Max – The Curse of Brotherhoodの概要

魔法のペンで希望の道を切り開け

怪獣のおもちゃを片手にミニカーを破壊するやんちゃな弟のフィリックス。困り果てた兄のマックスは出来心で弟を消す方法をネットで検索。次の瞬間、時空を切り裂き現れた巨大な腕がフィリックスを連れ去ってしまう。

本記事で紹介する『Max – The Curse of Brotherhood』は、不思議なチカラを持つ魔法のペンを使い、異世界に消えた弟の救出を目指す横スクロールアクションゲーム。

巨大なモンスターや行く手を阻む大自然など、美しい世界と映画さながらの演出にも注目だ。

どこまでも美しく壮大な世界を彩る物理パズル

本作はPCやXbox One、プレイステーション4やNintendo Switchなど多くのプラットフォームでリリースされた人気の横スクロールアクションゲーム。

異世界に連れ去られてしまった弟。そのきっかけを作ってしまった兄のマックスは、恐れ知らずな持ち前の性格を活かしてさまざまな困難に立ち向かっていく。

時空の裂け目に飛び込んだマックスは、弟を掴んだまま立ち去ろうとする赤い目をした巨大なモンスターを発見。バーチャルパッドとジャンプボタンを駆使して、どんどん遠ざかっていく弟を追いかけていく。

崖を飛び越えたりロープでぶら下がったりと豪快なアクションが多いが、操作性がとてもよくシンプルで遊びやすい。

そしてもう1つ、冒険の序盤で入手する魔法のペンは、足場やロープなど生み出し道を繋ぐ便利なアイテム。使用できるのは特定の場所に限られているが、物理パズルと相性がよく格段にゲーム性を高めている。

想像力を刺激する物理パズルとスピーディで爽快感のあるアクション。2つの要素を織り交ぜたステージはどれも必見だ。

バーチャルパッドの入力感度に若干のストレスを感じるが、失敗したときのリスタートポイントは比較的近場なので恐れずガンガン攻めていこう!!

映画のように見入ってしまうストーリーパート

異世界に迷い込んでしまうオープニングから始まり、魔法のペンを入手する天高く伸びる大樹など、本作にはステージの節目に合わせてムービーパートが用意されている。

そのどれもがCGアニメ映画を彷彿とさせる見ごたえのある演出で、マックスの冒険を盛り上げる抜群の効果を発揮。全編英語だが十分ストーリー展開を感じ取ることができる。

なお、本作には“Playond”というプラットフォームを介する基本無料（制限付き）タイプと、そんなことを気にせず存分に楽しめる610円の買い切りタイプの2種類が存在する。

前者の場合は24時間毎に回復するエネルギーが必須。月々の定額料金を支払うことで他のゲームもプレイできるメリットがあるが、大半がローカライズされていないので敷居が高い。

個人的には本作を思う存分プレイできる後者の買い切りタイプがオススメ。

Nintendo Switch版のように日本語に対応していない点は残念だが、それを差し引いても余る大冒険が約束されているので興味がある人はぜひ、本作の購入を検討してもらいたい!!

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら