【新作】大鉈振り回す怪人が廃病院を徘徊!!最悪の密室サバイバルアクション『ブッチャー X』

廃病院だいたいろくなことが起きない説

片腕を失い足を引きずり彷徨う噂の大男ブッチャーが巣食う隠れ家を発見。正体を暴こうとするも返り討ちに会って監禁されてしまう。

ホラーアプリの王道展開で始まる本作『Butcher X（ブッチャーX）』は、多重構造のロックがかかった玄関からの脱出を目標に、物音を立てないよう慎重に数々の謎を解明していくサバイバルアクションゲーム。

ロッカーに身を隠したり罠を仕掛けて足止めをしたり、さまざまな方法でブッチャーを欺いてやろう!!

驚きの追跡能力!?　攻めの姿勢で院内を探索

追跡者“ブッチャー”と戯れることになる本作の基本は、ベッドのしたやロッカーに身を潜めながら謎を解いていくステルスメインのサバイバルアクションゲーム。

音に敏感なブッチャーに気づかれないよう画面左の物音センサーを頼りに目的を完遂しなければならない。

バーチャルパッドをゆっくり動かしても床は軋むし、アイテムを探索中に発生する開閉音が驚くほど大きくすぐ見つかってしまう。

それとは対照的にブッチャーの足音はおおよその方向しか知ることができず、正確な距離感を探るのも困難。驚異の聴覚を持っているブッチャーに気づかれないよう立ち回るのは至難の業だ。

しかし、そんなブッチャーの追跡能力はゼロに等しく、手の届く距離まで詰められていてもロッカーなどに隠れればあっさり見失ってしまう。

捕まれは即ゲームオーバーというルールの中でこれは唯一の救い。各所に設けられている安全地帯の配置を把握して、ブッチャーに臆することなくガンガン攻めていこう!!

記号で教えてくれるやさしい謎解き

調査対象にカーソルを向ければ専用のアイコンが表示されるのは、多くのゲームで見られる定番の設計。全編英語の本作ではこうした要素はとても重要だが、細かな手順が理解できず行き詰まってしまうことも多いだろう。

しかし、本作はゆく手を阻むものに振れると何が必要なのかを記号で具体的に教えてくれるのだ。

また、入手しているアイテムをその都度選択する必要もなく、条件さえ整っていれば自動的に使用する。

いちいちアイテム欄を開いたりスワイプで対象に重ねるといった手順もないので、ブッチャーに追われながらでも余裕をもって対処することができるはずだ。

オートセーブ＆チャプター管理で快適プレイ

本作は攻略状況に応じてチャプターが進み、その都度オートセーブが行われる。

任意のタイミングでセーブできず、最寄りのチャプターまで戻されてしまうが、いつゲームオーバーになるかもわからない緊迫した状況。システム側でしっかりカバーしてくれている点はとてもありがたい。

隠されているアイテムの配置はもちろん、ブッチャーも決まった場所から移動を再開。行き詰まるようなことがあっても、くり返しプレイしていれば自然と攻略方法が身に付いていくだろう。

これは余談だが、本記事の冒頭で扱っているタイトル画面。実際プレイすると通称“黒い悪魔”や“G”などと呼ばれるアイツらが駆け回るので苦手なひとは要注意だ。

タップすれば潰すこともできるのだが、その数に応じて何かしら隠し要素がアンロックされるのだろうか。

見るのも耐えられない筆者にそれを試す勇気はなかった。

何も起こらないと思うが興味があるひとは思う存分潰して検証してほしい!!

P.N.深津庵
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