Armello(アルメロ)のレビュー・評価情報まとめ

【新作】獣族の英雄となり王座を奪い合う名作ストラテジーボードゲーム『Armello(アルメロ)』

投稿日 2019.06.01

多数の獣族が生きるアルメロ王国。この世界はいままさに滅びをもたらす穢れに侵された獣王によって危機的状況に陥っている。

そんな現状を打破するため各獣族の英雄たちが集結。新たな王の座を奪い合う私利私欲の争いが勃発してしまう。

本記事で紹介する『Armello(アルメロ)』は、2015年9月にPC版がリリースされて以降、PlayStation4やXbox Oneに移植。戦略性の高さから多くの話題を集めた、ボードゲーム感覚で楽しめるストラテジーゲームだ。

ゲームの見どころ
●戦略性の高いカードを駆使した硬派なボードゲーム
●ゲームの仕組みを学ぶ充実のシングルモード

本作は最大4人のプレイヤーと英雄の座を奪い合う対戦ゲーム。

戦闘力や精神力、身体や知恵といったステータスの異なる各獣族から1体を選択し、6角形のタイルで描かれたフィールドの中央に位置するアルメロ城に君臨する穢れし王の討伐を目指していく。

毎ターンごとにアクションポイントを使ってフィールドを移動。提示されるさまざまなクエストを攻略しながらステータスを上げ、各所に点在する街を占領して資金を稼ぐなどしながら、穢れし王を倒すための準備を整えていく。

また、英雄によって昼型や夜型といった得意な時間帯があるほか、地形を活かした戦術を考えることもできる。

いつどんなタイミングで行動を起こすか、対戦相手の状況を追いながら毎ターン作戦を練っていこう。

そして、バトルは同じタイルに乗せることで発生。両者、戦闘力のステータスに応じた数のダイスを振り、防御ダイスの出目を上回る攻撃ダイスの出目がダメージに変換され、勝者がその場のタイルを支配することができる。

本来のボードゲームであれば細かなルールを把握する必要があるが本作では不要。CPUがすべて判定してくれるので複雑なボードゲームが苦手という人でも安心だ。

ゲームに登場するカードには、アイテム（装備品や消耗品に該当）、呪文（英雄やフィールドに効果を付与）、計略（資金を投入してライバルを妨害）と3つのジャンルがあり、毎ターン補充することができる。

選んだ英雄の知恵力に応じて所持できる最大数が異なる点もおもしろいポイントだ。

カードをドローするときの操作は実際に触れているような感覚。タイルを渡り歩いて領地を拡大していく流れは、ボードとカードふたつのゲームプレイを同時に味わえる本作ならではの魅力だ。

さらに、王殺し（穢れし王を倒して生還）、精霊石（精霊石4個を使って王の穢れを払う）、穢れ（王よりも強大な穢れを入手して倒す）、名誉（英雄の中で1番多く名誉ポイントを獲得かつ王が穢れのダメージを死亡）以上、4パターンの勝利条件を基準にジャッジされている。

対戦相手に応じて目まぐるしく戦況が変化していく中で勝利にもっとも近いルートを選び、ライバルを出し抜いていこう!!

カードゲームやボードゲームといったジャンルは複雑なルールが多く、1からマニュアルを読み解いていくのは面倒。興味はあっても手が出しにくいと感じる人もいるだろう。

しかし本作にはバトルやカード、呪文など、4つのカテゴリーに区分されたプロローグを通じてさまざまな仕組みを何度でも学ぶことができる。

また、ソロプレイモードではAIを相手に戦うだけでなく、ルームコードを設定すればフレンドを集めて気ままに遊ぶこともできる。

猛者が集まるオンライン対戦はハードルが高い、そう感じる人はまずソロプレイを通じて腕を磨くといいだろう。

なお、本作はアカウントを登録しないとマルチプレイが選択できない。

暗転して選べない場合はタイトル画面の“詳細”から“オプション”に進み、“オンラインへ切替！”を選んでログインしよう!!

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