【新作】ガンホーの渾身作『サモンズボード』ファーストインプレッション

2014-02-10 19:00 投稿

シミュレーションを身近にアレンジ

すべてが謎であったガンホーの新作ゲーム、『サモンズボード』の配信が始まった。実際に序盤をプレイしてみてのファーストインプレッションは、とにかく間口の広いシミュレーション。『パズドラ』で多くのゲーム初心者を取り込んだ、ガンホーらしい気配りのあるゲームと言えそうだ。まずは順番に『サモンズボード』のポイントをまとめてみた。


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間口の広さとは何か?

スタミナを消費してダンジョンを探索。スタミナは6分ごとに1回復。初めてダンジョンをクリアーすると光結晶なるものがもらえる。光結晶の使い道は、ゲームオーバーになった際のコンティニュー、スタミナの回復、レアガチャを引く、モンスターBOXの拡張などである。

モンスターは5つの属性があり、それぞれに相関関係がある。戦闘で倒したモンスターはドロップする可能性がある。モンスターを合成することでレベルアップ。特定のモンスターを合成することで進化。モンスターは固有のスキルを持っており、それぞれに定められたターン数を経過すると使用可能。また、リーダースキルを持っているユニットをパーティーのリーダーにすると、全ユニットがその恩恵を受ける、などなど。

同じガンホーから配信されている『パズドラ』をプレイしたことのあるプレイヤーなら、なんら違和感なくこの作品に入ることができる。プレイしたことのないプレイヤーでも、上記を理解しておけば、なんら問題なくこの作品に入ることができるだろう。この間口の広さは、『パズドラ』で培ってきたものかもしれない。

▲冒険に出るエリアは、ダンジョンをクリアーするごとに追加されていく。途中でゲームオーバーになってしまっても、光結晶を使えばコンティニューが可能。
▲光結晶は、ショップで購入することができる。ついつい回したくなるガチャもある。
▲モンスターの強化も楽しみのひとつ。より難度の高いダンジョンに挑むには、モンスターの強化は必須だ。

平易に導入されたシミュレーション要素

フィールドは4×4。ここにプレイヤーのパーティー4体と敵が配置される。さらにフィールドには障害物のほか、HPを回復するハートクリスタル、集めることでさまざまなボーナスが得られる石版などが出現する。

戦闘はターン制。ただし、1ターンにつき、動かせるのは1体のみ。つまり、プレイヤーのユニットのうち、任意の1体を動かしたら、敵のターンとなり、敵のいずれか1体が動いたらプレイヤーのターンになるといった流れ。

各ユニットに設定されている矢印は、そのユニットが進める方向、攻撃できる方向を表している。矢印の先に敵が隣接していると自動的に攻撃する。その際、矢印の先に複数の敵が隣接していれば、そのすべてに攻撃することができる。複数のユニットで同時攻撃するとコンボとなり、攻撃力が上がる。

▲画面には、モンスターが移動できる範囲で表示される。うまく配置して複数のモンスターで攻撃できればコンボとなる。
▲モンスターはそれぞれ、固有のスキルを持っている。発動するのに時間がかかるが、形勢を逆転できることも。ダンジョンの最後には、ボスモンスターが待ち受けている。

思わず盛り上がる対戦+コミュニケーション

『サモンズボード』で注目したいのが対人対戦の要素。勝敗結果によってランキングされ、それに従って報酬が得られる。また、プレイヤーどうしでギルドを結成することができ、ギルドを強化していくことで、同じギルドに所属するメンバーのモンスターがパワーアップ。互いに協力しあうことで、ダンジョン攻略がスムーズに進む。

▲対戦に勝利すれば、さまざまな報酬が手に入る。積極的に挑戦してみよう。慣れてきたら、ギルドに参加。ギルドメンバーの頑張り次第でモンスターがパワーアップする。

快適なユーザーインターフェイスは特筆もの

当然ながら、シミュレーションゲームゆえに、必要となるのは知識や状況判断力であるが、4×4のフィールドであるため、それほど複雑な思考を要求されるわけでもない。また、リアルタイムストラテジーではないので、時間をかけて取り組むこともできる。

やわらかいタッチのキャラクターデザインのおかげもあり、比較的敷居の高いシミュレーションというジャンルながらも、間口は広い。快適なユーザーインターフェイスも、さすがといったところ。

一方、コンボや連続攻撃といったスピード感のあるシステムはあるものの、やはりシミュレーションという本来じっくり腰を据えて臨むタイプのゲームゆえに、瞬間的、かつ爆発的なカタルシスは感じづらいという面があるのは否めない。また、このキャラクターデザインも好みがはっきり分かれる部分になるような気はする。

ただ、この作品の肝は、間違いなく対戦とギルドにある。配信初日ということもあって、まだ未知の部分も多いため、正当な評価が下されるのは、ある程度時間が経ち、対戦とギルドのシステムが成熟してからになるだろう。

当たり前のことながら、何を求めるかによって、ゲームの評価は変わってくる。あとは実際に自分でプレイして確かめてほしい。

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サモンズボード

メーカー
ガンホー・オンライン・エンターテイメント
配信日
配信中(iPhone版は近日配信予定)
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS/Android 2.3.3 以上

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