この手があったか! 新風ローグライクゲーム『ダンジョンズ&ガンボル』を先行体験
2016-08-06 12:00 投稿
風変わりなローグライクゲーム
QCPLAYからもうすぐ配信予定のAndroid/iOS向けRPG『ダンジョンズ&ガンボル』。日本ではまだ配信されていない本作を、先行して体験する機会を得たので、どんなゲームなのか詳しく紹介していきたい。
簡単に説明すれば、主人公のガンボルたちとダンジョンを探索していくローグライクゲームということになるが、なかなかに謎に満ちている。おもにシステム面をフォローしていきたいと思うので、ぜひともチェックしてみてほしい。
そもそもガンボルって何?
まずは謎の“ガンボル”というワードから説明していこう。
ガンボルとは、本作に登場する丸いカラフルなキャラクターたちのこと。おそらく球形のチューインガム“ガムボール”(たまにガチャガチャみたいなマシンで売っているやつ)に似た姿をしているから、そういう名前になったんじゃないかな。突如、生命体と化したガムボールの可能性もゼロではないが……まあ、スライムといったところか。
ちなみにこんな姿。
ダンジョンへ冒険に向かうガンボルには、さまざまなジョブが用意されている。冒険者、格闘士、海賊王、勇者、暗黒騎士、ソーサラーなど、じつに多彩で、シルエットで隠されていたものを数えてみたら100種類くらいジョブが用意されているようだった。
最初は冒険者からスタートして、ショップで購入するなどの条件を満たすことで新たなジョブが解放。孫悟空やピノッキオという、どんな能力なのか想像も付かない変わり種も存在するので、ぜひとも使ってみたいところだ。
詳しくは後述するけど、こんなガンボルたちをダンジョンでの冒険を通じて育成していくのも本作の楽しみのひとつ。これが案外夢中になってしまうのだ。
錬金工房で冒険の準備
ここはガンボルが冒険へ向かう前に行き来できる拠点のひとつ。最初は何もない場所なのだけど、錬金炉や試薬工場などの設備を作って徐々にできることを増やしていくことになる。
職人ガンボルを集めて配置していけば、大切な資金や装備を作るための素材をどんどん作り出すことが可能。冒険中にレシピを入手できれば、さまざまな効果の薬品をここで製造することもできるようだ。攻撃力をアップさせたり、探索ポイント(経験値みたいなもの)を大量にゲットできたりするなど、超絶便利。ただし、金は掛かる。
また、斥候部隊を派遣して、代わりに素材集めに行ってもらうこともできる。素材を集めて合成するゲームでは、「あとひとつアイテムが足りねえ!」ということがママあるけど、それは本作でも言うに及ばず。そういった悲劇を起こさないようにしてくれる、ありがた~い存在なのである。
独創的なバトルシステムに注目
本作のダンジョン探索は、なかなかにユニーク。ここではそのあたりについて詳しく説明しよう。
ベースにあるのはローグライクゲーム。であるがゆえに、ターン制でランダムダンジョンを冒険することになる。毎回レベル1からスタートし、レベルアップを経て強くなっていくというわけだ。もちろん、育成によって初期値の底上げができるので、徐々に楽になるのでそのへんは安心。あ、あと腹減りの要素はありません。
基本的には、1画面で表示されるダンジョンをパネルを壊しながら進めていく。フロアごとにある鍵を入手して先へ進み、特定のエリアまで進めばクリアーだ。
明るくなっている部分が破壊できる部分で、ひとつ破壊するごとに1ターン経過。発見したアイテムを拾うのにも1ターン消費する。
そして、下の画像のようにパネルを破壊して進む。ひとつ破壊するごとに隣接する場所を破壊できるようになるので、どんどん破壊可能な場所が増える寸法。多彩な効果のアイテムや魔法スクロールが落ちていることもある。
チクチク掘り進むと、当然ながら敵が出現! すると周囲のパネルに×マークが表示されて破壊不能になってしまうのだ。
もちろん、バトルをして敵を倒せば再びパネルは破壊可能になる。それじゃ、バトルはどんな感じなのかというと、まずは敵のパラメーターを見てもらおう。
パネルの左上の赤い丸い部分に書かれているのが敵のHP、その下の黄色い丸い部分が攻撃力となっている。つまりこの敵はHP2で、攻撃力1ということ。
本作のバトルでは、敵味方の行動が同一のターンで行われるルールになっており、自分が攻撃すると相手も攻撃してくる。つまりこちらがダメージを与えると同時に敵からのダメージも食らってしまうのだ。殴り合いをする場合などは、食らうダメージを考慮しておかないとすぐピンチになるので要注意。
では、ガンボルの能力を見てみよう。
位置関係が敵と上下逆になるが、これは攻撃力4でHPが83あるということ。圧倒的に強いが、これは筆者がゲームをガンガン進めてしまったせいなのでご了承いただきたい(笑)。初見のときは、そこそこ接戦になるようになっているのであしからず。ちなみに右側にある青い丸い部分に書かれているのは魔力とMPとなっている。
とまあ、ダメージを食らいつつも撃破。またパネルを破壊を再開していくことになる。なお、敵を攻撃するタイミングはいつでもよく、HPがピンチであれば先に回復アイテムを見つけ出してから攻撃してもいい。
ただし、敵の中には一定ターンごとに遠距離攻撃をしてくるヤツや敵の数が増えるほど攻撃力が上がるヤツなどもいて厄介。トラップなどの仕掛けも満載になので、攻撃を後回しにしたがために余計にピンチになることだってある。そのあたりは、プレイヤーの腕の見せどころといった感じだ。
バトルの説明はこんなところ。文字にすると若干面倒に感じるかもしれないが、実際のプレイではかなりサクサクとプレイしていくので心配は無用。育成が進めば、HPもかなり余裕が出てくるし、フロアを進めるごとに回復できる能力もあるからね。
武器や防具を装備して強化も可能だし、魔法スクロールを利用して有利に冒険を進めることもできるので、あまり難しく考えなくても大丈夫だ。
称号ツリーで特殊能力を開眼
冒険中、大量の探索ポイントを獲得したら、おつぎはガンボルのレベルアップなのだが、そのルールも本作はかなりユニークなものになっている。
ガンボルは、探索ポイントを消費して複数用意された称号を獲得することで自身の能力をパワーアップさせていくことになる。
称号を得るとステータスが増加するだけでなく、特別な能力を使えるようになったり特定のアイテムをゲットしたりできるようになるのだ。
最初は何の能力もない凡庸な冒険者だが……。
最終的には“異界遊侠”という何かすごそうな称号を得て、超強力なパンサーみたいなモンスターを召喚できるようになった。そのほか、隠された鍵の位置や敵の隠れ場所がパネルを破壊せずにわかるようになったり、フロアを進むごとの冒険者ポイントを獲得したり、またはHPを回復したりとじつにバラエティーに富んだ能力が得ることができた。
なお、称号はツリー形式になっており、ルートによって獲得できる称号が変化する。どのルートにも魅力的な能力の称号があるため、どちらに進めるか非常に悩ましいのがニクいところ。恐らく慣れてきたら、ダンジョンの傾向に合わせて進むルートを決めるようになるのかもしれない。
剣士系を極めるのもよし、魔道士系を極めるのもよし、たまには気分を変えて職人系の道へ進んで素材集めに精を出すのもアリだろう。とにかく種類が豊富で、どの称号をもらうか考えるだけでも楽しくなってしまうのだ。
合成で強化してさらなるエリアへ
ダンジョンを冒険し終えると、さまざまな素材を入手できているので今度はこれらを使ってガンボルや錬金工房をパワーアップさせていくことになる。
錬金工房は設備の増設や強化だが、ガンボルの場合は、料理を作って与えたり装備品を作って装備させることでダンジョンへ入ったときの初期能力をアップさせられる。
こうして強化すれば、ダンジョン攻略がより有利になっていくというわけ。ちなみに、クリアーしたダンジョンは、無尽モードというやり込み用のモードに変更され、歯ごたえのあるダンジョンに挑戦できるようになった。30層目に到達したときには、巨大なボスが出現! あまりの強さに即敗北してしまった。しかもコンティニューしたのに、それでも即やられる始末(笑)。
まあ、あくまでやりこみ要素みたいだし、もう少し能力を上げてから挑めばいいのだろう。そして、ガンボルは新たなダンジョンへ向かって進んでいくことになる。エリア下の画像のように広大エリアが待ち受けている。どんなダンジョンで探索することになるのだろうか?
風変わりなダンジョンモノ
『ダンジョンズ&ガンボル』をざっくりと解説すると、以上のようなゲームとなる。正直、ガンボルの見た目のイメージからは想像も付かないくらい、やりこみ要素も満載なダンジョンモノで、衝撃を受けたというのが本音の感想。
バトルシステムもユニークで、先へ進むほどヒリヒリした展開が味わえた。とは言えまだ序盤だろうし、あんなに大量に用意されているジョブも、まだひとつしか触れられていないので、いったいどんな性能なのかも非常に気になるところだ。
称号もすべての能力を確認できておらず、セットで装備すると特殊な能力を発動する装備品もぜんぜん集められていない。何より30層目でボスにやられた最初のダンジョンもクリアーしておきたいと、ゲームがまだプレイできない現在は、気になるところだらけ!
筆者が何をこんなにももどかしげにしているのか、ぜひとも実際のゲームで皆さんも体験してみてもらいたい。遊んでみれば、きっとこの気持ちを共有してもらえるはず!
ダンジョンズ&ガンボル
- ジャンル
- RPG
- メーカー
- QCPLAY
- 配信日
- 2016年8月
- 価格
- 無料(アプリ内課金あり)
- 対応機種
- iOS,Android
- コピーライト
- QC-GAME DIGITAL TECHNOLOGY(XIAMEN)CO.,LTD
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