レビュー
投稿日2018.07.02
荒廃したSF世界を生き抜くアクションRPG
Rekoo Japanのスマホアプリ『アンダーグラウンドシンフォニー』は、核戦争により荒廃した世界を舞台に戦いをくり広げるRPG。プレイヤーは人類の種の保存を目的とした“Re:Order教団”に所属するアリスとともに、世界に対して反逆を起こしたグリードを倒すために数々の任務をこなしていくことになる。
ゲームの見どころ
・片手でお手軽アクションを
・多彩な手段でキャラクターを育てる!
・プレイヤーを飽きさせない複数のバトルモード
片手でお手軽アクションを
バトルは、最大3キャラクターを引き連れてザコ敵と戦い、最後に待つボスを倒すとクリアーとなる。プレイヤーの基本的な操作は移動を行うのみで、攻撃は敵に近づけば自動で行ってくれるほか、移動もオートで行うお助け機能もついている。この機能を使えば片手でも楽に操作でき、お手軽にプレイしたいユーザーにとってはうれしい要素のひとつと言える。
操作性は非常にキビキビとしていて、ハイスピードで爽快感のあるアクションが楽しめる。通常攻撃こそ手に持った武器で眼の前を攻撃するのみのシンプルなものだが、以下で紹介する業と奥義は通常攻撃とは比べ物にならないほどの威力があり、まさに切り札といった感触!
その威力は、序盤のボスなら一撃で倒せるほどだ。敵が固まっている位置に業を設置してまとめて倒したり、ボス戦でまとめて使用して短時間で倒したりといった、業と奥義を加味した戦略を考えられるようになると、さらに本作のバトルを楽しめるだろう。
多彩な手段でキャラクターを育てる!
パーティーを組むキャラクターは、クエストの報酬や契約(ガチャ)で仲間にできる。アサシン、ガンナー、ベルセルク、イレイザー、マシーナリーの5つの職業の仲間が登場し、職業やキャラクターによって装備武器、リーダースキル、奥義が異なっている。
本作の育成は多種多様。キャラクター自身のレベルを上げて基礎能力を底上げできるほか、“カケラ”を消費して“進化”を行ったり、素材を消費して“天賦”の能力を付与するといった方法で育成が行える。また、武器と防具を鍛えることで、キャラクターはさらに強くなっていく。
バトルはオートで進行する簡単操作がウリだが、育成のほうはかなり骨太な内容。チクチクと少しずつキャラクターを育成していくゲーム性が好きな人なら、育成に没頭してプレイしまうかも。セオリーとしては主人公のアリスを集中的に鍛えつつ、序盤で仲間になるガンナーのラースを鍛えるのがいい。ガンナーの業は、敵単体に大ダメージを与える効果があり、序盤のクエストのボス戦ではかなり有効だからだ。
プレイヤーを飽きさせない複数のバトルモード
本作には、3人ひと組で戦う通常クエストのほか、さまざまなモードが搭載されている。
“アスガルド”は、ほかのプレイヤーとの共闘や対戦を行うモード。ボスを討伐するとレアな素材などが入手できるものになっている。
“コロッセオ”では、ほかのプレイヤーが登録したパーティーとのオートバトルが展開。
そのほか、毎週定期的に開催される“ラグナロク”では、40vs40の大規模PvPバトルが行えるなど、多種多様なバトルが楽しめるものになっている。各種モードは、プレイヤーレベルが上昇するごとに段階的に解放されていく。ラグナロクはプレイヤーが教団(ギルド)に所属しているとプレイできるので、ゲームを開始したらまずはどこかの教団に所属するのがおすすめだ。
通常クエストは、人類に反逆したグリードを阻止するために戦うストーリーが展開するのだが、少し進めるごとに物語に新たな謎が生まれ、先に進みたくてプレイの止め時を失うほど。クエストの数は多いが、ひとつひとつはオートを使えばサクサク進むので、ドンドンクリアーしていけるのでマンネリ化せずに楽しめた。
チュートリアルを兼ねて通常クエストをプレイすればランクSのキャラクターが数人揃うので、プレイヤーレベルのアップも兼ねて、まずは通常クエストをプレイしよう。キャラクターが揃うころにはいろいろな育成が行えるようになるので、そこからは育成の奥深さにドップリハマれるはず!
闇の世界を生き、影から世界を救う。しかも主人公は義体化した少女という、なんとも中二心をくすぐる設定の本作。タイトルにもなっている“アングラ”な雰囲気のサイバーパンク作品が好きな人は、ぜひプレイしていただきたいところ。明るいファンタジーRPGも好きだけど、たまにはアングラもね!