【新作】簡単操作で狙い撃ち!!シングルスに特化した白熱の一人称マッチ 『バドミントン3D』
投稿日 2019.06.23
バドミントンの魅力を完全再現
イギリスの植民地だった1820年代のインドで行われていた遊びをイギリス人兵士が本国に伝えたとか、それ以前からイギリスにはシャトルを打ち合う遊びがあったとかなかったとか。
諸説ある誕生の歴史も興味深い高速ラリーが魅力のバドミントンが、その名もズバリ『バドミントン3D』となってリリースされた。
ゲームの見どころ
●指先ひとつで放つ目にも留まらぬ高速ラリー
●ラケットを自分好みにカスタマイズ
指先ひとつで放つ目にも留まらぬ高速ラリー
本作の試合形式はシングルスでポイント制とシンプル。先取ポイントとゲーム数を専用のタグから選び、レベル100まで存在するCPUを相手に1対1のマッチを制していく。
飛び級はできず1レベルずつステップアップする必要があるが、自由に試合形式を変更できるので、つねに新鮮な気持ちで楽しめる。
基本的な操作はシャトルを打ち返すタップと任意の方向に打つ際のスワイプのみとわかりやすい。
また、打点が高いほどスマッシュが決まりやすいところはバドミントンの経験がなくとも直感的に判断できる遊びやすさ。
プロ顔負けのテクニックを自在に操れるのも本作の魅力だ。
一人称視点で飛んでくるシャトルの迫力は申し分なく、スマッシュを打ち返すときは自然とタップする指に力が入る。
派手な演出はなくユーザーインターフェイスもシンプル。余計な情報を省き実際の光景に近づけることで、リアリティが格段に増していると感じられたぞ。
ラケットを自分好みにカスタマイズ
リアリティを推している本作でラケット強化というゲーム的な要素を取り上げると、なんだかテーマと反していると感じる人もいるだろう。
しかし、実際に競技でも個々の打球感に合わせてガットを選んだり、木製やカーボン製などフレームを探したりする。
そういった点で言えばパワーやコントロールなど、各ラケットに4種類のステータスがあるのもまたリアルな要素だろう。
残念なのは4種類のステータスを個別に強化できない点だ。
つまり“まとめて強化”であり、各ラケットに性能が依存しているということである。
ラケットとガットそれぞれに特性があり、その組み合わせと微調整でステータスの伸びしろが変化したらよかったのになと考えてしまった。
さて、筆者にとってバドミントンとは、学生時代選手だった経験を持つ父親と幼少期に遊んだ思い出のスポーツ。それゆえに本気スイッチが入りやすく厳しいレクチャーに怯え、「嫌い、もうやらない」と突き放してしまった。
ゲームで例えるならコントローラを投げ出したようなもの。
そんな当時を思い出させてくれた本作には対戦機能がない。
ぜひとも実装してもらいたいところだが、まずは今度帰省したら「バドミントンやってみない?」と、今年で71才になる父親を誘ってみようと思っている。
P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら
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