【新作】瞬きをしなければ即死亡!!憎悪に満ちた女幽霊の壮絶な人生を探るホラーADV『Evilnessa: The Book of Life』
投稿日 2018.09.27
Evilnessaシリーズついに完結!?
壮絶な人生を歩みこの世に強い恨みを抱き続けている女幽霊。
黒く陥没した不気味な目と何かを訴えるように開かれた大きな口、見るものすべての魂を奪う危険な彼女の生涯が刻まれた本を求め、森の奥深くでついに1件の洋館を発見する。
本記事で紹介するEvilnessa: The Book of Life』は、『Evilnessa: Nightmare House』と『Evilnessa: The Cursed Place』に続くシリーズ第3弾。
洋館に隠された本を探し出すことですべてが解決するのか、クライマックスを予感させる最新の探索ホラーゲームだ。
ゲームの見どころ
●目を閉じ恐怖を払うスリル満点の大捜索
●おぞましい記憶をたどる血に染まった世界
目を閉じ恐怖を払うスリル満点の大捜索
本作は『Evilnessa: Nightmare House』と『Evilnessa: The Cursed Place』に続く第3弾だが、具体的なストーリーのつながりやそれを示す明確なアプローチはない。
簡単にいえばいくつかのシチュエーションをめぐり、たどり着いたのが今作の洋館だと考えれば十分だろう。
女幽霊の名前はおそらくネサ、タイトル通りにいうならイビルネサといったところ。探索中に発生するノイズが近くに迫っていることを示し、目の前に突然現れ襲ってくるのがシリーズを通じてお約束となった彼女の得意技だ。
ネサを撃退するには画面右上に出現する目のアイコンをタップすること。つまり、目を閉じることでその場から撃退できるというわけだ。
少しでも直視してしまえば命を奪われてしまう駆け引きは、対処方法が簡単とはいっても毎回ドキドキしてしまう。
ワンパターンな出現方法なのでどうしても作業的な撃退になってしまうが、憎悪に満ちたネサの表情や悲鳴にも似た音には不快感を与える独特な雰囲気があってよかったぞ。
おぞましい記憶をたどる血に染まった世界
本作の目的は洋館に隠された4つの鍵を集め、地下に隠された1冊の本を探し出すことだ。
鍵はロッカーやクローゼットなど開閉可能なオブジェクトにランダムで隠され、それに触れることでネサの精神世界を連想させる赤い世界に導かれていく。
館内にあるカギはあくまでも赤い部屋への通行手形みたいなもので、その最深部にあるカギの回収こそが重要。動く床を渡り歩いたり魂を断つ巨大な釜を回避したりと、カギにたどり着くまでのプロセスはスリル満点だ。
また、赤い部屋の牢屋には黒い影が捕らわれているのだが、2度目の遭遇時には何かを訴えるように赤い目を宿してこちらを凝視するなど、カギの数に応じて徐々に変化をみせる。
牢屋から出してくれと訴えているのか、それともこれ以上関わるなと警告しているのか。無言で立ち尽くす影の姿はとても不気味だぞ。
すべての赤い部屋を踏破すると本が隠された地下への道が解放される。
ネサの過去と現在、さらには未来までが書き記されているという本をどう扱うか。本を発見以降、継続的に発生するノイズは視界を歪ませプレイヤーに心理的な恐怖を与えていく。
何をするのが正しいのか、周辺の情報と複数のアイテムを参考に紐解いていこう。
さて、今作で忌まわしき呪いから解放されるのかは不明だが、呪いの連鎖は続いていくのもホラーの醍醐味。次回作がリリースされることがあれば、「あれじゃ解けなかったか」と前向きに受け止め、彼女の念の深さに心の底から震えてほしい!!
P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら
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