き起こっていた。

MCでは、ボーカル&ギターのすぅが一言目から「まだ2曲しかやってないのに泣きそう!」と、ライブが余程嬉しかったのか感動しきり。「2日目も楽しくなる予感しかしない!」とやる気十分だ。キーボードのゆかるんは、「”RAISE A SUILEN”さんが繋いでくれたバトンを、さらにアツアツにして、最高の状態でポピパちゃんに繋ぐぞ!」と宣言。すぅが『バンドリ!』の名言の一つ、「みんな、一緒にキラキラドキドキしようね!」と叫ぶと会場から大歓声があがる。

3曲目となるのは“天下一品のテーマ”。ドラムのひなんちゅがラーメンチェーンの“天下一品”で働いていた事からコラボして生まれた一曲。会場中に響き渡る“天下一品!”のコーラスはなかなかユニークだ。アリーナ席を大きく跨ぐムービングステージの仕掛けにも驚かされる。

続いての“ジャストミート”は、曲中にタオルを振るパフォーマンスが行われる。こちらも曲前にゆかるんが動きをレクチャー。曲中のサビ、「せーの!」の声に合わせ頭上にタオル放り投げる様子が会場中で見られる。

5曲目は“DanceMusiQ”が披露される。メンバー全員がピンク色の光るサングラスを着用。これは同曲で恒例のパフォーマンスとなっているらしく、ライブグッズとしてもラインナップさている。曲中では、会場も煽って一緒にモンキーダンスをする姿が可愛らしい。

続いてのMCでは、ポピパメンバーの話題へ。今回のライブでメンバー同士の距離がかなり縮まったようだ。かなり慕われているようで、各自がそのやりとりを話しながら、ポピパメンバーが如何に可愛いかを力説していた。また、改めてアニメを見直したメンバーは、自分たちに重なる部分も多く、色々考えさせられたと感想を述べる。その流れから“SILENT SIREN”結成当時の話へ発展。最後は両バンドのファン、スタッフ、ポピパメンバーに感謝を述べて、次の楽曲へ。

6曲目は、ライブタイトルにもなっている“NO GIRL NO CRY”。ステージ後方のモニターには歌詞が表示され、曲中のコーラスのタイミングもバッチリだ。ラスサビ前の間奏で見られるソロパートに合わせてメンバー紹介が行われる。

続いてはポピパの楽曲、“ときめきエクスペリエンス!”をカバー。“SILENT SIREN”のパートの中でも、おそらく一番の盛り上がりだった。タイトルコールの大歓声から、会場が一気にヒートアップし、イントロの“ハイ!ハイ!”というコールから、曲中のコーラスも力強い。

続いてのMCでは、現在並行して行われている全国ツアーの話題となり、対バンがきっかけで“SILENT SIREN”の曲にも興味を持ってくれたバンドリファンにも参加して欲しい、と追加公演が行われる事が発表され、会場から歓声が送られていた。

8曲目は“フジヤマディスコ”。イントロから“フジヤマディスコ!”というコーラスが入り、曲中でも繰り返される。キーボードのゆかるんは、いわゆる“ジュリ扇”と呼ばれる羽根付きの扇子を振るパフォーマンス。“DanceMusiQ”に続いてこちらも、“SILENT SIREN”では恒例となっている。

9曲目の“ビーサン”では、再び曲前にコール&レスポンスをレクチャー。“オッオッオオッオッオー!”と数回練習をした後、変化球として同じテンポで“ポピパ最高”、“サイサイ大好き”、“サイサイ愛してる”と続け、会場を盛り上げる。曲中も会場を煽り、ラスサビ前の間奏でも何度も繰り返しコール&レスポンスが行われ、より一体感を感じる楽曲。

すぅが「ラスト!ポピパに繋ぐよ!」と宣言し、“SILENT SIREN”最後の曲“恋のエスパー”が披露される。驚かされたのは、楽曲の終盤にある“行き過ぎた妄想はSTOP”という歌詞で本当に演奏を止めるという演出。こちらもファンの間では有名な演出らしいが、初めて見る観客は唖然。すぅが「終わりたくないから時間を巻き戻します!」と、1曲目の“チェリボム”の演奏がスタート。今度はゆかるんが「ちょっと待って!戻り過ぎ!」と“恋のエスパー”に戻すが、再びすぅが演奏を止める。「またまた止めちゃいました!終わりたくないくらい最高のライブです!」と感想を語ると、演奏を再開し、“SILENT SIREN”のパートは終了となった。

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先輩に負けない熱いライブ

続いて3バンド目に、“Poppin’Party”が登場。吹き抜けになっているメットライフドームらしく、屋外が徐々に暗くなる様子がわかり、会場を埋めるペンライトの光がより強さを増す。

「“NO GIRL NO CRY”行くよー!」の声と共に、最初の1曲は一足早い夏を感じる“夏のドーン!”。ステージ前方に火柱の花火が上がる演出で、お祭り感を演出。サビでは、「回せ回せ!」と煽る愛美の声に合わせ、メンバーと観客がタオルを回す。

間髪入れず次の曲、“Time Lapse”へ。“陽が落ちて歌声が星となり”という歌いだしは、まさにこのタイミングにピッタリの一曲。大歓声と共にAメロ前や間奏の“oh、oh…”は観客も一緒になって大合唱だ。

続いてMCパートへ。まずはメンバー一人一人が自己紹介。ドラムの大橋彩香が演じる“山吹沙綾”の誕生日当日ということもあり、アドリブでバースデーソングを演奏。観客が一体となって合唱を行い、おめでとう!の声が会場のあちらこちらから上がった。

3曲目は“Happy Happy Party!”。イントロからAメロ、Bメロ、間奏と曲中はバスドラムのリズムに合わせて観客が手拍子。サビではメンバーの動きに合わせて、観客も左右に手を振る。ペンライトが一斉に横揺れする光景はカラフルな波のようだ。

再びMCパートへ。ギターボーカルの愛美は“SILENT SIREN”が“恋のエスパー”で見せた時を止める演出に驚いたと語り、大橋は“DanceMusiQ”の光るサングラスがお気に入りの様子だ。時を止める演出を自分もやりたいと言い始めた愛美は、ステージ上で「STOP!」と叫び、困惑しながらも動きを止めるメンバー。おどけたような変顔のまま動きを止める大橋の映像がアップで抜かれると、会場から笑いが起こる。愛美は「時を止める系の曲、ポピパにも欲しいね」と語ると、キーボードの伊藤彩沙が「お願いします!」と続き、会場からも歓声が上がる。

続いて演奏されるのは“二重の虹(ダブルレインボウ)”。今年の9月に公開される、劇場版『BanG Dream! FILM LIVE』から先行公開となる映像付きで演奏される。ラスサビ前の間奏では愛美が、「今日は皆さん、来てくれて本当にありがとうございます!これらかも、“Poppin’Party”をよろしくお願いします!」と叫ぶと、会場からは大歓声が巻き起こる。

5曲目の“Returns”も、同じく映像付きで演奏。初披露となったアニメ2ndシーズンの最終回のライブシーンが流れる。2番では1stシーズンから2ndシーズンまでのダイジェストが流れる特別編集だ。アニメではギターの大塚紗英が演じる“花園たえ”がポピパのために作った曲という設定で、演奏中、心なしか大塚の目が潤んでいるようにも見えた。

演奏終了後のMCでも大塚の口から「アニメのこと思い出して、泣きそうになった」と一言。その後、ステージ上で抱き合う愛美と大塚に会場から大きな拍手が送られた。
吹き抜けとなっている会場だけに、照明が当たる場所に虫が集まるらしく、伊藤は「弾こうと思ったら、虫がいて…どうしたら正解なんだろう」と語ると、会場からは笑いが起こる。

続いては“キラキラだとか夢だとか〜Sing Girls〜”。イントロや間奏では伊藤が「ハイ!ハイ!」と煽ると、観客もこれに続く。ステージ後方のスクリーンに歌詞が表示され、曲中のコーラス部分は観客も大合唱。サビでは素早く左右に手を振る動きで、再び会場は大きな波が起きているように見えた。

7曲目は“CiRCLING”。「みんなで輪になろう!」と叫ぶ愛美の声に歓声が送ら、サビの“輪!”の歌詞に合わせて、観客も「輪!」と叫びながら頭の上に輪を作る。コーラスが多い楽曲だが、観客の動きもコーラスのタイミングもピッタリだ。

続いては、“ティアドロップス”。1番の歌詞、“赤から青に変わる”、2番の“青から赤に”に合わせ、会場のペンライトが一斉に変わる光景は圧巻だ。ラスサビ前の愛美のセリフ、「この手を離さない」で大歓声が上がる。

続く“STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜”では、愛美の「歌って!」の声に続いて、イントロの“Lalalala…”を観客も合唱。サビ前の歌詞“STAR BEAT!”も一緒になって叫ぶ。ラスサビ前、アウトロの“Lalalala…”でも「もっと聴かせて!」、「みんな一緒に!」と煽り、観客も歌声で答える。

MCでは最後の曲を前に2日間を通してのライブの感想を語る。初のドーム公演、初のムービングステージ、初のトロッコという大掛かりな仕掛けについて言及。そして「初の対バン!」とメンバーが叫ぶと会場から歓声が上がった。
“SILENT SIREN”に対する思いも語られ、パフォーマンスの見せ方や、観客とのやりとりが素晴らしかったとメンバー全員が絶賛。ファン同士が垣根を超えて全員で盛り上がった事に感動し、ガールズバンドとして輪が広がって嬉しいと語ると会場からは大きな拍手が上がった。

ラストということで、会場を盛り上げるコール&レスポンスを行った後、“キズナミュージック♪”へ。アニメ『BanG Dream! 2nd Season』シーズンのオープニング映像をバックに、1番が披露される。途中、演出としてアリーナ席には大きなバルーンが投入され、最高の演奏に負けじと観客もバルーンを高々と上げる。最後は長いアウトロの後で観客と一斉にジャンプして終了。
“Poppin’Party”が退場した後には、すぐにアンコールが沸き起こる。

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アンコール前には“SILENT SIREN”のメンバーと、“Poppin’Party”のメンバーが互いにメッセージを送る特別映像を上映。どれだけ相手をリスペクトしているかを感じられる映像だった。

映像終了後、“SILENT SIREN”と“Poppin’Party”が揃って登場。2日間に渡るライブの感想を語る。大橋と伊藤は“SILENT SIREN”から光るサングラスをプレゼントされ、特に大橋はMCでも欲しがっていたため、大興奮。すぅはバックステージで“Poppin’Party”の演奏をみて感動で泣いていたと語り、「普通にお客さんとして見たい」とライブの内容に大満足の様子。また、ライブの準備を進める中でグッと距離が縮まって、友達ができたみたいで嬉しいと語り、「光栄です!」と答える愛美に会場からは拍手が送られた。

アンコールとして最後は“NO GIRL NO CRY”を2つのバンドが一緒に演奏。この楽曲のために作成された両バンドメンバーが登場する実写PVをバックに演奏。ラスサビ前は映像とシンクロするようにソロパートを披露。最後にはキャノン砲テープ打ちで銀テープがアリーナ中に降り注ぎ大歓声が上がる。

 
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最後はステージ前方にメンバー全員が並び、「ありがとうございました!」と挨拶。長い歓声に包まれながらライブは終了した。

“SILENT SIREN”と“Poppin’Party”が、互いをリスペクトし、ライブ中に何度も敬意と愛が語られる姿が印象的。また、楽曲前に振りやコールの練習をしたり、ステージ後方のスクリーンに歌詞が表示されるなど、演出面で互いのファンに対する丁寧な配慮を感じた。MCでも触れていたが、対バンライブを通して互いのファン同士も繋がることで、バンド活動の幅がより広がる、可能性を感じるライブだった。

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【セットリスト】
<DAY2>
―ゲストアクト:RAISE A SUILEN―
1. A DECLARATION OF ×××
2. UNSTOPPABLE
3. R・I・O・T
4. EXPOSE ʻBurn out!!!ʼ

―SILENT SIREN―
5. チェリボム
6. 八月の夜
7. 天下一品のテーマ
8. ジャストミート
9. DanceMusiQ
10. NO GIRL NO CRY/SILENT SIREN Ver.
11. ときめきエクスペリエンス!
12. フジヤマディスコ
13. ビーサン
14. 恋のエスパー

―Poppin’Party―
15. 夏のドーン!
16. Time Lapse
17. Happy Happy Party!
18. 二重の虹(ダブルレインボウ)
19. Returns
20. キラキラだとか夢だとか 〜Sing Girls〜
21. CiRCLING
22. ティアドロップス
23. STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜
24. キズナミュージック♪

―アンコール―
25. NO GIRL NO CRY/Poppin’Party×SILENT SIREN

©BanG Dream! Project ©Craft Egg Inc. ©bushiroad All Rights Reserved. ©PLATINUM PIXEL

バンドリ! ガールズバンドパーティ!

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルリズムアクション
メーカーブシロード
公式サイトhttp://bang-dream.bushimo.jp/
配信日配信中
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