【注目アプリレビュー】パネルを選んで”道作り&バトル”『ロード・トゥ・ドラゴン』は世界観にもハマるべき!

2012-11-01 11:00 投稿

●総勢約160キャラ+120種以上がアニメーション!

【まとめ】『ロード・トゥ・ドラゴン(ロードラ)』攻略ページ

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日々『パズル&ドラゴンズ(以下、パズドラ)』をプレイし続けている僕としては、”パズル+RPG”といった、ふたつのジャンルを組み合わせた要素の新作ゲームを聞くたび、「どんなアイデアが盛り込まれているのか?」、「どんな仕掛けで驚かせてくれるのか?」など、気になって仕方が無い。

そんな某日、アクワイアさんから「ぜひプレイしてみてください!」と紹介されたのが『ロード・トゥ・ドラゴン(以下、ロードラ)』だった。

しかし、『ロードラ』を『パズドラ』の二番煎じとかたづけられたら困る!

僕がまず魅力に感じたのは、まるで絵本の世界のような練り込まれた世界観と、知れば知るほどキャラクターに愛着が湧く仕掛けが用意されていること。もうひとつ、そんな世界観がすんなり入ってくるくらい、ゲームが丁寧につくり込まれていること。そんな『ロードラ』の魅力を最速プレイリポートとしてお伝えしよう。

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[ストーリー背景]
千年ごとにドラゴンが現れ、崩壊と再興を繰り返している、とある世界。
その七度目の大戦が、今、始まろうとしています。
あなたは、魔導書から召喚される数々の英雄を従え数多のドラゴンを倒し、この世界の「滅びの運命」を打ち破ることができるでしょうか。

●サクサク進行&ヌルヌル動きまくり

まず注目して欲しいのは、ユニット(キャラクター)がアニメーションで動くこと。従来のカードバトル系ゲームは、描き込まれたキャラクターイラストが魅力的だが、ゲーム中に動くものはほとんどない。しかし本作では、登場するキャラクターすべてが動きまくる。歩く場面や、武器で攻撃する場面はもちろん、行動を起こさずに静止している場面でも、息づかいを感じさせる動きまで表現されている。とくに、ボスの巨大なドラゴンが登場する際の、ズシ~ン! と地上に降り立つアニメーションがお気に入り。ボスの圧倒的な存在感がアニメーションによって表現されている。

↑これらのキャラクターたちが動きまくる! 

「たしかにアニメーションはいいけど、それだけでキャラに愛着湧くの?」と思うでしょう。このゲームのキャラの魅力は”動く”というだけではありません。ユニットには、それぞれ”ストーリー”が設定されていて、一見目立たないユニットでも、ストーリーを読めば別のユニットとの因果関係が発覚したり、各ユニットごとに戦う目的が異なっていたりと、ゲームプレイの先にある『ロードラ』の世界観を紐解くような秘密も楽しめるのだ。

これは、僕が幼少期に集めていた”ビック●マン“シールでは、シールの裏面にキャラクターの背景が綴られて、キャラクターどうしの因果関係を楽しむことができたけど、それに近いもの。しかも、アクワイアさんの情報によると「今後のアップデートにより、キャラクターの因果関係やストーリー背景が、ゲームのシステムに関わってくるかもしれない」とのこと。つまり、ユニットを知れば知るほど、攻略に繋がるようになるかもしれないということ。これは期待したい!

個人的に、スマホで遊ぶゲームでいちばん重視していることは、プレイ中に感じるストレスの低さ。キャラがアニメーションすることで、プレイを進めるためにいちいち時間が掛かってしまうのではないかと思うかもしれないけど、本作ではそんなことはない。むしろ、サクサクとゲームが進行していく様に爽快感さえ感じてしまうほど。そのうえで、ユニットが攻撃する際にセリフが表示されたり、操作ひとつひとつに賑やかな演出が盛り込まれている。このゲームデザインは評価したい。

 

↑連続攻撃の際、ユニットの性格がうかがえるセリフが表示される。ストーリーを読んでキャラを理解できていれば、吹き出しのセリフでニヤリとできるはずだ。

●パネルを選んで道作り&バトルってどんなかんじ?

では肝心のゲームについて。
簡潔にゲームのルールを説明すると、所持するユニットでパーティーを組んでクエストに挑み、入手した魔導書から新たなユニットを召喚し、再度パーティーを編成したり強化・進化させていくというのが大きな流れ。

クエストでは、画面上にマス状で区切られたフィールド、画面下に操作用のパネルが表示される。画面下に表示されている8個の移動パネルを選んで、パーティーが進行するルートを決めてゴールまで導き、ボスとのバトルに勝利することが目的となる。

フィールドには、敵となるモンスターが配置されていて、パーティーとモンスターが接触するとバトルが発生。すると、移動パネルがクルリと変化して、剣、杖、弓、槍などの武器マークが表示された戦闘パネルに変化。選んだ戦闘パネルに関連した武器の属性ユニットがモンスターに攻撃していくという仕組みだ。

ここで注目したいのはふたつ。ひとつは、戦闘パネルは一度に複数を選ぶことができるということ。スマホならではのタッチ操作で、シャキシャキシャキーン! っと戦闘パネルを線でつなげると、一気に大ダメージを与えられることができるのだ。これがとにかく気持ちいい! ふたつめは、ひとつのパネルが移動パネルと戦闘パネル両方をまかなっているということ。これが何を指しているのかというと……。

例えば、「バトル時に槍パネルをたくさんつないで連続攻撃を発生させたい!」という場合は、移動パネルの左上にうっすら槍が見えるパネルをキープしつつ、それ以外のパネルでユニットを移動させていくという戦術が必要になる。

逆に、「モンスターと接触したくない! 宝箱があるマスに進みたい!」という場合は、理想の進行方向を示しているパネルを、攻撃ターンを犠牲にして選択するしか手段がない。

このように、道作りを優先してパネルを使うか、バトルを優先してパネルを使うかがカギになる。

クエストの仕組みについてもう少し。ユニットをゴールまで導きボスを撃破すればクエストクリアーになるが、パーティーの合計ライフがゼロになるとクエスト失敗に。モンスターとのバトルでライフが無くならないように注意することはもちろんだが、そのほかにも注意しなければならない本作の独自ルールが”ソウル(Soul)”。ソウルは特定の行動を起こすと消費されていき、ゼロになると謎の強敵が現れてバトルが発生。ほぼ確実にやられてしまうことになる。このソウルをゼロにしないように注意するためには、ソウルが増減する要素を覚えておくことが必要。それが以下のとおり。

【ソウルが消費される行動】
・移動パネルを選択し、ユニットが進行したとき
・バトル中、異なる種類の戦闘パネルをつなげたとき
・ユニットのスキルを使用したとき

【ソウルが増加する行動】
・モンスターとのバトルに勝利
・フィールドの宝箱からソウル入手

【ソウルの増減に影響がない行動】
・バトル中、ひとつの戦闘パネルを選択する
・バトル中、同じ種類の戦闘パネルをつなげたとき

ソウルを消費すればクエスト中の進行は楽になるけど、同時にゼロになり危険が伴う可能性も。ソウルのやりくりも戦略にかかわってくるのだ。クエストクリアー時に多くのソウルを持ちかえると、経験値を多く取得できるというメリットがあるのも覚えておいてほしい。

本作はこのように、単にパネルを使ってバトルをするゲームと言ってしまうには勿体ないほどのルールが練り込まれており、それぞれの要素の因果関係がバランスよく絡み合っている、非常に優れたルールだと言いたい。

↑クエストクリアー時に必ず入手できる”よりしろ”は、経験値を貯蓄する特殊な合成用ユニット。ソウルを多く持ったままクエストクリアーすれば、よりしろが貯蓄する経験値が膨大に。

 

●ゲームの進行をチェック!

では、実際に画面を追いながらゲームの流れをチェックしてみよう。まず、ゲームをはじめると、4キャラの中から1ユニットだけ選ぶことができる。ユニットにはクラス(特性)があり、ここで選択できるのは剣、杖、弓、槍。属性については、この時点ではあえて気にしなくてOK。見た目の好みで選んで問題はないが、説明文を参考に戦術の方向性を決めるのもあり。

火の剣士:アレン:攻守ともに安定した堅実さが特徴の剣士、ライフが多いので初心者にオススメ

光の魔法使い:マリア:回復力に特化しててサポートに向いている。攻撃力が低いから、やや上級者向け

水の狩人:ルカ:ライフ・攻撃力・回復力のバランスよく、どんな状況にも対応できるので初心者にオススメ

闇の戦士:カイン:攻撃力に特化した、強さが特徴の戦士。その分ライフは低めだから、やや中級者向け

↑つぎに、所持しているユニット一覧から3ユニットと、助っ人・フレンドから1ユニットを選んでパーティーを組む。

クエストには、自分のパーティー3キャラに、助っ人やフレンドの1キャラを加えた合計4キャラで向かうことになる。助っ人、フレンドとは、本作を遊んでいる自分以外のプレイヤーがリーダーにしているユニットのこと。気に入った助っ人がいたら、申請を出してフレンドになってもらえば、いつでもいっしょにクエストへ連れて行けるようになるというもの。リーダー用のスキルを所持していれば、リーダーに組み込むことでスキルが発動。リーダー以外のユニットでも、パーティースキルを所持していれば、リーダーにしていなくともスキルを発動できるのが特徴だ。

 

↑いざ、クエスト開始。画面下のパネルを選択してユニットを移動させる。フィールドでモンスターに遭遇するとバトルとなる。戦闘パネルを選択して撃破しよう。ソウルが貯まるように、できるだけモンスターを倒すようにしよう。

 

↑ピンチのときはアクティブスキルを使って対処! アクティブスキルとは、先に説明した”ソウルを消費して使うスキル”となる。パネルの内容を変換するスキルや、一時的に攻撃力や防御力をアップするスキルなどが存在するぞ。

 

↑フィールドの最奥にはボスが出現。見事撃破することができればクエストクリアーとなる。

 

↑クエスト中に獲得した魔導書から新たにユニットを獲得することができ、パーティーに組み込むことができる。

 

↑魔導書は、クエスト以外にガチャからも入手可能だぞ。運がよければ強力なユニットを入手できるかも?

 

↑ユニットは、合成をすることで経験値を取得可能。レベルが上がれば能力がパワーアップ。最大レベルに達することで、進化によるパワーアップが可能。ユニットの能力だけでなく、ストーリー詳細や見た目も変化する。

 

↑新たに登場したクエストに挑戦して、より強力なモンスターを撃破しよう。

クエストには、ノーマルクエストとイベントクエストが存在していて、イベントクエストでは曜日限定で挑戦できるクエストや、特別な条件で挑戦できるクエストなどが用意されている。ノーマルクエストと比べると、多少難度が上がるが、それだけレアなユニットを入手できるチャンスだ。

↑どんなイベントダンジョンが登場するのか!? チェックを忘れないように!

簡潔にゲームの紹介をさせてもらったが、まだまだ書ききれていないのが惜しい! とにかく、無料でプレイ可能な本作に一度触れていただければ、その魅力は伝わるはず。

しいて、好みが生じてしまう部分をあげるとなれば、ユニットのグラフィック。登場するすべてのキャラをアニメーションさせるため、グラフィックの変化が乏しくなってしまうのは当然のこと。ただし、その欠点を補うストーリー設定は見事。

すでに、近日アップデートを予定しているということなので、いまのうちからユニットを集めて、『ロードラ』の世界観について詳しくなっておくのもアリかも?(ハイネ鳥居)

※現在はAndroid版も配信されています。

※『ROAD TO DRAGONS(ロード・トゥ・ドラゴン)』公式サイトはこちら

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ROAD TO DRAGONS(ロード・トゥ・ドラゴン)

メーカー
アクワイア
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iPhone4/iPhone4S/iPhone5/iPad2/iPad3/iPod touch 第5世代

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