【個人開発ゲームを斬る】“先っちょだけ”でチョコチョコ擦る『Bouncy Blade』

2016-06-03 20:08 投稿

さらわれたお姫様を救い出せ

ちょっと男性読者を刺激するようなタイトルで攻めてみました。狙いすぎました。反省しています。ごめんなさい。

というわけで今回は、ぴょんぴょん跳ねながら進む横スクロールアクションゲーム『Bouncy Blade』を紹介させていただきます。

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▲静止画ではわかりませんが跳ねてます


でっかい剣を抱えて

画面中央にいる、でっかい剣を抱えている四角いキャラクターが、今回の主役。

画面左下に用意されている、左右ボタンで、進んだり戻ったり。

大きな谷間はジャンプボタンで越えたいところですが、キャラはつねにぴょんぴょんと跳ねているので、左右ボタンで“踏切位置”を調整し、ドンっと向こう岸に飛ぶ感じでお願いします。

ぴょんぴょん進んでいると

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▲でっかい剣の出番

ぴょんぴょん進んでいると、前方からお邪魔キャラがやってくるわけですよ。おじゃまキャラに自キャラが当たってしまうと、即ゲームオーバー。

そこで活躍するのが、“でっかい剣”。

左右ボタンで、お邪魔キャラとの距離を調整し、でっかい剣の部分をお邪魔キャラに当てて、粉砕してやりましょう。

お邪魔キャラを倒しながら、ぴょんぴょん進んでいく。これが基本の流れ。

さらに進んでいくと

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▲後方から黒い化け物が!!

進んでいくと、とても硬いおじゃまキャラが出現します。何度も何度も、剣の“先っちょ”を根気よくこすりつければ、いずれ撃破できるんですが、そうは問屋がおろしません。

じつは後方から、“謎の黒い化け物”が迫っているんです。ハイ。

ガンガン先に進まないと、この黒い化け物に追いつかれ、食われてしまいます。倒すのに時間がかかりそうなおじゃまキャラは、隙を見てスルーするテクニックも必要。

仲間が合流

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▲仲間がいるよ!

冒険を進めていくと、ともに戦ってくれる“仲間”が突然合流します。長い槍を持っているような、黄色いキャラが頼もしい仲間。彼らは、自キャラの動きに合わせて勝手についてきてくれます。

槍の“先っちょ”に攻撃判定あるので、ここを気持ちよくおじゃまキャラに擦りつけてやると、これまでより早く倒せると。ちなみに仲間も、キャラの部分におじゃまキャラが当たると死んじゃうのでご注意を。

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▲それでも倒せない!!

仲間がいれば、さっきの硬いキャラも楽々粉砕、なんて夢を描いてしまいますが、やっぱりこいつは固かった。全員の先っちょを根気よくこすりつけてやっても、倒せないものは倒せません。

そこで用意されているのが、“成長システム”。

敵を倒せば、自キャラも仲間キャラもレベルが上がります。このレベルは、次回以降のプレイにも引き継げるので、やればやるほど強くなる、という寸法。

倒すのに時間がかかったあの敵も、いずれはワンパン、なんて日が来るかもしれません。

新たな攻撃方法をゲット

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▲諦めないで!

冒険を進めていると、“新たな攻撃方法”をゲットできたりします。たとえば、でっかい剣をクルクル回せるようになったり。

「ジャンプのタイミングをミスして谷間に落ちちゃう!」

そんなときには、剣をクルクル回して、谷間の壁を蹴り、這い上がることも可能。

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▲攻撃方法が増えていく!

また、男の子の憧れ、“剣の先から衝撃波的なものを飛ばす”攻撃も可能になったりもします。しかも範囲がめちゃ広くて助かります。

キャラも増えていく

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▲キャラも増えていく!

さらに遊び続けると、プレイアブルキャラクターが少しずつ増えていきます。長い槍をグルグル回すキャラや、弓矢のような遠距離攻撃ができるもの。どれを使うかはあなた次第。

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▲待っててお姫様

言い忘れましたが、こちらのゲームの目的は、さらわれたお姫様を救い出すことでございます。
まだまだ冒険は続きそうですが、締め切りもございますのでここで紹介を〆て、開発された“HULABREAKS”さんに、いろいろ聞いてみました。

Q1.『Bouncy Blade』を作ろうと思ったキッカケは?

僕の以前の作品では、トウフとか勇者なんかが、“ひとりで戦う”構図のゲームが多かったんです。
で、僕自身も単独でアプリ開発してるものですから、これはまあちょっと“寂しさ感”出ちゃってるかなと思いまして、それで漠然とですが、たくさんの仲間がゴチャゴチャ入り乱れて戦うゲームが作りたくなった、というのがキッカケです。
ゲーム内には大勢の仲間が出てくるので、寂しさ感はそんなに出てないかな、と思います。
開発は相変わらずひとりですが(笑)
でも最近は、ツイッターやリアルでの友人達、家族、とくにいちばん身近な妻の協力なんかがあってこそ、と思うと、作業自体はひとりでも、多くの方々に支えられてこそやってこれてるんだなあと、すごく思います!
あ、『Bouncy Blade』の話からずれましたスミマセン!

Q2.ちょっと泣いちゃいました! 開発期間どれぐらいですか? 苦労した点は?

開発期間は3ヵ月半くらいでした。もっとかかったイメージがあったんですが、意外と早かったみたいです。
最近、『ポケットガール』の続編をリリースされた開発仲間のハルシオンシステムさんに、ツイッター上で「悪くないペース!」と言われて、まずまずの開発期間だったのかなあと思いました。
苦労した点は……わりと慢性的に大変だった気もするんですが、けっこうデバッグというかテストプレイをずっとしながら開発してまして、それで、自画自賛になっちゃうんですけど、このゴチャゴチャバトルがおもしろくて、まさに遊びながら作っていた感じでした。
ですので、「苦労したな」というよりは、「全体的に楽しかった!」という思い出です。
あ! でもそういえば崖の横に当たったときの判定処理に苦労したことを思い出しました。
話すと長くなっちゃいますし、僕はそこまでプログラミング得意な人間じゃないので、ここではやめておきます(笑)

Q3.私もプログラミングは得意じゃないので助かります! 「ここはぜひ見てほしい!」という、オススメポイントは?

やっぱり仲間が大勢集まったときの無双感、優越感が、いちばん楽しんでもらいたいポイントです。
さらには、その無双状態から、仲間が一気にやられて一瞬でボッチになってしまったりする、そんな諸行無常までも楽しんでもらえたら嬉しい限りです!
あと、仲間にも、“ランサー”、“アーチャー”と、もう1種類がいるんですが、それぞれ種別ごとに微妙に性格が違ったりするので、その辺も楽しんでもらえたら、と思います!

Q4.リリース後の反響はいかがでしょうか? おもしろい反応などありますか?

やっぱり、仲間を大勢率いて、無双感を手軽に味わえるあたりが好評いただけてるみたいで、よかったです!
あと、これはゴチャゴチャ感との兼ね合いでしょうがないところもあったんですが、「仲間が大勢いるとき、仲間がゴチャゴチャして邪魔で主人公が見ずらい!」という感想もいただきました(笑)

Q5.それもこのゲームのよさですね! ちなみに開発者がこっそり教える攻略法などありますか?

崖から落ちそうなときは、主人公がレベル2以上で習得できるスキル、“旋風斬”で壁ぎわをグルグル回り続けると、たまに這い上がれたりします!
あと、攻略というより、単なる説明不足なんですが……レベルや進んだ距離なんかに応じて、タイトル画面の左上ボタンから主人公の見た目と装備を変更できるので、いろいろ試してみると攻略しやすいかもしれません。

Q6.あれはキャラが変わってるのではなく、装備が変わっているのですね! 最後に何かひと言、おねがいします!

あんまり深く考えなくても、サクッと気軽に楽しめて、ちょっとだけやり込み要素もある、そんなゲームを目指しました。
アクションもそこまで複雑ではありませんので、ぜひ気楽に遊んでみてください!

操作がシンプルで、見た目が楽しく、また、育成要素もあるので止めどきに困ってしまう、激ハマりゲーム『Bouncy Blade』。
この記事のタイトルはひどいものですが、ゲームはとても楽しいので、ぜひ遊んでみてください!

■あぷまがどっとねっと
(あぷまが)

「すべてのアプリにチャンスを!」との思いから、藤田武男氏が個人開発者が開発したアプリを中心に紹介している情報サイト。ほかでは見つからない“お宝アプリ”が“あぷまが”なら見つかるかも! ちなみにイラストは、あぷまがのマスコットキャラ、アイロニー。


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Bouncy Blade

メーカー
HULABREAKS
価格
無料
対応機種
iPhone、iPod touch、iPad、iOS 6.0 以上 Android 2.3 以上

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