RTS初心者にはうってつけのゲーム『とある騎士団と幻のお城』

2012-05-06 18:00 投稿

●RTSの醍醐味がしっかり入った一本

本作のジャンルはRTS(リアルタイム・ストラテジー)。ちょっとまえまでは「日本ではあまり馴染みのないジャンル」なんて言い回しもよく聞きましたが、気がつけば日本でもけっこう増えてきているジャンルです。

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知らない人のために大雑把にRTSを説明すると、“敵味方が一斉にコマを動かす将棋”といったところでしょうか。リアルタイムで変化する戦況を読み、随 時コマに指示を出していく、アクション性の高いシミュレーションゲームの一種です。いかに適切な指示を出せるかが重要なので、ダイレクトな指示ができる タッチパネルとは非常に相性がいいジャンルです。日本でも増えてきたのも、けっこうそのあたりが理由かもしれませんね。

というわけで、本作はとてもiPhone向きなゲームです。基本はシンプルな構成ですが、先を読む戦略性も、即座に戦況に対応するアクション性も、しっかりと盛り込まれているので、RTS初心者にはうってつけの一本ではないでしょうか。

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▲キャラクターのドラッグで、移動と攻撃を指示するのが基本。近くに敵がいる場合は自動で攻撃を行うなどの、オート指示のオン/オフもできます。▲操作キャラクターは1ステージで最大で4人+α。少なく感じるかもしれませんが、実際に遊んでみると指示出しは大忙し!

味方ユニットには6つの職業があり、それぞれ防御力が高かったり、遠距離攻撃が得意だったりと特性が異なります。ステージごとの目的も、敵の撃退 や目標地点への到達と異なるので、状況に合わせたユニット編成をすることが重要に。また、戦闘時には各職業ごとに異なるフリックで出せる特殊技、押しっぱ なしでゲージを溜めることで出せる必殺技などもあります。ユニット編成などの戦略性と、戦闘時のアクション性。どちらもおろそかにできないというのは、 RTSならではですね。

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▲ときには戦うことよりも、移動を重視したほうがいいステージもある。ユニット編成は”おすすめ設定”で自動に選んでももらうこともできるので、それをベースに、自分が扱いやすい編成にカスタマイズしてみよう。▲必殺技には大ダメージを与える攻撃や味方の蘇生など、強力なものが多い。ただし、溜めているあいだは無防備なので、使うタイミングはよく考えたい。

ステージクリアー時に報酬としてもらえるお金と素材は、集めると装備の作成に使えます。どうしても倒せない敵がいるときは、装備を充実させるのも ひとつの手ですね。素材の中には好成績でクリアーしないと入手できないものもあるので、やり込みプレイやコレクションが好きな人は、そういった楽しみかた もできます。

また、ステージクリアー時には、ユニットメンバーによるレポートも読むことができます。ちょっとしたオマケ要素ですが、好成績クリアーのためのヒントや、プレイ中には知ることのできないメンバーたちの個性も垣間見られるので、よりゲームを楽しみたい人にオススメです。

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▲貴重な素材からは性能のいい装備ができる。すべて集めたいなら、クリアー済みのステージを何度も遊ぶといったことも必要になる。▲レポートではユニットどうしの意外な関係も明かされる!? 本編中ではあまり語られない物語をここで補完していこう。

最初に初心者向けのRTSと書きましたが、あるていどステージが進むと、おそらく全滅しまくるでしょう。だけど、そこで投げ出してはRTSの楽し さはわかりません。なぜ全滅したのか、編成がまずいのか、指示出しにミスがあるのか、それとも装備が弱いのか。いろいろ考えてトライ&エラーをくり返し、 そうしてようやくクリアーできたとき、初めてRTSの楽しさがわかると思います。

本作のステージ数は50以上もあるので、そういったトライ&エラーを何度もすることになるでしょう。だけど、その時間も含めた全部が、ゲームを楽しんだ時間になります。そんな歯ごたえのあるゲームを楽しみたいという人は、ぜひプレイしてみてください。(ババダイチ)

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とある騎士団と幻のお城

メーカー
ハドソン
価格
600円[税込]

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