【注目アプリレビュー】オンライン対戦も熱い! 硬派なミリタリー系ゲーム『Battle Supremacy』

2014-01-25 10:00 投稿

燃え要素が満載! ミリタリー系アクションの急先鋒

昨年ブレイクした『ガールズ&パンツァー』や『艦これ』など、“美少女×ミリタリー”なジャンルの台頭が目覚ましいクールジャパンのオタク業界。かく言う筆者もマンガやアニメなどから入って、ミリタリー系のゲームに興味を持ったひとり。そこで今回のレビュー記事では、よりディープな戦術兵器が登場するリアル指向の3Dアクションシューティング『Battle Supremacy』を取り上げてみたい。

先日リリースされたばかりの本作は、スマホ向けのフライトシミュレーター型3Dシューティング『Sky Gamblers』シリーズを手がけたスタッフの開発とあって、ユーザーから高い注目を集めている最新作。これまでの戦闘機による空中戦から一転して、第二次世界大戦で活躍した“戦車”をメインとした地上戦こそが本作のセールスポイント。そんなバリバリ硬派な本作の“燃える”魅力を、3つのポイントに絞って詳しく解説していこう。

▲シングルプレイのキャンペーン/フリーバトルモードに加え、マルチプレイのオンライン対戦モードを完備。経験値で階級がアップすると……新たな戦車がアンロックされる仕組みだ。
▲バーチャルコントロー ラーで移動、スライド入力で視点と砲塔を旋回(画面上)。射撃は自動照準となっており、弾丸アイコンで攻撃、望遠鏡アイコンでスナイ パー視点になる(画面下)。

【燃え要素1】
陸海空を股に掛けるキャンペーンモードが熱い

このゲームにおける目玉といえば、キャンペーンモード限定の“戦術兵器の乗り換え”システムは外せない要素のひとつ。いわゆるステージクリアー形式となっているキャンペーンモードでは、エリアごとに作戦目標が設定されており、それぞれのシナリオ進行に従って“陸海空の戦術兵器に機体変更”される。

▲キャンペーンで使用する機体は、戦車のアンロック状態に関係なくステージごとに決まっている。装甲車やジープといった戦闘車両をはじめ、戦闘機や艦船などの戦術兵器も登場する。

いわゆる歩兵戦メインのFPS(ファーストパーソンシューティング)や、空中戦に特化した3Dシューティングは数あれど、これだけ多彩な戦術兵器を扱えるタイトルは皆無。ミリタリー好きなユーザーであれば、まさに夢のようなスペシャル仕様は一見の価値アリ。

ボリュームは全13ステージと若干物足りない感もしたけれど……シナリオや作戦目標のバリエーションが豊富。アクションゲーム好きな筆者個人としては、各マップの最終ステージまで飽きることなく存分に楽しめた。

▲太平洋戦区、フランス戦区、ロシア戦区といった3マップがあって、各国の多彩な戦術兵器が登場。エリア単位のオートセーブ機能を完備しているため、初心者でもクリアー可能だ。

【燃え要素2】
忠実再現された戦車のカスタマイズ機能が熱い

戦術兵器=メカ物として譲れないポイントである、漢のロマンあふれるカスタマイズ機能だってもちろん充実。とはいっても『メタルマックス』シリーズみたいな“魔改造”じゃなく、史実に基づいた正当派な改装バリエーションのみ。カスタマイズには、各種モードのクリアー時に入手可能な“ポイント”が必要で、アンロックした戦車ごとにポイントを注ぎ込んで性能のレベルアップを図れる。

▲クリアー成績に応じて、階級アップに必要な経験値と、カスタマイズ用のポイントを入手できる。ちなみにキャンペーンモードで最高評価を獲ると……以降は獲得量が極端に低くなる。

ちなみにメインメニューでカスタマイズできる戦車は、フリーバトルとオンライン対戦モードで使用可能な“シャーマン”をはじめとした全8種類(2014年1月時点)のみ。前作『Sky Gamblers』シリーズみたいに、今後バージョンアップの追加も期待できそうだ。

▲レーダー、装甲、エンジン、軌道、機関砲(砲塔?)の5項目を6段階まで強化可能。装甲や機関砲の項目強化すれば、外装や砲身、塗装といった性能以外の見た目まで変更できる。

【燃え要素3】
手に汗握るオンラインチーム対戦モードが熱い

そして忘れてはならないのが、ネットワークを介した白熱のオンライン対戦モード。なかには「オンライン対戦はちょっと……」なんて尻込みするプレイヤーも居そうだけど、前作シリーズと同じように“フリーイン&フリーアウト”のマッチングシステムなので心配ご無用。レーダーで敵の位置を確認し、味方との連携行動を常に意識していけば、誰でも手軽に5対5のオンライン対戦を楽しめる。

▲あらかじめ作成された対戦ルームに、ランダムでプレイヤーが割り振られて参戦。基本的にフリーバトルのチーム戦と同じで、デスマッチや拠点占拠などからマップが自動で選ばれる。

若干ラグによる判定ミスが気になったりもしたけど、コアな対戦ゲーマーでなくてもハマること間違いなし。カスタマイズによる性能差が反映されるとはいえ、全体としてチーム行動のウェイトが大きいゲーム性も個人的に好印象。最大で1ゲーム10分とプレイ時間が短いこともあって、負けが込むほど……ついつい熱くなってやり込んでしまった感じ。

ぶっちゃけて言えば、オンライン対戦モードだけでも500円分の価値は十分アリ。チュートリアルも兼ねたキャンペーンモードをクリアーしたら、ポイントもがっぽりと稼げるオンライン対戦にチャレンジしてみよう。

▲カスタマイズ不足だとトップは獲れないけど……チームの勝利に貢献することは可能。オンライン対戦だと経験値&ポイント×3倍なので、くり返しプレイするだけでもかなりお得だぞ。

Battle Supremacy(バトル・スプレマシー)

メーカー
Atypical Games
配信日
配信中
価格
500円[税込]
対応機種
iOS 7.0 以降。iPhone、iPad および iPod touch 対応。 iPhone 5 用に最適化済み。

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