Minimal Escapeの概要

レビュー

投稿日2019.03.17

妖精のように小さく愛らしいキャラクターを待ち受けるのは、死を連想させる光景がどこまでも広がる薄暗い森や、活気を失った不気味な市街地など4つの世界。

なぜ、彼はそんな世界を旅しているのだろうか……。

本記事で紹介する『Minimal Escape』は、初見泣かせの多彩なギミックを乗り越え、世界の果てを目指す横スクロール型の2Dパズルアクションゲームだ。

ゲームの見どころ
●属性を宿し乗り越えるパズルアクション
●周回プレイも快適な全24のステージ攻略

世界の成り立ちやキャラクターの詳細をいっさい描くことなく唐突に始まる本作。

Aボタン（ジャンプ）、Bボタン（オブジェクトを押す）ふたつのアクションに加え、十字パッドを使ったツタの登り降りなど、とてもわかりやすいチュートリアルを学びながら冒険の準備を整えていく。

巨大なイバラやゆく手を阻む巨大な根、転げ落ちてくる岩や刃など、多彩なギミックはいずれも触れれば即死という過酷なルール。それらを回避するには十分引きつけ、的確な間合いで対処しなければならない。

触れるかどうかギリギリの駆け引きを強いられるが、それをマスターした瞬間の達成感は最高のひと言。ストイックなプレイスタイルが自然と心地よいのだ。

また、本作には本来落ちれば溺死、触れるだけで焼死してしまう危険なエリアを、水や火などの属性を宿し突破するおもしろい仕掛けが用意されている。

進むべき道がないと感じたときは、その近くの属性を変化させるひかりが隠れている。

単純な横スクロールにとどまらない多角的な視点でたのしめるステージ構成。焦らず冷静に属性のチカラを借りて、死を連想させる不気味な世界の果にあるゴールを目指そう!!

各ステージに点在する3つの星を集めることが目的のひとつだが、すべてを揃えるのは容易ではない。

やり込み要素といえば大げさだが、それなりの根気とプレイスキルが求められる。

そこで注目したいのがクリアーしたステージを自由に行き来できるセレクトモードの存在だ。

ひとまず星の回収にこだわらずステージクリアーを最優先。その後、気が向いたときにでも取り逃しのあるステージにリトライするほうが精神衛生上いいだろう。

なお、本作は広告動画を再生してコンテニューする方法のほか、360円で広告をオフにすればコンシューマゲームのようにボタンひとつでサクッとコンテニューできるようになる。

数えきれないほどの死を味わうことになるので、本作を気に入った場合は迷わずポチってしまうことをオススメするぞ!!

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