HTML5ベースのAndroidアプリ開発ミドルウェア“enchant PRO”がTGS2011にて初披露予定

2011-09-13 20:53 投稿




●ARゲームなどにも対応するぞ

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 ユビキタスエンターテインメントは、開発中のHTML5ベースのAndroidアプリ開発ミドルウェア“enchant PRO(エンチャント・プロ)”を東京ゲームショウ2011のビジネスデイにて、はじめて公開する予定。出展ブースはビジネスソリューションコーナーの小間番号“5-N7”となる。


 “enchant PRO”は、HTML5をベースとしたオープンソースのゲームエンジン“enchant.js(エンチャント・ジェイエス)”をベースとしたAndroid端末向けのネイティブアプリ開発環境。“enchant PRO”では、今年の4月に発表し幅広い開発者を獲得している“enchant.js”とおなじ感覚でAndroidアプリを開発できるほか、カメラやジャイロなどAndroid端末固有の機能へのアクセスを行うことが可能になる。


 これにより“enchant.js”だけでは実現が難しかったARゲームの開発や、ゲーム以外の用途への転用がよりいっそう行いやすくなり、すでに複数の企業により“enchant PRO”をベースとした、非ゲームサービスの展開が予定されている。


 “enchant PRO”では、“enchant.js”の機能を大幅に拡張しつつ、法人を対象とした商用ライセンスの販売も行ってまいります。また、個人の非営利・非商用に関しての利用はコミュニティライセンスとして無償提供を行う。

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●“enchant PRO”で提供される機能

・ポリゴン描画機能


 OpenGL ESを用いたテクスチャ付きポリゴン描画機能を提供。3DCGデータファイルとして標準的なCOLLADA(.dae)フォーマットの読込み機能も可能。


・カメラ・撮影機能


 カメラで画像を撮影し、撮影した画像をJavaScript側で操作できるほか、サーバなどへ送信可能。ギャラリーからのインポートもサポート。


・パススルー機能


 カメラ画像にHTMLをオーバーレイ表示させ、パススルー式のAR(拡張現実感)を実現。


・ARマーカー認識機能(東京ゲームショウへ参考出品)


 Koozyt(クウジット)社から供給を受けた画像認識エンジンKARTを用い、ARマーカーをリアルタイムで認識・追尾することが可能。これにより本格的なマーカー式ARゲームの開発を実現。


・QRコード/バーコード読取り機能


 QRコードやバーコードの読取り機能を用いたゲームやキャンペーンなどに使用することが可能。

●enchant.jsとは?

 2011年4月17日にUEIによって開発され、公開されたオープンソースのHTML5向けゲームエンジン。PC/Macはもちろん、Android/iPhoneなどクロスプラットフォームで動作するゲームエンジンとしてMIT/GPLのデュアルライセンスで頒布されている。プログラム本体のほか、ゲーム作成に使用可能な画像素材や音声素材なども提供している。UEIと株式会社ディー・ツー・コミュニケーションズが共同で開催するミニゲーム開発コンテスト“9leap”のために開発され、現在もっとも多く利用されているHTML5向けゲームエンジンである(2011年9月当社調べ)。


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