レビュー
投稿日2018.01.18
色彩豊かな世界をスワイプ操作で駆け巡れ
いまいるこの地球が西暦何年であり、自分という存在が何者であるかもわからない。
すべての記憶が無数のメモリとなって拡散している空間で、それらを集めて失われたものを取り戻していくサイエンスアプリ『Mind Construct』。
ステージ上に散りばめられたメモリをスワイプで回収し、その数に応じて心の障壁をアンロック。
パズルのように描かれる絵柄から謎だらけの世界を紐解く、シンプルなゲーム性と奥深いSFストーリーが融合したカジュアルなアクションゲームだ。
●迫りくる障壁を回避してメモリを集めよう
●メモリを組み合わせて完成するSFストーリー
●“クオンタム”を使ってステージをカスタマイズ
迫りくる障壁を回避してメモリを集めよう
色彩豊かで不可解な空間の中心にあるサークル状の基地を拠点に、周囲に散りばめられた記憶の欠片“メモリ”を回収用の小さなサークルをスワイプで動かし、基地に向かって収縮していく障壁を回避しながら集めるのが本作の目的だ。
ステージごとに障壁のサイズや挙動が異なり、少しでも触れると回収用のサークルは分解し、基地に持ち帰ることができなかったメモリは散開してしまう。
制限時間内であれば何度でもリトライできるが、徐々に行動範囲が狭まっていく障壁との駆け引きはとてもスリルがあっていいぞ!!
メモリを組み合わせて完成するSFストーリー
本作の舞台や主人公の存在など、すべてが伏せられたまま始まる本作。
それらを集めたメモリで紐解き、美しいイラストとメッセージを合わせた16枚のレイヤーを通じて真実を目の当たりにしていく。
冒頭で西暦2118年の地球であることが判明するのだが、そこに記されていたのは“始まりがあれば終りもまたある”、“これは人類の運命の記録”と、最悪の結末を想わせるメッセージなのだ。
1枚のイラストを解放するのに必要なメモリ数が決まっており、ゲームの進行に合わせて達成ノルマが上昇していく。
メモリを集めていくゲームパートは何度失敗してもよく、最終的に指定された数が揃えばイラストを入手できるカジュアルなゲーム性がとてもいい。
チャレンジ中のステージが難しいと感じたときはコンティニューせずにスキップ。攻略しやすいステージを探して世界の謎に迫っていこう!!
“クオンタム”を使ってステージをカスタマイズ
ステージ上を漂う四角い浮遊物“クオンタム”は、メモリ同様小さなサークルを使って回収することができる。
これは基地のデザインやゲーム中の音楽、ステージの背景を追加&カスタマイズするのに役立つもの。自分好みの組み合わせでゲームを楽しめるのだ。
また、メモリを吸い寄せるマグネットやサークルを守るシールドといったブーストアイテムと交換することもできる。
いずれもたくさんのクオンタムが必要で多用することはできないが、今回プレイした体感ではクオンタムの出現数が多いステージも幾度となく出現していた。
どうしても欲しい場合はスキップをくり返して稼ぎやすい場所を探すのもいいだろう。
16枚あるレイヤーにどんな未来が描かれ、どんな結末が待っているのか。
幻想的なイラストと音楽を楽しみながら最後まで楽しんでもらいたい!!
P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら
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角満&中目黒のこれ、知ってる?
毎日更新午前7時に更新中
編集長!これ、どうでしょう!?