ファイアーエムブレム ヒーローズ攻略&最新情報まとめ

ファイアーエムブレム ヒーローズの攻略記事

まるでノーリセットプレイの縮図。『ファイアーエムブレム ヒーローズ』新モード“戦渦の連戦”のプレイリポートをお届け

2017-06-14 19:59 投稿

手強い戦略性と周回要素が融合した新モード

『ファイアーエムブレム ヒーローズ』(以下、『FEヒーローズ』)では、6月8日より新モード“戦渦の連戦”の第一弾イベント“覚醒覆う暗雲”が開催。

戦渦の連戦は、倒れた仲間は復活しない連戦マップという新ルールで、報酬には初の星5キャラも用意されるなど、これまで以上に力の入ったモードだ。

 ◆“戦渦の連戦”の概要・ルールまとめ
・イベント第一弾“覚醒覆う暗雲”が6/8~6/22まで開催
・高難易度の連続マップで連戦
→つぎのマップでも自軍キャラのHPは持ち越される
・複数の部隊を編成して攻略
→途中で全滅するとつぎの部隊で再出撃
→出撃できる部隊がなくなるとゲームオーバー
・連戦中に倒れた仲間は復活しない
→連戦が終わるまで倒れた仲間は再使用不可
→※モードクリアー、ゲームーオーバー後は再び使用できる
・限定報酬に星5キャラ“謎の剣士 マルス”が登場
→累計30000スコア達成報酬なので周回プレイでゲット
→ボーナスキャラを編成すると獲得スコアが最大40%アップ

本稿では、そんな戦渦の連戦について、“『ファイアーエムブレム』らしさはあるのか”、“エンドコンテンツとしてどうなのか”という点にもフォーカスしたリポートをお届けする。

 ◆“戦渦の連戦”インプレッション
・初の連戦マップは遊び応え抜群
・回復手段を持つキャラの価値が大幅アップ
・やられる前にやるのが得策?ダイムサンダ強すぎ問題
・限定報酬の目標値はややハードだが、英雄値やSP稼ぎも同時にできる
・エンドコンテンツとして難しすぎない絶妙なバランス

初の連戦マップは遊び応え抜群

ファンが待ち望んでいた『FEヒーローズ』初の連戦マップは、最高難度のルナティックでは5連戦~7連戦という遊び応えのあるボリュームだ。通常のマップとは違って、倒れた仲間は復活せず、減ったHPもそのままに戦闘が続くシビアなモードだが、部隊が全滅しても新しく編成して再出撃できるので、成長したキャラが揃っていればクリアーするだけならそれほど難しくはない。

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▲出撃できる部隊数は、クエストの難易度によって異なる。すべての部隊が全滅するとゲームオーバーだが、それまでに突破したマップ数に応じてスコアは獲得できるので安心だ。

とはいえ、倒されてしまった仲間は連続マップの攻略中は再編成できなくなるので、エースキャラを失ってしまうと後半のマップが苦しくなる。このあたりは、従来の『FE』シリーズでノーリセットプレイ(※)をしている最中に、ミスで仲間を死なせてしまった時の感覚と似ている。

※仲間が死んでも、やり直さずにゲームクリアーまで進めるプレイのこと。従来の『FE』では死んだ仲間はロストし、原則として二度と使えない。

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▲ひとりでも欠けると、つぎのマップ攻略が一気につらくなる。倒れた仲間は再編成できなくなるが、連戦マップを最後までクリアーするか、ゲームオーバーになれば再び使える。

回復手段を持つキャラの価値が大幅アップ

消耗したままの連戦になるので、これまでは軽視されがちだった回復系のスキルがぐっと役立つようになった。ターン経過で自動回復する“ファルシオン”の効果や、スキルの“回復”、また、攻撃と同時に周囲の仲間を癒やす“生の息吹”などはとくに価値が上がっている。

 
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▲自己回復スキルを持つキャラに“相互援助”を習得させれば、簡易的な回復キャラとして運用もできる。

ただ、一方で、回復を得意とする杖キャラの出番は思いのほか少ない。ハード~ルナティックのクエストでは、敵の攻撃力に対して回復量が不足しがちなため、攻撃性能が低い杖キャラを入れるよりも、上記の回復スキルを習得した攻撃役を編成する方が自軍の消耗を抑えることができるように感じた。

やられる前にやるのが得策?ダイムサンダ強すぎ問題

『FEヒーローズ』では、専用スキルによって強化効果を付与しやすく、機動力にも優れた騎馬を中心とした編成(いわゆる“騎馬パーティー”)が非常に強力。その騎馬の中でも、遠距離2回攻撃の“ダイムサンダ”を使えるラインハルトが群を抜いて強いのだ。

 
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▲圧倒的な火力で、単騎で運用しても敵をつぎつぎと葬るラインハルト。あまりの強さとオールバックの風貌から、プレイヤーからは“ヤ○ザ”と呼ばれることも。

ラインハルトに限らず、勇者系の武器や“相性激化”スキル、強化を乗せたブレード系魔法など、火力に特化して敵から攻撃を受ける前に倒してしまえば、結果的にこちらの被害を抑えられる。さらに少ないターン数でクリアーできるので、速度評価、生存評価ともに高評価を獲得できる。

つまり、“やられる前にやる”のが、周回効率的にもおいしいという結論になるわけで、筆者の軍では、ラインハルトがトップエースとして縦横無尽の活躍をしている。……というか、ラインハルト、強すぎない?

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▲ラインハルトの妹であるオルエンもダイムサンダの使い手。攻撃は低いが速さと魔防に優れるバランス型なので、“ブラーブレード”を継承させて運用するのもおすすめだ。

限定報酬の目標値はややハードだが、英雄値やSP稼ぎも同時にできる

今回のイベントでは、累計スコアによる限定報酬として、限定キャラ“謎の剣士 マルス”(仮面マルス)と、貴重な聖印の“生の息吹1”、“奥義の鼓動”が獲得できる。目玉はもちろん仮面マルスだが、星5でゲットするには累計スコア30000とやや高い目標値に設定されている。

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▲1周で得られるスコアは、ルナティックの7連戦で最高評価を獲得して700ほど。星5の仮面マルスを手に入れるには、最短でもルナティック7連戦を43周する必要がある。

スキル継承や限界突破を重ねて鍛えに鍛えたキャラを使い、ルナティック7連戦を最効率で周回できれば、約72周で累計スコア50000報酬の“奥義の鼓動”まで獲得できるが、実際にはより多くの周回数が必要になるだろう。

戦渦の連戦は一度の出撃でスタミナを20も消費するうえに、長期戦になるので周回プレイをするには少々重いクエスト。とはいえ、マップクリアー時に獲得できる英雄値が多く、同格以上の敵が多数出現するのでSP稼ぎにも向いている。もちろんレベル上げもできるので、ルナティックを周回するには戦力が足りないという場合は、無理なくクリアーできるクエストを回ればスコア稼ぎとキャラ育成を同時に行える。

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▲たとえゲームオーバーになっても、それまでに突破したマップで獲得した経験値などはしっかり引き継がれる。あきらめずに周回を重ねれば戦力も整うはずだ。

エンドコンテンツとして難しすぎない絶妙なバランス

「で、けっきょく戦渦の連戦はコンテンツとしてどうなの?」というところを最後にまとめたいと思う。

スキル継承や限界突破なしでもクリアーできる程よい難易度

今回の戦渦の連戦は高難易度モードと謳っているだけあって、実際にこれまでの“大英雄戦”や“投票大戦”、また防衛マップなどと比較しても難しい部類だ。ルナティックの5連戦、7連戦をクリアーするには、最低でもレベル40の星5キャラが8人は必要になるだろう。この時点で、ライトに遊んでいるプレイヤーにとっては敷居が高い。

ただ、スキル継承や限界突破をしないとクリアーできないというわけではなく、敵との相性を考えて編成すれば、配布キャラなどでも充分に攻略できるバランスだ。エンドコンテンツとしてしっかりやり応えのある難易度を実現しつつ、それほどディープにプレイしなくてもクリアーは可能な“ちょうどいい”難しさに仕上がってる。

星4の仮面マルスを手に入れるだけなら敷居は低い

すべての限定報酬をゲットしようとすると、高難易度を周回できないと消費スタミナ的にも厳しいが、限定キャラの仮面マルスを手に入れるだけなら、星4で妥協すれば意外と敷居は低い。

累計スコア6000程度なら、ノーマル~ハードを周回するだけでも十分に手が届くので、「ルナティックはちょっと無理!」という人でもチャンスはある。

レベル20から挑戦できるので、初心者もまだ間に合う

さらに、戦渦の連戦は難易度ノーマルなら敵レベルは20前後なので、『FEヒーローズ』を始めたばかりの人でも簡単に挑戦可能だ。期間は2017年6月22日まであるので、これから始める人や、まだまだ初心者で縁がないコンテンツだと思っている人もぜひチャレンジしてみてほしい。(Text / Leyvan)

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