【先行プレイ】不朽の名作がスマホに登場!『ワイルドアームズ ミリオンメモリーズ』の魅力に迫る
投稿日 2018.09.14
ウェスタン×SFの世界が現代に蘇る
1996年にプレイステーションで発売された、西部劇のフォーマットにSF要素を落とし込んだ独特の世界観で人気を博した“荒野と口笛のRPG”『ワイルドアームズ』(以下『WA』)。
そのテイストが多くのファンに支えられ、2007年までに7タイトルが発売された本シリーズが十余年の時を経て、最新作『ワイルドアームズ ミリオンメモリーズ』としてスマートフォンに登場する。
本作はオーソドックスなRPGだった過去作からアクション要素を取り入れた形に変えつつも、シリーズキャラクターや世界観を踏襲。シリーズのバトルを支えた“フォースアビリティ”といった独自のシステムもうまくRPGに落とし込んでおり、懐かしくも新しい1本に仕上がっている。もちろん、BGMも口笛入り!
そんな『ワイルドアームズ』の遺伝子を継承した最新作『ワイルドアームズ ミリオンメモリーズ』の魅力の一端を紹介していこう。
▼先行プレイ動画はこちら
・連綿と続くウェスタンな世界観
・直感的な操作でクエストに挑め!
・ギアとARMでキャラクターを強化!
連綿と続くウェスタンな世界観
『ワイルドアームズ ミリオンメモリーズ』の物語の舞台は、これまでのシリーズでも一貫して物語の中心であった“惑星ファルガイア”。
古き良き西部劇にSF要素がアレンジされた世界観も、シリーズをプレイしたファンであれば懐かしさを感じるだろう。
また、本作では時系列やタイトルの垣根を超えてシリーズのキャラクターたちがなかばオールスター状態で登場する。
メインストーリーの中心となるのは初代『ワイルドアームズ』の主人公を務めたロディだが、ストーリー中に起きるさまざまな出来事を通じて別ナンバーのキャラクターと関わっていくことになる。
また、本作の大きな特徴として、操作キャラクターがガチャでなく、ストーリー進行で仲間に加わっていく。いつ誰が仲間になるのかも冒険を進める楽しみのひとつだ。
▲最初に仲間になる『WA3』の主人公“ヴァージニア”。二挺拳銃を武器に戦う新米渡り鳥だ。
▲『WA2』より登場のリルカ・エレニアック。さまざまなキャラクターがロディたちと関わっていく。
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▲カスケード興産を率いるジェイナス・カスケードは『WA3』からの登場。何やら不穏な雰囲気だが……?
直感的な操作でクエストに挑め!
本作のストーリーは、テキストベースで進行するシーンクエストと戦闘のあるバトルクエストの2種によって進行する。
バトルクエストは、ダンジョン最奥に待ち構えるボスの討伐を目的としたアクションRPG。プレイヤーキャラクターを3名まで編成してクエストに挑んでいく。操作キャラクターはバトル中に任意で変更可能で、控えに回ったメンバーのHPは少しずつ回復する。状況に応じてキャラクターを変更しつつ、ダンジョンを進もう。
過去作ではダンジョンに謎解き要素も数多く登場したが、本作ではそれらはオミットされ、短時間で遊べる作りに。オート機能もあるが、マップの宝箱などを無視するため、取り逃したくない場合はマニュアル操作がオススメだ。
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▲バトルクエストにはNPCを1名連れていける。協力して強敵を倒そう。
難しい操作はなく片手でプレイできるもうれしいところ。攻撃時は連続タップをすれば次々と攻撃をつなげていくコンボが発動し、タップを長押しすることで強力なチャージアタックをくり出すことができる。また、攻撃はコンボ攻撃の終盤を除いて回避アクションで動作をキャンセルできる。
また、敵の攻撃をギリギリで回避すると発生するジャスト回避や敵の攻撃に合わせてチャージアタックを当てるとダウンを取れるチャージカウンターといった、アクションを活かしたテクニカルな要素も。
回避と攻撃、そしてテクニックを組み合わせたスピーディーなアクションも本作のバトルの見どころだ。
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▲攻撃の射程はキャラクターによって異なる。銃を扱うヴァージニアは遠くから攻撃できる。
また、攻撃を当てる、受けることで右下のFP(フォースポイント)が溜まっていき、最大値まで溜まるとキャラクターごとに設定されたFA(フォースアビリティ)が発動可能になる。
フォースアビリティの内容はキャラクターによって異なるが、ステータスが上昇するなどバトルを有利に進められるものばかり。FPさえ溜まれば何度でも使うことができるので、細かく回転させて素早く敵を撃破しよう。
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▲ロディのFAは一定時間攻撃力が上昇する。
ギアとARMでキャラクターを強化!
各キャラクターはステータスを強化するギアとARMをそれぞれ3つづつ装備できる。
どちらもステータスを強化する装備品だが、ギアにはパーソナルスキル(自動的に効果が発動するパッシブスキル)が付与されたものがあり、ARMにはFP同様に攻撃を当てる、受けることで溜まっていくMPを消費して発動できるアクティブスキルが付与されたものがある。
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▲アクティブスキルは広範囲に大ダメージをばら撒くものが多い。とくにボス戦では頼りになるぞ。
前述のとおり、キャラクターはストーリー進行で入手していくため、ガチャではこのギアとARMが排出される。
本作のARMはAwaking of Resonant Memoriesの略で、ファルガイアの想い出をドラゴンフォシルという金属片に封じたデバイスという位置付け。
シリーズ作の名シーンやキャラクターが描かれているので、シリーズのファンは収集したARMに描かれたものから当時を懐かしむのもひとつの醍醐味になるだろう。
また、ARMには属性があり、敵の弱体属性のARMで攻撃すれば、効率的にダメージを与えられる。キャラクター自体に属性はなく、ARMさえ付け替えれば好きなキャラクターで自由に戦えるのはファンにとってうれしいポイントだ。
▲ARMに描かれたシーンをどれだけ知っているか、覚えているかもシリーズファンならではの楽しみかた。
今回遊ばせていただいたのは開発中のバージョンだが、マルチプレイ要素がなく、ひとりでじっくり楽しむタイプのRPGという印象。奇をてらったシステムはなく、育成要素も最低限に留められており、最近のスマホRPGに比べると非常にシンプルでとっつきやすい。いまはほとんどゲームをしないが懐かしさから本作を手にとったという人でも、安心してプレイできるはず。
シリーズファンはもちろん、最近の複雑なゲームに疲れたという人にもオススメだ。
※画面は開発中のものです。
▼先行プレイ動画はこちら