ジークレスト主催の女性向けゲーム業界セミナー“Girls Game MEETS”で語られた『夢100』『A3!』の成功の秘訣

2018-10-17 15:00 投稿

人気アプリの開発・運営のノウハウの一部が公開

2018年9月19日、サイバーエージェントグループのひとつ、ジークレストがゲーム企画職向けのセミナーイベントを行った。

ジークレストは、『夢王国と眠れる100人の王子様』(以下『夢100』)や、『茜さすセカイでキミと詠う』(以下『アカセカ』)などといった、女性向けスマホゲームを配信している会社。“推しメン休暇”や“ガールズイベント参加補助”といった社内制度を取り入れ、コンテンツを愛する社員を積極的に増やそうとしていることでも話題となった。

⇒「○月○日は“推しメン”の誕生日なので、会社を休みます!」 “推しメン休暇”など、ジークレストが導入したユニークな福利厚生システムとは?

そんな同社が、女性向けゲームの開発者向けに開催している業界セミナー“Girls Game MEETS”。第4回となる今回は、リベル・エンタテインメントから配信中の人気アプリ『A3!』のプロデューサーである沖田多久磨氏もゲストとして登壇。講演を行った。

人気アプリから成功の秘訣を探るべく、会場に集まった100人を超える業界関係者は、皆真剣に沖田氏の話に耳を傾けていた。

①

『夢100』課題と発見から学ぶ

まず登壇したのは『夢100』のディレクターである大野祐策氏。3周年を迎え、さらに全世界1000万ダウンロードを突破した運用ノウハウと題し、同作における3つの施策での課題と、発見をそれぞれ語った。

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1.人気投票

②

周年に合わせて実施した人気投票企画。実施意図としては、周年に合わせてゲームを盛り上げたいという気持ちと、すべての“王子(同作におけるキャラクター)”が登場するイベントを作りたかったこと。また、いつもプレイヤーから“好き”という気持ちが送られているため、王子からプレイヤーに“お返し”があるイベントを作りたいという思いから実施に至った。

≪課題≫
・当時から150人を超える王子がいたため、当然ながら、自分の好きな王子が人気かどうかが可視化されてしまい、がっかりしてしまうプレイヤーも見受けられた。
・同じ王子に投票したプレイヤー同士で順位が分かってしまう仕様を入れたため、自分にとってはひとりの王子であるはずなのに、‟自分のほかにも王子に好意を寄せている人がいる”ということを認識させてしまった。

⇒これにより、恋愛ゲームによる本作において“自分と王子のふたりだけ”という二人だけの世界を壊してしまった。

≪発見≫
・王子全員のテキストや背景を用意して、ホワイトデーにサプライズで1番投票した王子からお返しがくるという演出は、プレイヤーから好評であった。

2.遊びの強化と演出強化

1年目から2年目にかけて、ほかのゲームを参考に『夢100』のゲーム自体の‟遊び”の部分を強化した。

≪課題≫
・レイドイベント:仕組みが複雑でわかりにくいという声が多く、ほかイベントに比べて好まれなかった。
・素材収集クエスト:素材の管理やクエストの使い分けのストレスが高かった。

⇒ゲームとして遊びの幅は増えたが、プレイヤーにとっては“王子と恋愛をする”ことが主目的なので、その手段自体を増やすことは得策ではなかった。

≪発見≫
・パートナー選択イベント:いつものクエストではあるものの、イベントを王子といっしょに回れることで、雰囲気づくりに成功した。
・演出強化:ムービーを流したり、ログインボーナスのデザインを変更して王子の出しかたを変えることで、プレイヤーから高評価を得ることができた。

⇒遊びを変えることも必要だが、それよりも本作においては、キャラを魅力的に見せる演出があれば、ユーザー体験が大きく変わる、ということが分かった。

3.全員施策

③

全王子のキャラとシナリオを用意する施策。プレイヤーはひとりを選んでシナリオを読めるようになっている。

≪課題≫
事前にひとりの王子を選んでプレゼントを渡すと、後からその王子からプレゼントがもらえたり、シナリオを読めたりする施策。王子からのプレゼントがもらえるまでに期間が空いてしまったため、プレイヤーの期待値がどんどんあがってしまい、実装後、プレイヤーからは「期待したほどのものではなかった」という不満があがった。

また、王子がひとりだけしか選べないことに対しても不満の声があがった。

≪発見≫
上記の課題を受けて、後のイベントでは、シナリオのほか、アニメーションを強化。また、王子を3人まで選べるようにした。

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▲課題を受けてアニメーションなどが強化をされた。

以上3つの施策に関する課題と発見を例に挙げ、より精度を上げるために行っている社内施策が紹介された。

『夢100』では、不具合などを報告する‟お問い合わせ”とはべつにプレイヤーからのご意見ボックスを設置したり、月次アンケートを実施。これをもとにチーム内で現状の課題を共有し、定期的に改善施策を打つのだという。

④

また、ほかにチーム以外の『夢100』のプレイヤーを集めて、レビュー会を行っており、それで実施する施策の優先順位をつけることもあるのだとか。

これらの取り組みをもとに、群雄割拠な女性向けアプリの中で『夢100』としてどういうブランディングをするか、『夢100』のいいところをチームで意思統一することが大事なこと、と大野氏は語る。

「お客様と『夢100』の良さに対して共通認識を持つこと、それが最終的にIPの価値にもつながると考えているので、4年目はこの“価値の再定義”に重きを置いていきます」と、『夢100』に対する今後の意気込みについても語ってくれた。

『A3!』から学ぶ魅力あるキャラクターづくりの秘訣

続けて、『A3!』のプロデューサーである沖田氏が登壇。“女性向けゲームにおけるキャラクターの魅力を向上させるためのTIPS”と題して、同作について語った。

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本作のコンセプトは“まだつぼみ状態の役者を育成し、舞台の上で立派に開花させるアプリゲーム”。

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登場する役者はつぼみ状態で、皆弱点やトラウマなどを抱えているため、誰ひとり完璧な役者はいない、ということころがポイントとなる。

本作は先の『夢100』とは異なり、ヒロイン(プレイヤー)と明確な恋愛要素のない、キャラ育成ゲームとなる。その中でもプレイヤーに「応援したい、育成させたい!」と思わせるために、キャラクターたちの魅力を存分に出すという点に重きをおいて制作されたのだという。

「キャラの魅力は、キャラの厚みにあるのだと思います」と語る沖田氏。

沖田氏は、前職も女性向け恋愛ゲームの開発に携わっていたが、その際は「キャラを作るときには、何よりも“キャラブレ”を恐れていました」とのこと。

ストーリーの中から読み解けるキャラの思想や行動に、そのキャラらしい一貫性があって、最初から最後までそれがブレないことが“良いキャラクター”であると考えていたのだという。

たとえば下記のようなキャラがいるとする。

《とある唯我独尊の‟俺サマ”属性キャラ》
・得意なことはなんでも完璧にこなす
・誰に対しても一貫してエラそう
・でもひとつだけ意外な弱点(ギャップ)

こういった一貫性を持つキャラの良い点としては、“プレイヤーがキャラクター性を素早く理解できるため、推しやすい”というところにある。

キャラがどういうシチュエーションでどういうアクションを起こすかを予想しやすいため、プレイヤーが事前からキャラに期待している“体験”を裏切ることなく提供できる可能性が高くなり、「思っていたキャラと違う!」といったようなことがなく、安心感があるというわけだ。

しかし一方で、ブレないことに固執しすぎると、「このキャラはこんなことは言わない」「こんな顔はしない」「こんな一面を見せてはいけない」などといったNG行動が増えてしまい、ストーリー展開ががんじがらめになってしまうというデメリットも発生してしまう。

こうなると、キャラに付随するエピソードもありきたりなものになってしまうため、既存のキャラとの既視感が生まれやすくなる

そこで『A3!』においては、キャラの思想や行動のブレを、キャラクターの豊かな感情の振れ幅だと肯定的に捉えてみて、キャラクターの多角的な魅力を見せよう、と考えたのだという。

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たとえば以下のようなキャラクター性だ。

・いつも成功するとは限らない(シチュエーション次第では失敗する)
・相手によって接しかたが変わる
・克服できない弱点もあれば克服できることもある(いつもできるわけではない)

先に挙げた‟俺サマ”属性キャラに比べて、こちらのキャラは、‟キャラブレ”しているといえる。また、すぐにキャラクターの全容が把握できないことで、最初の推しとして決めにくいというデメリットもある。ところが、ストーリーに触れていくにつれて新たな一面が見えるので、プレイヤーからすると、「目が離せない」「もっと知りたい」という気持ちが生まれやすいのだ。

この考えをもとに、この回では、キャラクター作りに関して、沖田氏からいくつかの代表的なTIPSが紹介された。

◆克服させる弱点と克服させない弱点を作る

キャラクターの設定を考えるときに、弱点は魅力となるポイントの基本ではあるが、この弱点を、ギャグ寄りのものとシリアス寄りのものに分け、さらにその弱点をストーリーの中で克服させるかさせないかをカテゴライズする

たとえばギャグ寄りの弱点の中に、方向音痴、妄想が爆発する、といった弱点があるとする。これらに関してはプレイヤーから「変わらないでほしい」と思われるような、‟愛される弱点”として克服させない弱点にカテゴライズさせる。

一方で、“舞台役者なのに舞台に立てない”といったシリアス寄りの悲しい弱点、プレイヤーとしても「ぜひ克服してほしい」と思うような弱点に関しては、ストーリーの中でしっかりと克服させてあげることで、そのキャラの人間的成長を見せることができる。

ここまでは比較的どのゲームでも採用されていることだが、あまり深刻でない弱点のなかで“克服させてもいい”というカテゴライズを作ること、これがキャラクターの深みを作るポイントとなる。下の表のの部分である。

たとえば、野菜が食べられない、運動音痴などといった弱点を、伏線を挟みながらストーリーの中で少しずつ変えていくことで、変わらないはずの弱点が変わっていく。不変であるはずのキャラが変わっていく……まるで、そのキャラの人生を見ているかのような感覚をプレイヤーは体験できるというわけだ。

「本物のアイドルや役者のような、生身の人間のファンになる感覚に近くなるのではないでしょうか」と沖田氏は語った。

ギャグ(克服させる)
・野菜が嫌い
・運動音痴
シリアス(克服させる)
・舞台に立つのが怖い
ギャグ(克服させない)
・方向音痴
・初心
・激しい妄想癖
シリアス(克服させない)

「ただし、プレイヤーさんの中には変化を怖がる方もいらっしゃいます」と沖田氏は補足する。その変化がプレイヤーにどういう受け取られかたをするか想像力を働かせ、盲目的にならずにチームのほかのメンバーたちからも客観的な意見をもらうことが大事である旨が語られた。

さらに、それをいきあったりばったりで決めずに、きっかけとなるエピソードや、その投下タイミングはあらかじめ大枠だけでもいいので決めておき、それまでに順を追ってしっかり伏線を入れておくことの重要さについて触れた。

沖田氏はひとつアドバイスとして、「開発者としては自身が作りこんだキャラ設定に関して、事前にプロフィールとして詳細に説明したくなってしまう気持ちは分かるのですが」と前置きをしたうえで、プレイヤーに自発的に発見してもらえる余地を残し、キャラクターの新しい魅力を見つけた! と思ってもらえるように、あえてこちら側から情報出しをしないことも大事だと語った。

また、キャラ同士の関係性の魅力を見つけたときに拡散してもらいやすいように、『A3!』ではUIも工夫したという。たとえば、本作には‟出稼ぎ”という、ふたり組でアイテムやコインを稼ぎにいくコンテンツがあるのだが、このコンテンツ内では、1画面の中でキャラの関係性がある程度分かるように収められている。

いちどに4枚までしか画像が貼れないTwitterなどのSNSにおいて拡散しやすい‟フォトジェニック”ともいうべき作りになっている。

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▲‟出稼ぎ”の1枚。確かにこのスクショを見るだけで、なんとなくキャラ同士の関係性が見えてくる。

最後に、この会のまとめとして、沖田氏は「‟キャラクターの人生を見せるという意識を持つ”ということを大事にしています」と語った。

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キャラクターが少しずつ変化したり、接する人によって見せる顔や態度が変わるというのは、生身の人間に近しいものがあり、沖田氏も、自身がアーティストや役者のファンであったころに感じた経験を生かし、この『A3!』のキャラづくりに落とし込んだのだという。

「ユーザーさんに楽しみながらキャラのことを知って、愛していっていただけるように、これからも様々な面で尽力していきたい」と意志を述べて、このトークセッションを締める形となった。

パネルディスカッション

続いて沖田氏のほか、『夢100』の立ち上げに携わり、現在は新規タイトルに携わる佐野哲也氏、『アカセカ』のコンテンツプロデューサーである西山葉月氏が加わり、3人でパネルディスカッションが行われた。

まずは‟タイトルが生まれるまで”、という議題。

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『A3!』の構想は沖田氏がリベル・エンタテインメントに入社した2016年に、「女性向けアプリを作ってほしい」と言われた際、沖田氏自身が舞台好きだったこともあり「独自の魅力をもつ演劇の世界を女性向けアプリに落とし込んだらおもしろいのではないだろうか」と考えたところから始まったのだという。

最初はわずか20人ほどのチーム、企画は5人ほどでありながら、開発期間は約10ヵ月であったことが語られ、会場からは「早い!」と驚きの声があがった。

『夢100』『アカセカ』については社内で行っている企画コンテストで決議され開発が決まったとのこと。また、『夢100』も開発期間は10ヵ月程だったと語られた。

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西山氏は『アカセカ』のキャラクター作りについて問われると、『アカセカ』は『A3!』と異なり、キャラクターとプレイヤーの1対1の世界になるので、現状60人以上いるキャラクターのひとりひとりを深く掘り下げるということに重きを置いていると語った。とくに本作は歴史上の人物をモチーフにしているので、元となった偉人の信念や生き様をゲームのキャラクターにも落とし込むところにこだわっているのだとか。

つぎに‟女性向けゲームにおけるゲーム性について”という議題

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沖田氏は「『A3!』は女性向けアプリでは後発だったので、なるべく皆さんの負担にならないよう気軽にプレイできるシステムにしました」と語った。また、‟舞台”という本作の世界観を壊さないよう、ミニキャラでお芝居ができるシステムを採用したとのこと。

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▲『A3!』ではキャラクターのカードを手に入れると、同じ衣装を着たミニキャラたちが演じる舞台を観ることができる。メインストーリーと合わせて楽しむことができる。

『夢100』は、誰でも気軽に遊べる‟パズル”を組み合わせれば、長く遊んでもらえるコンテンツになるのではないか、というアイデアのもと開発されており、その中でいちばんこだわったのは、パズルのルールの部分だという。あまり複雑なルールや操作時間が長いものだと飽きられてしまうので、「リリース直前まで入念に調整を行った」と佐野氏は語る。

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▲女性でもカジュアルにプレイできるパズルとなっている『夢100』。

『夢100』には現在170人を超えるキャラがいて、「絶対好きな王子が見つかる」「その王子をいくらでも深堀りできる」というのをコンセプトに掲げているので、キャラに奥行きや深みができるよう、進化システムなどにこだわったというエピソードも語られた。

『アカセカ』も『夢100』と同じくパズルではあるが、「シナリオを抜けてパズルに入った際、シナリオの没入感が削がれるのを防ぐために、シナリオで起こった出来事がパズルにも反映される、というようにシナリオとパズルに一体感が生まれるように作っています」と西山氏。

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▲パズルを行いながらも、しっかりと世界観を楽しむことができる。

次の議題は、プロモーションの展開に関して。

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『A3!』では情報源が散らばらないようにTwitter運用に集約して力を入れており、日々情報を更新するほか、大きく情報を出すタイミングでは一定量のまとまった情報を一気に出してインパクトを作るという手法をとったのだという。

佐野氏から「リリース前からかなり情報を出していましたが、あれは綿密に計画を立てていたのでしょうか? それともやっていくうちに徐々に?」という質問に対して、沖田氏は「開発とほぼ同時にプロモーションプランの計画も進んでいきました」と答え、『A3!』ではリリース前のかなり早い段階から、配信までのプロモーションスケジュールがすでにしっかりと立てられていたことが明かされた。

その理由としては、リリース直後がいちばんの大勝負で、そこで話題になるかならないかでメジャーになるかコアになるかが決まる。会社からも垂直立ち上がりができるようなプロモーションを行おう、というミッションが課されていたため、それに向けて施策を行っていたのだとか。

具体的には専門店などとも協力をして、リリース前に露出が増やせるような施策を考えた、という経緯が沖田氏より語られた。

一方、『アカセカ』のTwitter運用では、新キャラクターの告知をする際、毎回同じ方法にせず、実装されるキャラクターに合わせたユニークな方法も採用されていることも紹介された。

具体的には、日本で初めてラーメンを食べたという徳川光圀をモチーフにしたキャラクターを実装したときには、ユーザーが投稿した食べ物の写真に対してキャラがリプライを返すなどの試みをしたとのことだった。

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最後に、‟今後の女性向けコンテンツに関して”という議題に対して、沖田氏は「生活に自然に入り込むようなコンテンツも魅力的だと感じました。生活とコンテンツが絡められる余地はまだあるような気がします」と語った。

佐野氏は「『夢100』がアジアを中心に多数のユーザーにプレイされていることと、中国のゲームが国内でも流行っていることを受け、今後はアジア全体で女性向けゲームは発展していくのではないか」と予測を立てた。

「女性向けコンテンツも増えてきたので、これからは選んでもらう立場になるでしょう」と言うのは西山氏。

アイドルなどの王道モチーフだけでなく、アウトローなど尖ったモチーフを扱ったタイトルが受け入れられていることを例に挙げ、「一言で伝えやすいコンテンツで、さらに世界観に妄想の余地がある。いろいろなユーザーさんを巻き込んで議論を巻き起こしていくような世界観づくりをしてくことが重要だと思います」と今後の意気込みを語った。

セッションはこれにて終了となったが、この後登壇者と参加者による親睦会が行われ、訪れた参加者は、夜遅くまで、登壇者やほかの参加者と交流を深めていた。

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ジークレストが、女性向けゲームの開発者へ向けに開催している業界セミナー“Girls Game MEETS”は定期的に行われている。ジークレスト公式Twitterジークレスト公式Facebookなどを確認して、情報をチェックしよう。

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