レビュー
投稿日2019.03.24
虎視眈々と迫る驚異を排除せよ
476年から1492年の中世ヨーロッパを舞台に、さまざまな特性を持った統治者を相手に決断を下し、自身が統治する王国を守り繁栄させていく。
本記事で紹介する『ゲームオブキングス -Medieval Dynasty- 』は、選択肢を通じて隣国の驚異や陰謀を企む市民などを裁き、国政を思うがままに動かしていくシミュレーションゲームだ。
ゲームの見どころ
●簡単な選択肢が国を動かす奥深い駆け引き
●変動する勢力図がもたらす多彩なイベント
簡単な選択肢が国を動かす奥深い駆け引き
意志決定権を握る国の王として国民の要求を満たし平和を保つ。
その采配が国にどんな影響を与えるのか、あらゆる可能性を考えながら選択肢を選んで国を、そして後世に伝わる歴史を刻んていくのが本作のみどころだ。
テーマとは対象的にゲーム自体の仕組みはとてもシンプル。画面中央に対象者からの要望。その下に選択肢が表示され、プレイヤーはそれをタップで選んで決断するだけでいい。
軍事的な決定や処刑を命じることはあっても、その後の結果だけを待てばいいというわけだ。
選択肢に応じて画面上部に並ぶ情勢が増減し、その積み重ねが国王であるプレイヤーの評価に反映される。
本当に処刑すべきものは誰なのか。攻め入る驚異に対してどの同盟国に協力を求めるか。個々の説明文を参考に正しいと思うものを選んでいく。
ゲームとしては淡々としているし、ゴブリンやドラゴンといったモンスターの類も登場しない。
派手さに欠けると感じるかも知れないが、挿絵はどれも美しく中世の時代を動かしているんだという手応えを感じられる。
限りある生命を精いっぱい生き、それを後の世代が引き継いでいく。
自分だけの世界で歴史的な革命を起こしその血を紡いでいこう!!
変動する勢力図がもたらす多彩なイベント
本作には大小合わせて4,000を超えるイベントがあり、それを何世代にも渡って体験していく。
情勢のバランスを維持するすることは容易だが、それではゲームとして盛り上がりにかけてしまう。
国民や貴族のご機嫌ばかりとっているのもいいが、奴隷制度のあるこの世界で農奴の負担を軽減さたり、隣国に敵対するような行動をみせたらどうなるか試したくもなる。
さらに、11世紀末から13世紀にかけ、聖地エルサレムをイスラム教諸国から奪還するため派遣された遠征軍として知られる“十字軍”も登場。歴史的なイベントがプレイヤーの采配によって発生する。
大きな変化を与えるイベントが王国にどんな影響を与えるのか。
ゲームでしか成しえない自分だけの中世ヨーロッパ史を作り上げていこう!!
P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら
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