レビュー
投稿日2019.11.30
80年代を代表する縦スクロールSTG
1987年11月、東亜プランが開発しタイトーから発売されたアーケード用縦スクロールシューティングゲーム『究極TIGER』のスマホ版『究極TIGER クラシック』がついにリリースされた。
本作は1985年に開発された『タイガーヘリ』の続編であり、“フライングタイガースシリーズ”の基盤。その後のシューティングブームを牽引した名作の興奮を再び味わおう。
ゲームの見どころ
●5種類の武器で挑む縦スクロールシューティング
●条件を達成し解放する4段階の難易度設定
5種類の武器で挑む縦スクロールシューティング
アーケード版が稼働し始めてから2年後、1989年に移植されたPCエンジン版で夢中になったのが筆者の思い出。
その後、ファミリーコンピュータやメガドライブ、1996年にはプレイステーションで本作を含む3タイトルを収録した『東亜プランシューティングバトル1』をリリース。昭和から平成、そして令和になったいま、約32年の年月を経て基本無料のスマホアプリになって登場したってわけだ。
8方向レバーをバーチャルパッドに置き換え、プレイヤーが搭乗するヘリ“バトルタイガー”を操縦。ヘリや戦艦、戦車や砲台など多彩な敵機を4種類のショットとボンバーで撃墜していく。
ショットには初期装備のレッドガン(赤)から始まり、貫通効果もあるグリーンストーム(緑)、扇状に弾を発射するブルーアイ(青)と前後左右に弾を撃つイエロークロス(黄)の4種類があり、敵機が落とすアイテムを使って換装することができる。
また、バトルタイガーの前方に大ダメージを与えるボンバーは敵の攻撃を打ち消す効果もあるぞ。
ボンバーボタンは画面下、左右どちらか好きな場所に設定可能。最大7発までストックできるので、逃げ場を失ったときやボス戦でガンガン使っていこう!!
条件を達成し解放する4段階の難易度設定
本作ではEASYとNORMALが最初からプレイでき、NORMALを全クリアーすることでHARDが、HARDを5ステージまでクリアーしてVERY HARDをアンロックできる。
また、リーダーボードでは難易度別のオンラインランキングを集計。全国のプレイヤーと最高スコアを競えるのもシューティングゲームファンにはうれしい要素だ。
全10ステージと聞くと短く感じる人もいるだろうが、これも当時の『究極タイガー』そのまま。10ステージをクリアーすることでワンランク上の難易度にステップアップしていく仕組みも基本的にはそのまま再現している。
当時やり込んだコアユーザーだけでなく、いまの若い世代にも80年代中期から長く愛されてきた往年の名作をぜひ1度はプレイしてもらいたい!!
P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら