初音ミクに急接近できる!PSVR『初音ミク VR フューチャーライブ』試遊リポート

2016-07-16 18:55 投稿

初音ミクのライブステージに飛び込め!

2016年7月16日、秋葉原UDXギャラリーにて、セガゲームス コンシューマ・オンライン カンパニーが同社の新作タイトルの先行体験会“SEGA feat. HATSUNE MIKU Project スペシャル体験会”(東京会場)を開催した。

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このイベントは、PlayStation 4(以下、PS4)向けタイトル『初音ミク Project DIVA Future Tone』、『初音ミク -Project DIVA- X HD』およびPlayStation VR(以下、PSVR)専用VRコンテンツ『初音ミク VR フューチャーライブ』の試遊を行えるもの。

ここでは、その中のVRコンテンツ『初音ミク VR フューチャーライブ』についてのリポートを行っていく。

電子の歌姫に超接近!!

『初音ミク VR フューチャーライブ』は、PSVRを通して、電子の歌姫・初音ミクのライブが鑑賞できるというもの。

左エリア、中央、右エリアの3つの視点に加え、アリーナ席後方のようなやや遠い場所、2階席のような高所、さらには初音ミクの目の前など、さまざまな位置からライブを鑑賞できるものとなっている。

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本作でプロデューサーを務める林誠司氏は、本作の魅力について以下のように語っていた。

「体験しないとわからない、体験すればわかるという1点に尽きるところでして。言葉にしても伝わりきりません。そこを敢えて言葉にすれば、初音ミクのライブに自分が入り込み、自分の五感に訴えかけてくるほどの近距離で、歌っている姿を堪能できるという感じです」

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▲『初音ミク -Project DIVA- X HD』および『初音ミク VR フューチャーライブ』のプロデューサー、林誠司氏

これまで平面世界に映る姿しか確認できなかった、初音ミクの歌っている姿を、VR空間という擬似的な現実世界で、しかも超近距離で見られるのは貴重なこと。

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▲これでもまだ遠いほう。最接近する瞬間には、自分の目の前に初音ミクの顔がくるという状態に!

それだけでも魅力的なコンテンツとなっている本作だが、じつはちょっとしたゲーム要素も含まれている。

プレイヤーはただライブを見るだけでなく、サイリウムに見立てたコントローラを画面の指示に従って振り、ライブを応援するというゲームが取り入れられているのだ。

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▲ライブ気分で片手で振ってみたけれど、本当はダメです! PlayStation MOVEにも対応しているので、片手でサイリウムを振ってる感覚を得たいなら、そちらを使おう。

コントローラを振らずにただいろいろな角度、いろいろな距離からライブを鑑賞することも可能だが、指示通りにうまくコントローラを振ることができれば、曲中に初音ミクの衣装が変わったり、ペンライトのデザインが変化したりといった演出が起こるようになっている

ちなみに、今回の体験会でプレイ(鑑賞)できた楽曲はlivetuneの『Weekender Girl(feat. 初音ミク)』だった。

林氏は楽曲について「実装される楽曲や、追加配信についても検討中」と発言をしている。巡音ルカ、鏡音リン・レンなどの他キャラクターの存在や衣装の追加配信などについての質問もあがったが、こちらについても検討中であるとのこと。

詳しいことは今後の発表を待って確認しよう。

なお、本作の価格は未定。林氏は価格設定について「VRコンテンツは価格設定が難しくて……。どれくらいだったらご購入いただけるのか教えてほしい感じです(笑)」とコメントし、笑いを誘っていた。

ならびにVRコンテンツを作ってみての感想については

「実際にやってみないと分からないことと、これまで私たちが積み上げてきたゲーム作りの常識との戦いの連続で、すごくおもしろい体験ができました。それと、開発スタッフたちがこの作品にすごく入れ込んでくれて、たくさんの議論・実験がなされたので、現場にとってもすごく意義のある仕事になったと感じています」

と語り、VRコンテンツ作りにおけるハードルと達成感を表してくれた。

『初音ミク VR フューチャーライブ』は、PSVRのリリース日と同じく2016年10月13日よりPlayStation Storeで配信が開始される予定。

今後も、リリースまでに今回のような体験会を用意していくとのことなので、PSVRを含め、購入を迷っている人は、体験会に足を運んでみよう!

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▲写真左から、ミクナノー、『初音ミク Project DIVA Future Tone』プロデューサー兼ディレクターの豊田 勝氏、同作クリエイティブプロデューサーの大崎 誠氏、林 誠司氏、ミクダヨー。

最後に、ここまで触れてこなかったが、PS4タイトル『初音ミク -Project DIVA- X HD』も、じつはPSVRに対応。さらに、こちらでも初音ミクのライブ鑑賞ができる仕様となっている。

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しかしこちらは『初音ミク VR フューチャーライブ』と異なり、ライブエディット機能によって、プレイヤーがライトやステージ演出などを自由に設定したものを鑑賞するコンテンツとなっている。林氏は「プロデューサー気分でゲネプロを見ている気分」と表現していた。

オーディエンスとしてライブを楽しむか、プロデューサー視点で自分が作り出したライブを見て楽しむか、という違いがあるので、自身のニーズに合わせてそれぞれをチョイスするといいだろう。

『初音ミクVR フューチャーライブ』公式サイト

『初音ミク -Project DIVA- X HD』公式サイト

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