【新作】海底に潜む巨大怪物を一本釣り!!真の姿を暴くフィッシングゲーム 『怪物釣り伝説』

キャンディを餌にモンスターを釣り上げろ

広大な海の奥底にはいまだ未確認の生命体が多数存在し、新たな発見を求めて調査隊たちが世界を旅している。

ネス湖のネッシーに関する衝撃のカミングアウト以降も多くのものは存在を信じているが、残念ながらその存在を立証することはできていない。

本記事で紹介する『怪物釣り伝説（Monster Fishing Legends）』は、世界中の海域を旅しながら都市伝説かと思われてきた多彩な巨大怪物をキャンディで釣りあげ、その真実を解明していくコミカルなフィッシングゲームだ。

3つの海域に潜む31種類の巨大怪物たち

何百年ものあいだ海底に潜んでいた巨大な怪物たちだが、姿を捉えたものはおらず伝説の存在として語り継がれてきた。

その真相を追い求めて大海原を調査するのがプレイヤーの任務。伝説とまでいわれてきた怪物を一本釣り、しかもキャンディを餌にするという大胆なチャレンジだが、これが驚くほどの入れ食い状態でとっても気持ちがいいのだ。

画面を長押しした時間でキャンディの付いたワイヤーの長さを調整。海底に表示されているサークルに投下すると巨大怪物が食らい付く。

中心に近ければ1度に引きあげる距離を稼ぐことができ、最終的にフックで釣りあげれば捕獲成功という流れだ。

ゲームの進行に応じて開放される3つの海域の中には海流の激しいポイントも多い。

序盤はワイヤーの長さを調整するだけでよかったアプローチも、海流の向きや速さを考慮したテクニカルなものに発展していく。

巨大怪物やシチュエーションによってサークルの大きさも異なり、あえて中心を外すことでボーナスを狙うといった駆け引きも楽しめる。

海底から頭を出している巨大怪物の全体像が徐々に明かされていくプロセスにワクワクする反面、生理的に受け付けない形態だったとき血の気が引く感覚はもはやホラーだ。

どう感じるかはぞれぞれ違うだろうが、達成感とほどよい緊張感を味わえるのも本作のおもしろいポイントだろう。

要望あり!!　実績を記録する怪物辞典

ストーリー上の目的は伝説とされてきた巨大怪物の実態を暴き、それを記録していくことにある。

その一環として用意されているのが捕獲したものを登録する“怪物辞典”の存在だ。

表情豊かな巨大怪物を閲覧できるようになる点はとてもうれしいのだが、ゲーム中の大きな姿ではなく小さなサムネイルだけという残念な仕様。

どんな伝説をもった怪物なのか伝記や生態系が簡単にでもいいから学べる仕掛けがほしかった。

一筋縄ではいかない釣りの仕掛けや31種類もいる個性的な巨大怪物たち。海域によって変化する色鮮やかな景色など遊びの幅は広いく見どころも多かった。

怪物辞典には少々不満はあるがそれを差し引いてもおもしろい作品なので、興味のある人はぜひ全種コンプリートを目指して大海原にくり出してほしい!!

P.N.深津庵
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