【新作】西暦2554年から未来人が!! 滅亡にいたる世界の真相に迫るアドベンチャー『人類終焉』
投稿日 2018.03.06
謎解きで学ぶ滅亡へのプロセス
ある平日の午後、都心部の郊外にある倉庫に不審者がいると通報が入った。
事件の可能性があることから中島刑事は橘警部を連れて現場に出かけ、そこで彼らは西暦2554年から来たと語る奇妙な男と遭遇するのだが……。
本記事で紹介する『人類終焉』はガラケー時代から続くゲームサイト、Mocoゲームが手掛けるスマホ&タブレット向け無料アプリの最新作だ。
●非現実的な物語に秘められたリアルなテーマ
●失敗が許されない真剣勝負の謎解き
非現実的な物語に秘められたリアルなテーマ
この『人類終焉』を始めて知ったとき、真っ先に脳裏をよぎったのが、1999年7月に人類は滅亡すると噂されたノストラダムスの大予言を筆頭に、国内メディアはもちろん世界中で巻き起こった空前の終末ブームだ。
第3次世界対戦や地球規模の環境汚染など、近い将来起こるかもしれないとされている危機と結びつけ、あらゆるカタチで終末思想がくり広げられてきた。
中島刑事と橘警部は通報のあった都内某所の倉庫で、ブームで終わったはずの終末思想を語る西暦2554年から来たという奇妙な男と出会う。
これは偶然ではなく必然、そう言いたげな男とのやりとりを通じて、プレイヤーは滅亡にいたるさまざまな可能性を目の当たりにしていくのだ。
タイムマシンに乗って現代に戻ってきたという緑髪の男”納言”は、この突飛な話を中島や橘が信じてくれる存在かどうかを試すため、ひとつの問題を提示。プレイヤーはそれをスマホゲームでおなじみの謎解き感覚で解明していく。
その内容は、我々が生きる地球とそれを取り巻く宇宙に関する仕組み、タイムトラベルを語るうえで欠かせないテーマが多く、ゲームを通じてたくさんの学びを経験できるのが大きな特徴だ。
ノストラダムスの大予言はハズレはしたが、いまなお滅亡の引き金になってもおかしくない火種が数多くくすぶっている。
納言が語る人類滅亡の原因はどこにあるのか、本当は2000年に戻りたかったという彼の目的と真意を描く、全5章からなるショートストーリーはどれも目が離せないぞ!!
失敗が許されない真剣勝負の謎解き
地球について学ぶことが多い本作の謎解きには、ひとつ注意しなければならない要素がある。
それは、推理を1度でも間違えればゲーム終了というストイックなシステムだ。もちろん何度でもリトライできるのだが、唐突に終わってしまうその演出が強烈で何とも悲しい気持ちになってしまう。
カウントされた失敗の数がゲームに影響を与えるかは不明だが、当然、納言の話はそこで中断され目的を追求することができなくなる。
フィクションでありながらどこか現実味のある内容だけに失敗は後味が悪く、何度でもリトライしたいと前向きにさせてくれるのも魅力だろう。
なお、2018年03月05日時点でプレイできるシナリオは全部で5つだが、今後のアップデートで追加されることが告知されている。
終焉へのカウントを止めることができるのかはもちろん、本当に納言が未来から来た人間なのかも気になるところ。人類に迫る危機をふたりの刑事といっしょに追求し、その回避策を真剣に考えてみよう!!
P.N.深津庵
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